概要:
フリーの温熱環境シミュレーションソフトの利用を通じて,パッシブデザインとは何かを体験的に理解することを目的とする。
建築計画,環境工学で学んだ基礎知識を応用する能力を身につける。
情報を収集・整理して建築環境的な課題を発見し、提案することができる。
授業の進め方・方法:
住宅の断熱性能との課題を発見し、解決に向けたパッシブデザインの提案、計画、シミュレーションを行う。
前半はシミュレーションソフトの使用法を学ぶ。その間,自己学習で日本の住宅の問題点等を把握しておくこと。
配布されるルーブリックを参考に、毎回自己目標を立てること。
毎週授業の終わりには、自己目標が達成できたか振り返りを行い、振り返りシートに記入し次回の目標を立てること。
シミュレーションモデルの作成は授業時間内で終わらないことが予想されるため各自時間外に進めておくこと。
(関連科目)計画や環境に関する科目全て
注意点:
評価の割合は以下の通りである。
(1)自己評価20%(主体性50%+課題発見・解決50%)
(2)プレゼンテーション40%(説明40%+スライド40%+質疑応答20%)
(3)最終報告書40%(体裁50%+論理的な文章30%+図表20%)
(1)ルーブリックを用いた学生の自己評価をもとに教員が評価する。
(2)中間報告会、最終報告会での学生による自己評価・相互評価をもとに教員が評価する。
(3)最終報告書をもとに、教員がルーブリックを用いて評価する。
60点以上を合格とし、そのまま評価点とする。再試験は行わない。
これまでの計画や環境工学に関する知識を総動員する必要があります。各自振り返りをしてから授業に臨むこと。
窓や庇などが室温や暖冷房負荷にどれくらい影響するか、シミュレーションを通じて感じ取ってもらいたい。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建築系分野 | 環境・設備 | 日照および日射の調節方法について説明できる。 | 4 | 前1,前2,前3,前4,前5 |
室温の形成について理解している。 | 4 | 前1,前2,前3,前4,前5 |
エネルギー削減に関して建築的手法(建築物の外皮(断熱、窓など))を適用することができる。 | 4 | 前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15 |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。 | 3 | 前1,前2,前3,前4,前5,前6 |
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。 | 3 | 前2,前3,前4,前5 |
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。 | 3 | 前2,前3,前4,前5 |
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。 | 3 | 前8,前9,前13,前14,前15 |
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。 | 3 | 前15 |
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。 | 3 | 前8,前9,前13,前14,前15 |
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる | 3 | 前6,前7 |
複数の情報を整理・構造化できる。 | 3 | 前6,前7,前8,前9 |
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。 | 3 | 前6,前7,前8,前9 |
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。 | 3 | 前12,前13,前14 |
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。 | 3 | 前10,前11,前12,前13,前14,前15 |
事実をもとに論理や考察を展開できる。 | 3 | 前15 |
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。 | 3 | 前15 |
態度・志向性(人間力) | 態度・志向性 | 態度・志向性 | 周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。 | 3 | 前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15 |
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。 | 3 | 前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15 |
目標の実現に向けて計画ができる。 | 3 | 前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12 |
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。 | 3 | 前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15 |