言語と社会(フランス語)

科目基礎情報

学校 釧路工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 言語と社会(フランス語)
科目番号 0108 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 建築学分野 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 教科書:小笠原洋子『ピエールとユゴー[コンパクト版 DVD付き]』白水社,2019年.  参考書:『まいにちフランス語』(NHKラジオテキスト)NHK出版.  パトリック・ヴェイユ著・宮島喬他訳『フランス人とは何か』明石書店,2019年.  清岡智比古『フラ語問題集、なんか楽しいかも! 』 白水社,2019年.
担当教員 細見 佳子

到達目標

1.フランス語の発音、綴りを理解し、基本的な会話表現を身につける。            
2.フランス語の基本的な文法を理解する。
3.フランス語圏の文化について学ぶ。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1フランス語の発音、綴りを十分理解し、基本的な会話表現を使ったり、自己紹介をしたりすることができる。フランス語の発音、綴りを理解し、基本的な会話表現を概ね使うことができる。 フランス語の発音や綴りの理解ができない。
評価項目2フランス語の基本的な文法について十分に理解でき、活用できる。フランス語の基本的な文法について概ね理解でき、活用できる。 フランス語の基本的な文法が理解できない。
評価項目3フランス語圏の文化について十分に理解でき、説明することができる。フランス語圏の文化について概ね理解でき、ある程度説明することができる。フランス語圏の文化について理解できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 F 説明 閉じる
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教育方法等

