建築設備II

科目基礎情報

学校 釧路工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 建築設備II
科目番号 0088 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 建築学分野 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:大学課程建築設備(オーム社),参考書:図説やさしい建築設備,建築設備基本を学ぶ(学芸出版社),空気調和・衛生設備用語辞典(空気調和衛生工学会)
担当教員 佐藤 彰治

到達目標

1.給排水設備の簡単な管径等設計計算ができる。
2.定常熱負荷計算が理解できる。
3.電気設備,防災設備の概論が理解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1給排水設備の管径設計計算の手順が十分に理解でき,それを応用した色々なケースの管径計算ができる給排水設備の管径設計計算の手順が理解でき,それを応用した最低限の管径計算ができる。給排水設備の管径計算の手順が理解できない。
評価項目2定常熱負荷計算の方法・手順が理解でき,誤りがなく正確に計算することができる定常熱負荷計算の方法・手順が理解でき,ある程度正確に計算することができる定常熱負荷計算の方法・手順がほとんど理解できない。
評価項目3電気設備,防災設備の概論が完全に理解でき説明できる。 電気設備,防災設備の概論が必要最低限理解できる。 電気設備,防災設備の概論がほとんど理解できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 D 説明 閉じる
JABEE d-4 説明 閉じる

教育方法等

概要:
高度な機能を備えた現代建築にとって,建築設備が重要な役割を担っていること理解させる。
給排水衛 生設備の配管設計,空調負荷計算の他,電気設備,防災設備の概論に関する専門分野の講義を行い,各種設備の専門知識や設計技法を身につける。
授業の進め方・方法:
5年次前期の「建築設備Ⅰ」などで学んだ知識が必要である。
板書とスライドを用いて講義を進める。数回の課題提出を要求する。
2回の定期試験を行い,試験点数(後期中間×0.4+後期末×0.6)が60点以上で合格とする,これを最終評価とする。
上記合格点の場合,同点数80%,提出課題評価20%を最終評価とする。再試験は60点以上を合格とする。
再試験は60点以上を合格とする。
前関連科目:建築設備Ⅰ 後関連科目:空調設備
注意点:
教科書および配布した図表等を毎回持参すること。電卓、定規類を用意すること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 給水設備設計 給水管の配管の簡易設計ができること
2週 同上 同上
3週 同上 同上
4週 排水設備設計 排水管・通気管の配管の簡易設計ができること
5週 同上 同上
6週 同上 同上
7週 同上 同上
8週 後期中間試験を実施する
2ndQ
9週 空調負荷計算 設計用気象条件が理解できること。定常熱負荷,空調負荷計算ができること
10週 同上 同上
11週 同上 同上
12週 電気設備 照明・動力・電力設備の概要が理解できること
13週 同上 同上
14週 防災設備 防災設備の役割と消火設備の種類,設置規定などが理解できること
15週 同上 同上
16週 後期末試験を実施する

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野環境・設備人工照明について説明できる。4前12
照明計画および照度の計算ができる。4前12
熱貫流について説明できる。3前9
室温の形成について理解している。3前9
給排水管の管径の決定方法について知っている。4前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7
熱負荷計算法、空気線図、空気の状態値について説明できる。4前9,前10,前11
受変電・幹線設備について説明できる。4前13
動力設備について説明できる。4前13
照明・コンセント設備について説明できる。4前12
情報・通信設備について説明できる。4前13
消火設備について説明できる。4前14
排煙設備について説明できる。4前15
火災報知設備について説明できる。4前14
自然再生可能エネルギー(例えば、風力発電、太陽光発電、太陽熱温水器など)の特徴について説明できる。4前13

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000200100
基礎的能力0000000
専門的能力80000200100
分野横断的能力0000000