アドバンストコンピューティング

科目基礎情報

学校 釧路工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 アドバンストコンピューティング
科目番号 0016 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 建設・生産システム工学専攻 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:ウェブページで説明とレポート出題を行う  参考書:川口直樹著 入門ビジュアル・コンピューティング ここからはじめるUNIX (日本実業出版社) Dale Dougherty, Arnold Robbins著 福崎俊博訳 sed & awk プログラミング 改訂版 (オーム社) Dave Thomasら著 田和 勝訳 プログラミング Ruby 第2版 言語編 (オーム社)
担当教員 林 裕樹

到達目標

コマンドシェルで、ファイルやディレクトリに対する操作ができる。
awkを使ったデータ処理ができる。
Rubyを使ったデータ処理ができる。
Pythonの基礎的なプログラミングが分かる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1コマンドシェル上で、ファイル操作やディレクトリを使った整理ができる。コマンドシェル上で、ファイル一覧の確認やコマンドの実行ができる。コマンドシェル上で、ファイル一覧の確認もコマンドの実行もできない。
評価項目2awkで複数の項目を使うような統計処理ができる。awkのスクリプトで簡単な処理を実行できる。awkを実行できない。
評価項目3Rubyでファイル入出力を使うなどの複雑な処理ができる。Rubyのスクリプトで簡単な処理を実行できる。Rubyを実行できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 C 説明 閉じる
JABEE d-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
コンピュータで定型的な作業を効率良く実行できるように、GUI環境でのマウスによる操作ではなく、CUI環境での操作を修得することを目標とする。
コマンドシェルによって多数のファイルに対する連続操作を自動化するなど、CUI環境ならではの効率の良い作業の方法を学ぶ。
授業の進め方・方法:
毎回出される課題を遂行し、コマンドシェルを通したコンピュータの操作を身につけていく。
前関連科目:アドバンストプログラミング

評価は、すべての課題が十分な内容で提出されたうえで、各課題の評価の平均が60点以上を合格とする。
ただし、レポートの提出状況などによって最大10%の範囲で評価を加減する。
注意点:
プログラミングについての極基本的な事項を理解し、キーボードによる文字の入力をある程度できることが望ましい。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 コマンドシェル環境の基本とテキストエディタの使い方 コマンドシェルとテキストエディタの基本的な使い方を実践できる
2週 ディレクトリツリーとファイル操作 ディレクトリのツリー構造を説明できる
3週 さまざまなコマンド コマンドの調べ方や使い方が説明できる
4週 シェルスクリプト シェルの基本的な動作や簡単なシェルスクリプトの作成方法が説明できる
5週 シェルスクリプト ループやコマンドライン引数を用いたシェルスクリプトを作成できる
6週 シェルスクリプト パス名の展開や関数定義、コマンドの結果を使った条件分岐ができる
7週 awk awkの動作モデルが説明できる
8週 awk 入力の扱い方やawkスクリプトの作成方法が説明できる
4thQ
9週 Ruby Rubyをインタラクティブに使う方法や、簡単なプログラミングの方法が説明できる
10週 Ruby Rubyスクリプトの作成方法や、基本的なプログラムの要素が説明できる
11週 Ruby 標準入出力やファイル入出力の使い方が説明できる
12週 Python Pythonの基本的なスクリプトの作成と実行の方法が説明できる
13週 Python Pythonの基本的なプログラムの要素や入出力の使い方が説明できる
14週 総合課題 与えられた課題をシェルやawk、Ruby、Pythonを使って解決できる
15週 総合課題 与えられた課題をシェルやawk、Ruby、Pythonを使って解決できる
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00001000100
基礎的能力0000000
専門的能力00001000100
分野横断的能力0000000