アドバンストプログラミング

科目基礎情報

学校 釧路工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 アドバンストプログラミング
科目番号 0016 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電子情報システム工学専攻 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 松下ら「POV-Rayで学ぶはじめての3DCG制作」講談社,ISBN978-4-06-153827-6/担当教員オリジナル実習用ウェブページ/参考書:3Jプログラミング言語IIAウェブページ
担当教員 栁川 和徳

到達目標

1. 任意の線画生成処理をタートルグラフィックスで効率良く(制御構造や関数等を適切に利用して)記述できる.
2. 複数の任意形状からなる複雑なシーン生成処理をPOV-Rayで効率良く(制御構造やマクロ等を適切に利用して)記述できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1任意の線画生成処理を最適に記述できる.任意の線画生成処理を効率良く記述できる.線画生成処理を記述できない.
評価項目2複数の任意形状からなる複雑なシーン生成処理を最適に記述できる.複数の任意形状からなる複雑なシーン生成処理を効率良く記述できる.シーン生成処理を記述できない.

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 C 説明 閉じる
JABEE d-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
CG 自動生成に関する実習を通じて,プログラミング能力(作業を自動化・省力化する能力,アイディアを実現・改善する能力)の修得を目的とする.
関連科目:アドバンストコンピューティング
授業の進め方・方法:
授業方法:講義・計算機実習
評価方法:試験(定期試験または再試験)✕50%+自由制作✕30%+実習課題✕20%
合否判定:最終評価≧60%を合格とする.
注意点:
・すべての課題に対し,完全なレポートを所定の期限までに提出すること.欠席した場合にも登校した際に必ず取り組むこと.
・実習では極力,GUI に頼らず,キーボード操作による作業を中心とする.したがって,本科目を受講するためには,最低限のタイピング能力が要求される.
・本科目は,CG の単なる作成を目的とするものではない.作業の効率化を目的とする.CG は単なる手段(例題)にすぎない.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス,実習環境整備 指示に従って実習用計算機環境を整備できる.
2週 C言語によるタートルグラフィックス:1 線画の生成方法を実践・理解できる.
3週 C言語によるタートルグラフィックス:2 線画生成の自動化方法を実践・理解できる.
4週 C言語によるタートルグラフィックス:3 線画生成の自動化方法を実践・理解できる.
5週 C言語によるタートルグラフィックス:4 プログラミングの効率化方法を実践・理解できる.
6週 C言語によるタートルグラフィックス:5 プログラミングの効率化方法を実践・理解できる.
7週 C言語によるタートルグラフィックス:6 独自の発想による線画生成プログラムを実現できる.
8週 中間試験 第2週から第7週までの学習成果を提示できる.
2ndQ
9週 POV-Ray による 3D-CG:1 チュートリアルに従って 3D-CG 生成方法を実践・理解できる.
10週 POV-Ray による 3D-CG:2 基本的なモデリング方法を実践・理解できる.
11週 POV-Ray による 3D-CG:3 効率的なモデリング方法を実践・理解できる.
12週 POV-Ray による 3D-CG:4 モデリングの自動化方法を実践・理解できる.
13週 POV-Ray による 3D-CG:5 モデリングの自動化方法を実践・理解できる.
14週 POV-Ray による 3D-CG:6 独自の発想による 3D-CG 生成プログラムを実現できる.
15週 POV-Ray による 3D-CG:7 独自の発想による 3D-CG 生成プログラムを実現できる.
16週 期末試験 第9週から第15週までの学習成果を提示できる.

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合50000500100
基礎的能力0000000
専門的能力0000000
分野横断的能力50000500100