エネルギー変換工学

科目基礎情報

学校 釧路工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 エネルギー変換工学
科目番号 0010 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電子情報システム工学専攻 対象学年 専2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:「資源の熱エネルギー変換と環境汚染」(工業調査会)参考書:「実験でわかるエネルギーと環境」(秀和システム)参考書:「一般気象学(第2版)」(東京大学出版会)参考書:「電気エネルギー基礎」(オーム社)
担当教員 佐川 正人

到達目標

エネルギーと文明の発展について記述することができる.地球温暖化とエネルギーとの関係を区術することができる.新エネルギーについて記述することができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1中東戦争とエネルギーとの関係を記述できる.化石燃料を燃やした場合の各種ガスの発生量を計算できる.核分裂によるエネルギー計算ができる.太陽光発電に必要な地域環境について記述することができる.再生可能エネルギーについて記述することができる.石炭を燃やした場合のCO2発生量を計算できる.ウラン燃料と石炭とのエネルギー比較ができる. 石炭を燃やした場合のCO2発生量を計算できない.ウラン燃料と石炭とのエネルギー比較ができない.
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 D  説明 閉じる
JABEE d-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
現代は,そのエネルギーの中でも電気エネルギーが重要な役割を担っている.また,エネルギーの効率性・
経済性・安定性の課題解決が不可欠であると共に環境面での課題も重要である.本授業は,電気の発電
から消費までを環境面も総括してエネルギーに関する基礎と応用技術を学習する.新エネルギー発電技
術について周辺知識も含め学習し最新動向に関する知識を習得する.同時に簡単な地域の環境につい
て解析する能力を身につける.
授業の進め方・方法:
中間試験は実施する.プリントは再配布しない.遅刻は認めず欠席とする.マスコミで報道されるエネル
ギー関連・環境関連の動きについても授業に取り入れるので積極的に情報収集すること.新エネルギー
とは地域環境に左右され,CO2削減目標とは地球規模での環境問題である.このため,地域環境・地球
環境について半年間持続して関心を持てることが必須.学生の人数が3人以上では「輪読」形式を採用
する場合がある.
合否判定:定期試験2回の合計点が120点以上であること.
最終判断:最終評価=合否判定の点数(100点換算)
注意点:
『環境にやさしいエネルギー』というモノについて再考してみよう.なぜCO2を削減しなければならないの
か,H2Oならばいいのか,などマスコミの言葉に踊らされることなく,科学者の視点からもう一度考えてみ
ては?プリントの配布は一度のみ.中間試験は実施する.選択科目なので実力に応じて履修届を提出し
ましょう.若いときの時間を無駄にすることなく計画的に.特に遅刻をする学生は単位修得は不可能で
す.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンスと今後の方針について 今後の方針について理解できる
2週 エネルギーと文明(1回)
日本と世界のエネルギー消費の歴史と現状が理解できる.
3週 エネルギー変換技術概要(1)
エネルギー変換技術概要が理解できる
4週 エネルギー変換技術概要(2) エネルギー変換技術概要が理解できる
5週 化石燃料と原子力のエネルギー変換技術の概要(1) 化石燃料と原子力のエネルギー変換技術の概要が理解できる
6週 化石燃料と原子力のエネルギー変換技術の概要(2) 化石燃料と原子力のエネルギー変換技術の概要が理解できる
7週 太陽光発電 太陽光発電について理解できる.
8週 風力発電 風力発電について理解できる
2ndQ
9週 燃料電池 燃料電池について理解できる
10週 海洋エネルギー発電 海洋エネルギー発電について理解できる
11週 電気エネルギー利用(1) 電気エネルギー利用について理解できる
12週 電気エネルギー利用(2) 電気エネルギー利用について理解できる
13週 『京都議定書』から考えるエネルギー利用 『京都議定書』から考えるエネルギー利用について理解できる
14週 地球のエネルギー収支と『地球温暖化』 地球のエネルギー収支と『地球温暖化』について理解できる
15週 地域の温暖化現象 地域の温暖化現象について理解できる
16週 前期期末試験:実施する

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力0000000
専門的能力10000000100
分野横断的能力0000000