応用数学C

科目基礎情報

学校 釧路工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 応用数学C
科目番号 0093 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 建築学分野 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 基礎解析学(改訂版) 矢野健太郎・石原繁 共著 (裳華房)必要に応じて、1~3年の教科書・問題集を参考にする。
担当教員 村上 公一

到達目標

ベクトルの微分積分、勾配、発散、回転、線積分、面積分を求められる。発散定理、ストークスの定理を利用できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目4ベクトルの微分積分、勾配、発散、回転、線積分、面積分を求められる。発散定理、ストークスの定理を利用できる。簡単なベクトルの微分積分、勾配、発散、回転、線積分、面積分を求められる。発散定理、ストークスの定理を利用できる。ベクトルの微分積分、勾配、発散、回転、線積分、面積分を求められない。発散定理、ストークスの定理を利用できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 C 説明 閉じる
JABEE c 説明 閉じる

教育方法等

概要:
ベクトル解析は、多くの工学系専門科目を学ぶ上で必要となる応用数学の項目である。この授業では、これらの基礎を理解し、基本的な計算をできるようにする。
授業の進め方・方法:
授業で指示された問や練習問題は必ず自学自習し、次の授業までに理解しておくこと。
定期試験の平均点で評価する。(100%)
上記成績が60点を越えた場合は、授業態度、レポート・課題点などを、基準の範囲内(+-10%)で加味する。
関連科目:1~3年数学
注意点:
3年までの数学を十分に習得していることが必要である。数学があまり得意でない学生や3年までの数学が十分習得できていない学生は、予・復習などをしっかりすること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 初回ガイダンス
ベクトルの復習
基本的なベクトル計算ができる。
2週 ベクトル代数 3次元空間のベクトルを理解する。
3週 内積・外積 内積と外積が計算できる。
4週 三重積 三重積が計算できる。
5週 ベクトル関数の微分 ベクトル関数の微分ができる。
6週 ベクトル関数の積分 ベクトル関数の積分ができる。
7週 問題演習
8週 前期中間試験:実施する
2ndQ
9週 勾配(1) 勾配の意味を理解し、計算できる。
10週 勾配(2) 勾配の意味を理解し、計算できる。
11週 発散 発散の意味を理解し、計算できる。
12週 回転 回転の意味を理解し、計算できる。
13週 位置ベクトルの勾配・発散・回転(1) 位置ベクトルについて、勾配・発散・回転が計算できる。
14週 位置ベクトルの勾配・発散・回転(2) 位置ベクトルについて、勾配・発散・回転が計算できる。
15週 問題演習
16週 前期期末試験:実施する
後期
3rdQ
1週 曲線(1) 曲線をベクトルで表せる。
2週 曲線(2) 接単位ベクトルや弧長が計算できる。
3週 スカラー場の線積分 スカラー場の線積分が計算できる。
4週 ベクトル場の線積分 ベクトル場の線積分が計算できる。
5週 曲面(1) 曲面をベクトルで表せる。
6週 曲面(2) 法単位ベクトルや面積が計算できる。
7週 問題演習
8週 後期中間試験:実施する
4thQ
9週 スカラー場の面積分 スカラー場の面積分が計算できる。
10週 ベクトル場の面積分 ベクトル場の面積分が計算できる。
11週 発散定理(1) 発散定理の意味を理解し、必要に応じて計算に利用できる。
12週 発散定理(2) 発散定理の意味を理解し、必要に応じて計算に利用できる。
13週 ストークスの定理(1) ストークスの定理の意味を理解し、必要に応じて計算に利用できる。
14週 ストークスの定理(2) ストークスの意味を理解し、必要に応じて計算に利用できる。
15週 問題演習
16週 後期期末試験:実施する

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力0000000
専門的能力10000000100
分野横断的能力0000000