概要:
フランス語をはじめて学ぶ人を対象とした授業であり、まずはフランスという国・フランスの街や、フランス語圏の文化について基本的な知識を身につけ、同時に、フランス語の発音、綴り、基本表現を学んでいく。フランス語の基本的な文法を学ぶ。
授業の進め方・方法:
☆予習・復習;語学の学習は「習うより慣れろ」と言われます。家庭学習用にDVDも付いていますので、十分に活用しましょう。余裕があれば、ラジオ講座やテレビ講座もおすすめです。
☆ヨーロッパの言語には、ある程度の共通性があります。英語はフランス語から大きな影響を受けた言語です。しかし、大きな違いもあります。フランス語の特徴を発音や文法を通して、発見していきましょう。
フランスに関する映像教材も可能な限り活用して授業を展開していきます。
☆会話の練習では、ペアで練習することもあります。積極性を求めます。
(釧路高専目標 A:30% F:70% JABEE目標 a f )。
★成績評価方法: 定期試験(期末)2回(60%)+小テスト・フランス語会話チェック(30%)+受講態度(10%)。平均点が60点以上の者を合格とする(合否判定=最終評価)。60点未満の者には、再試験あるいは課題提出を求め、60点以上を合格とする(最終評価は60点)。
★メッセージ:「言語と社会」の授業は、学んだ第二外国語の国へ行ってみたいと思ってもらおうということを意図しています。大きな声で発音したり、フランス語で会話をしたり、少し複雑な文法も学びますが、基本的には楽しく学んで、フランスを好きになってもらいたいと希望しています。
★関連科目:倫理社会、現代社会、歴史総合、歴史と文化、法学、英語
注意点:
遅刻・欠席をせず、積極的にフランス語会話などの授業に参加すること。教科書は毎回忘れず持参すること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業ガイダンス          
授業の進め方の説明。お互いの紹介。フランスとフランス語の基本情報を理解できる。
2週 アルファべ・発音記号
フランス語のアルファべを発音することができる。発音記号を理解できる。フランス語の音に慣れる。
3週 綴り字記号・綴り字の読み方・あいさつ フランス語の綴り記号を学び、綴り字を理解できる。お互いにフランス語で挨拶ができる。
4週 Leçon 1 主語人称代名詞・être①
主語人称代名詞と、動詞êtreの使い方を理解でき、文を作ることができる。
5週 Leçon 1 主語人称代名詞・être②・数詞0-10
自己紹介ができるようになる。数詞0-10の数を言うことができる。
6週 Leçon 2 不定冠詞・形容詞の性と数・avoir① 不定冠詞・形容詞の性と数を理解することができ、文を作ることができる。
7週 Leçon 2 不定冠詞・形容詞の性と数・avoir②
動詞avoirの使い方を理解することができ、文を作ることがる。
8週 パリの街案内 パリの観光名所・美術館・グルメ・ショッピングなどの情報を身につける。
2ndQ
9週 Leçon 3 定冠詞・-er動詞・否定文①
定冠詞・-er動詞の活用を理解することができ、文を作ることができる。
10週 Leçon 3 定冠詞・-er動詞・否定文② 否定文を理解することができ、文を作ることができる。好きなもの嫌いなものを聞くことができるようになる。
11週 Leçon 4 指示形容詞・faireの活用・疑問文① 指示形容詞・動詞faireの活用を理解することができ、文を作ることができる。
12週 Leçon 4 指示形容詞・faireの活用・疑問文②・数詞11-40 疑問文が作れるようになる。数詞11-40の数を言うことができる。
13週 Leçon 5 aller/venirの活用・前置詞と定冠詞の縮約・命令形①
動詞allerとvenirの活用を理解することができ、文を作ることができる。
14週 Leçon 5 aller/venirの活用・前置詞と定冠詞の縮約・命令形②
命令形を理解することができ、文を作ることができる。
15週 復習 理解を深める。
16週 前期末試験
後期
3rdQ
1週 Leçon6 所有形容詞・強勢形人称代名詞・疑問形容詞①
所有形容詞・強勢形人称代名詞を理解することができ、文を作ることができる。
2週 Leçon6 所有形容詞・強勢形人称代名詞・疑問形容詞②・数詞41-100
疑問形容詞を理解することができ、文を作ることができる。数詞41-100を言うことができる。
3週 Leçon7 部分冠詞・-ir動詞・vouloir①
部分冠詞・-ir動詞を理解することができ、文を作ることができる。
4週 Leçon7 部分冠詞・-ir動詞・vouloir②
動詞vouloirの活用を理解することができ、文を作ることができる。欲しいものを聞くことができる。
5週 Leçon8 非人称構文・直接目的語の人称代名詞・pouvoir①
非人称構文・直接目的語の人称代名詞を理解でき、文を作ることができる。
6週 Leçon8 非人称構文・直接目的語の人称代名詞・pouvoir② 動詞pouvoirの活用を理解することができ、文を作ることができる。時刻を聞くことができる。
7週 Leçon9 prendre・間接目的語の人称代名詞・代名動詞①
動詞prendreの活用・間接目的語の人称代名詞を理解でき、文を作ることができる。
8週 Leçon9 prendre・間接目的語の人称代名詞・代名動詞② 代名動詞の直説法現在を理解でき、文を作ることができる。値段を聞くことができる。
4thQ
9週 復習
理解を深める。
10週 Leçon10 近接未来・近接過去・中性代名詞①
近接未来・近接過去を理解でき、文を作ることができる。
11週 Leçon10 近接未来・近接過去・中性代名詞②
中性代名詞を理解でき、文を作ることができる。フランス料理を学ぶ。料理を選ぶことができる。
12週 Leçon11 比較級 比較級の文法を理解し、使うことができる。
13週 Leçon11 最上級
最上級の文法を理解し、使うことができる。

14週 これまで習った簡単なフランス語会話の確認 自己紹介・簡単な日常会話を確認する。
15週 総復習
総復習する。
16週 後期期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。3前1,前3,前5,前7,前8,前10,前12,前14,前15,後2,後4,後6,後8,後9,後11,後13,後14,後15
現代社会の考察現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。3前1,前8,後15
工学基礎グローバリゼーション・異文化多文化理解グローバリゼーション・異文化多文化理解それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。3前1,前3,前5,前7,前8,前10,前12,前14,前15,後2,後4,後6,後8,後9,後11,後13,後14,後15
様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。3前1,前3,前5,前7,前8,前10,前12,前14,前15,後2,後4,後6,後8,後9,後11,後13,後14,後15
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。3前1,前3,前5,前7,前8,前10,前12,前14,前15,後2,後4,後6,後8,後9,後11,後13,後14,後15

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合90001000100
基礎的能力90001000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000