ロボティクス

科目基礎情報

学校 釧路工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 ロボティクス
科目番号 0011 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電子情報システム工学専攻 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 〈教材〉「ロボット入門」渡辺嘉二郎,小俣善史著(オーム社)
担当教員 小谷 斉之

到達目標

1.ロボットで用いるアクチュエータの種類と基本技術を説明できる
2.ロボットで用いる制御とセンサ技術を説明できる
3.ロボットの機構と動力学を説明できる
4.ロボットで用いる材料と部品を説明できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
ロボットで用いるアクチュエータの種類と基本技術ロボットで用いるアクチュエータの種類と基本技術を理解し,ロボットに応じて適切なアクチュエータを示すことができるロボットで用いるアクチュエータの種類と基本技術を理解しているロボットで用いるアクチュエータの種類と基本技術を理解していない
ロボットで用いる制御とセンサ技術ロボットで用いる制御とセンサ技術を理解し,ロボットに応じて適切な制御とセンサを示すことができるロボットで用いる制御とセンサ技術を理解しているロボットで用いる制御とセンサ技術を理解していない
ロボットの機構と動力学ロボットの機構と動力学を理解し,ロボットに応じた機構と動力学を示すことができるロボットの機構と動力学を理解しているロボットの機構と動力学を理解していない
ロボットで用いる材料と部品ロボットで用いる材料と部品を理解し,ロボットに応じて適切な材料と部品を示すことができるロボットで用いる材料と部品を理解しているロボットで用いる材料と部品を理解していない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 C 説明 閉じる
JABEE d-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
ロボットを制作・動作させるためには,機械工学,電子工学,制御工学,情報工学などといった様々な分野の複合技術であるメカトロニクス技術が必要となる.本講義では,様々な専門分野がそれぞれ関連していることを学び,また,自ら積極的に物事を調べ,説明する能力を付けてほしい.
授業の進め方・方法:
授業は主に〈教材〉の「ロボット入門」に沿って講義を進めていくので,各自で教材を読んで予習と復習を行い授業内容の理解を深めてください。また,必要に応じて適宜配布資料を配ります。講義内容は,まずロボットの構成要素とメカトロニクス技術の基本概要を学び,続いて各構成要素である駆動機,センサ,静・動力学および材料・部品設計の基礎知識を身につけて貰う。
定期試験(年一回)[100%]
合否判定 :1/3欠課を超えない範囲で講義に出席し,1回の定期試験の結果が100点満点で60点以上であること
最終評価 : 1回の定期試験の結果(100%)
注意点:
本科で学習した電気回路,計測工学,機械工学を学習することでロボットの製作や動作について深く理解することができます。様々な分野を広く知る必要がありますが,確実に理解するように努力をすること。
本科目は学修単位科目であるため,授業時間相当の自習学習(授業の予習・復習を含む)を行う必要がある.
授業や試験には数値計算を必要とする場合がありますので,関数電卓を準備して講義に参加すること.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ロボットの歴史と種類 ロボットについて説明できる.
2週 ロボットの構成(1) ロボットを構成するメカトロニクス技術を説明できる.
3週 ロボットの構成(2) ロボットを構成するメカトロニクス技術を説明できる.
4週 ロボットの基礎(1) ロボットを動作させるアクチュエータやその種類と技術を説明できる.
5週 ロボットの基礎(2) ロボットを動作させるアクチュエータやその種類と技術を説明できる.
6週 ロボットの制御(1) ロボットの知能となる制御技術と感覚器となるセンサ技術を説明できる.
7週 ロボットの制御(2) ロボットの知能となる制御技術と感覚器となるセンサ技術を説明できる.
8週 ロボットの制御(3) ロボットの知能となる制御技術と感覚器となるセンサ技術を説明できる.
4thQ
9週 ロボットの機構(1) ロボットの動作させる機構とその動力学について説明できる.
10週 ロボットの機構(2) ロボットの動作させる機構とその動力学について説明できる.
11週 ロボットの機構(3) ロボットの動作させる機構とその動力学について説明できる.
12週 ロボットと人 人間工学や感性工学を背景に,ロボットと人との関係について説明できる.
13週 ロボットの材料と部品(1) ロボットの材料や部品について説明できる.
14週 ロボットの材料と部品(2) ロボットの材料や部品について説明できる.
15週 ロボットの材料と部品(3) ロボットの材料や部品について説明できる.
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力0000000
専門的能力10000000100
分野横断的能力0000000