統計学

科目基礎情報

学校 釧路工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 統計学
科目番号 0003 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 建設・生産システム工学専攻 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 工科の数学 確率・統計 第2版 田代嘉宏著 (森北出版) 必要に応じて、1~3年の教科書・問題集を参考にする。
担当教員 澤柳 博文,山﨑 俊博

到達目標

データから各種統計量を求め、相関係数、回帰直線が求められる。
いろいろな確率分布表とその期待値や分散が求められる。
母平均の推定・検定ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1データから各種統計量を求め、相関係数、回帰直線が求められる。データから各種統計量を求め、相関係数が求められる。データから各種統計量や相関係数が求められない。
評価項目2いろいろな確率分布表とその期待値や分散が求められる。基本的な確率分布表とその期待値や 分散が求められる。基本的な確率分布表とその期待値や 分散が求められない。
評価項目3与えられた平均値や分散またはデータから導いた平均値や分散から母平均の推定・検定ができる。与えられた平均値や分散の情報から母平均の推定・検定ができる。与えられた平均値や分散の情報から母平均の推定・検定ができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 C 説明 閉じる
JABEE c 説明 閉じる

教育方法等

概要:
記述統計を理解し、データの処理をできるようにする。また、確率、確率分布、母集団と標本について理解し、おもに母平均について統計的推定と検定のしかたを学ぶ。
授業の進め方・方法:
中間・期末の2回の試験の平均点で評価する。平均点が60点を超えた場合は、授業態度、レポート点などを基準の範囲内(+-10%)で加味する。再試は60点未満の試験について行い、その60%以上が出来れば合格となる。
注意点:
電卓を用意すること。毎時間演習をするので、時間内でできない問題は各自やること。試験の間違いを訂正したやり直しレポートを提出すること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス、ペイズの定理、反復試行 ・ペイズの定理を用いて確率を求められる。反復試行の場合の確率を求められる。
2週 確率変数の平均、分散 ・確率変数の平均(期待値)、分散を求められる。
3週 二項分布 ・二項分布の場合の平均、分散を求められる。
4週 資料の平均、分散 ・統計的資料から平均、分散、標準偏差を求められる。
5週 2変量の解析 ・共分散、相関係数を求められる。
6週 回帰直線 ・最小二乗法から回帰直線の公式を導くことができ、その方程式を求められる。
7週 前期中間試験 実施する
8週 正規分布 ・正規分布表を用いて確率が求められる。
2ndQ
9週 ポアソン分布 ・正規分布、二項分布とポアソン分布の関係を理解し、確率を求められる。
10週 母集団と標本、標本平均の分布 ・中心極限定理を理解して、正規分布に従う母集団から標本平均の確率分布を出し、標本平均の確率が求められる。
11週 母平均の推定 ・母平均の推定の考え方を理解し、標本平均が正規分布の場合に母平均を推定できる。
12週 母平均の検定 ・母平均の検定の考え方を理解し、標本平均が正規分布の場合に母平均の検定ができる。
13週 F分布、母平均のF推定
・F分布に従う条件を理解し、F分布表を用いて母平均のF推定ができる。
14週 母平均のF検定 ・標本数が少ない場合にF分布表を用いてF検定ができる。
15週 母平均の推定・検定の演習 ・問題の条件から用いる分布や適用方法を判断し、母平均の推定・検定ができる。
16週 後期期末試験 実施する

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力10000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000