ネットワーク工学特論

科目基礎情報

学校 釧路工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 ネットワーク工学特論
科目番号 0028 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電子情報システム工学専攻 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 配布資料によって行う, 参考書: 村上泰司 ネットワーク工学(森北出版), 勝山豊 通信ネットワーク工学(森北出版)
担当教員 戸谷 伸之

到達目標

1.基本から最新までのコンピュータネットワーク技術について概要を理解できる.
2.ネットワークを構成する多様な技術の知識や基本的な原理について理解できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1コンピュータネットワークに課せられた課題について理解できる.コンピュータネットワークに使用される技術の妥当性を理解できる.コンピュータネットワーク技術について概要を理解できない.
評価項目2ネットワークを構成する多様な技術に要求される課題を発見できる.ネットワークを構成する多様な技術の必要性と高性能化の原理について理解できる.ネットワークを構成する多様な技術の知識や基本的な原理について理解できない.
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 D  説明 閉じる
JABEE d-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
この講義では,コンピュータネットワーク技術の基礎を中心として講義し,典型的な応用技術についても簡単な例に基づいて紹介する.
授業の進め方・方法:
座学を中心とし,ネットワーク工学の基礎的項目を中心に講義し,インターネットで利用されている技術を具体例として挙げながら,伝送速度の高速化などの応用技術へと展開する.

合否判定:二回の定期試験の結果の平均が100点満点で60点以上であること
最終評価:二回の定期試験の結果の平均[100%]
注意点:
ノートを持参してください.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 現代社会におけるコンピュータネットワークの発展 コンピュータによるネットワークの概念を理解できる.
2週 コンピュータネットワークの構成要素 ネットワークを構成するための基本要素を理解できる.
3週 コンピュータネットワークの構成要素で用いる技術 ネットワークを構成するための要素で用いられる技術を理解できる.
4週 コンピュータネットワークを構成するための物理的な接続技術 ネットワークを構成するための物理的な接続技術を理解できる.
5週 LANを構成する技術1. LANを構成するための信号処理技術について理解できる.
6週 LANを構成する技術2. 無線LANを構成するための信号処理技術について理解できる.
7週 LANを構成する技術3. LANを高速化するための技術について理解できる.
8週 広域ネットワークモデル. 複数のプロトコルを組み合わせて構成される開放型システム間相互接続について理解できる.
2ndQ
9週 広域ネットワークの構成技術1. 複数のLANを接続して構成される広域ネットワークについて基本原理を理解できる.
10週 広域ネットワークの構成技術2. 広域ネットワークにおいて必要となるアドレスやルーティングについて理解できる.
11週 広域ネットワークの構成技術3. 広域ネットワークにおいて必要となる転送制御について理解できる.
12週 広域ネットワークのサービス. 広域ネットワーク上で実現できるサービスについて理解できる.
13週 広域ネットワークの情報提供サービスについて1. 広域ネットワーク上でユーザが直接やり取りする情報の提示に必要な技術について理解できる.
14週 広域ネットワークの情報提供サービスについて2. 広域ネットワーク上で音声信号を伝送するための技術について理解できる.
15週 広域ネットワークの情報提供サービスについて3. 広域ネットワーク上で構成される仮想私設ネットワークや暗号化技術について基本原理を理解できる.
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力0000000
専門的能力10000000100
分野横断的能力0000000