鉄筋コンクリート構造II

科目基礎情報

学校 釧路工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 鉄筋コンクリート構造II
科目番号 0090 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 建築学分野 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 新しい鉄筋コンクリート構造(森北出版):嶋津孝之、福原安洋、佐藤立美、太田和彦参考書:鉄筋コンクリート構造計算規準・同解説(日本建築学会)、鉄筋コンクリート構造(共立出版)、RC規準による鉄筋コンクリートの構造設計(鹿島出版会)
担当教員 草苅 敏夫

到達目標

1.梁と柱のせん断力に対する設計ができる。
2.柱梁接合部の設計ができる。
3.床スラブの設計ができる。
4.耐震壁の設計ができる。
5.基礎の設計ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
梁と柱に作用するせん断力に対する設計ができる補強筋の役割や算定方法を理解し、適切に設計できる補強筋の算定方法に基づいて計算することができる補強筋の算定ができない
柱梁接合部の設計ができる柱梁接合部に作用する力を理解し、適切に設計できる柱梁接合部の断面算定ができる柱梁接合部の断面算定ができない
床スラブの設計ができる床スラブの構造や断面算定を理解し、適切に設計ができる床スラブの規程を理解し、断面算定ができる床スラブの断面算定ができない
耐震壁の設計ができる耐震壁の構造や断面算定を理解し、適切に設計ができる耐震壁の規程を理解し、断面算定ができる耐震壁の断面算定ができない
基礎の設計ができる基礎の構造や断面算定を理解し、適切に設計ができる基礎の規程を理解し、断面算定ができる基礎の断面算定ができない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 D 説明 閉じる

教育方法等

概要:
梁と柱に作用するせん断力に対して有効に働く補強筋の役割や規程、算定方法を習得する。さらに、建物を構成する要素として床スラブや耐震壁、基礎を取り上げ、作用する力を理解し、それに対する断面算定手法や規程を学ぶ。
授業の進め方・方法:
講義を主体とするが、演習を取り入れながら理解を深める。
注意点:
建築士資格試験に欠くことのできない科目であり。実務においても重要な構造であることから、しっかりと習得すること。
電卓を持参すること。
問題は自分で解くこと。
成績評価は以下の通りである。
合否判定:2回の定期試験(前期中間50%+前期末50%)の平均が60点以上を合格とする。
最終評価:合否判定点+その他の評価点(±10点)
       その他の評価点:マイナス(居眠り、授業以外のことをする、私語・暴言)
                   プラス(ノートをしっかり取っている、積極的な授業への取り組み))
      ただし,最終評価の最高点は100点,最低点は60点とする.
再試験:不合格の場合には再試験を実施し、60点以上を合格とする。最終評価は60点と
する.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 せん断に対する設計(1) 梁のせん断補強が理解できる
2週 せん断力に対する設計(2) 梁のせん断設計が理解できる
3週 せん断力に対する設計(3) 柱のせん断補強が理解できる
4週 せん断力に対する設計(4) 柱のせん断設計が理解できる
5週 柱梁接合部(1) 柱梁接合部に作用する力を理解できる
6週 柱梁接合部(2) 柱梁接合部柱の断面算定方法を理解できる
7週 振り返り演習 応用問題を解くことができる
8週 中間試験
2ndQ
9週 床スラブ(1) 床スラブの構造や作用する力を理解できる
10週 床スラブ(2) 床スラブの断面算定方法を理解できる
11週 耐震壁(1) 耐震壁の構造や作用する力を理解できる
12週 耐震壁(2) 耐震壁の断面算定方法を理解できる
13週 基礎(1) 基礎の構造や作用する力を理解できる
14週 基礎(2) 基礎の断面算定方法を理解できる
15週 振り返り演習 応用問題を解くことができる
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力0000000
専門的能力10000000100
分野横断的能力0000000