到達目標
・いろいろな確率を求めることができる。余事象の確率、確率の加法定理、排反事象の確率を理解している。
・2次元のデータを整理して、相関係数・回帰曲線を求めることができる。
・条件付き確率を求めることができる。確率の乗法定理、独立事象の確率を理解している。
・標本平均の平均と分散を計算できる。正規分布表を用いて信頼区間を計算できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1(A-1) | いろいろな確率を求めることができる。余事象の確率、確率の加法定理、排反事象の確率を十分理解している。 | 基本的な確率を求めることができる。余事象の確率、確率の加法定理、排反事象の確率を理解している。 | 基本的な確率を求めることができない。余事象の確率、確率の加法定理、排反事象の確率を理解していない。 |
評価項目2(A-1) | 条件付き確率を求めることができる。確率の乗法定理、独立事象の確率を十分理解している。 | 条件付き確率を求めることができる。確率の乗法定理、独立事象の確率を理解している。 | 条件付き確率を求めることができない。確率の乗法定理、独立事象の確率を理解していない。 |
評価項目3(A-1) | 2次元のデータを整理して、相関係数・回帰曲線を求めることができる。 | 2次元のデータを整理して、相関係数を求めることができる。 | 2次元のデータを整理し、相関係数を求めることができない。 |
評価項目4(A-1) | 標本平均の平均と分散
の求め方を十分理解し、計算できる。 | 標本平均の平均と分散
を求めることができる。 | 標本平均の平均と分散
を求めることができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
確率・統計に関する基礎的な事柄を扱う。確率に関しては、特に独立試行、反復試行の確率、条件付き確率を扱う。さらに、確率変数と確率分布の見方を養い、二項分布・正規分布に拡張する。統計に関しては、主として統計的推測を扱う。
授業の進め方・方法:
・教科書に沿った内容を扱う。ただし、新しい概念は問題を解くことにより理解が深められるので、演習問題を多く課する。
注意点:
・教育プログラムの学習・教育到達目標の割合はA-1(100%)とする。
・総時間数45時間(自学自習15時間)
・自学自習時間(15時間)は、日常の授業(30時間)に対する予習・復習、レポート課題の解答作成、試験のための学習を総合したものとする。
・評価については、合計点数が60点以上で単位習得となる。その場合、各到達目標項目の到達レベルが標準以上であること、教育プログラムの学習・教育到達目標の各項目を満たしたことが認められる。
なお、「新編高専の数学3」(森北出版)の中の対応する項目について、参考書・問題集として利用する。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
1章 確率 1 確率とその基本性質 事象と確率
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事象の確率の定義により確率を求めることができる。
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2週 |
確率の基本性質(1) |
和事象・積事象・排反事象を理解する。
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3週 |
確率の基本性質(2) 2 いろいろな確率の計算 独立試行とその確率(1) |
和事象・余事象の確率を求めることができる。独立の定義を理解する。
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4週 |
独立試行とその確率(2)、反復試行とその確率 |
独立な試行の確率、反復試行の確率を求めることができる。
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5週 |
条件付確率 |
条件付確率の定義を理解し、乗法定理を用いて確率を計算できる。
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6週 |
いろいろな確率の計算 |
いろいろな事象の確率を求めることができる。ベイズの定理を理解する。
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7週 |
2章 データの整理 2 2次元のデータ 相関関係 |
最小自乗法および回帰直線の意味を理解する。
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8週 |
中間試験 |
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4thQ |
9週 |
3章 確率変数と確率分布 1 確率分布 確率変数と確率分布(1) |
確率分布を求めることができる。確率変数の平均、分散・標準偏差を求めることができる。
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10週 |
確率変数と確率分布(2) |
確率変数aX+bの平均・分散・標準偏差を求めることができる。
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11週 |
二項分布 2 正規分布 正規分布(1) |
二項分布を理解し、平均と分散を計算できる。連続分布を理解する。
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12週 |
正規分布(2) |
正規分布を理解する。標準化を用いて割合を計算できる。
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13週 |
二項分布と正規分布 |
二項分布の正規分布による近似を理解し、確率を求めることができる。
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14週 |
母集団と標本(1) |
標本平均の平均と標準偏差を求めることができる。
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15週 |
後期末試験 |
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16週 |
4章 推定と検定 1 統計的推測 母集団と標本 |
母平均・母比率を求めることができる。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 数学 | 数学 | 数学 | 定数係数2階斉次線形微分方程式を解くことができる。 | 2 | |
独立試行の確率、余事象の確率、確率の加法定理、排反事象の確率を理解し、簡単な場合について、確率を求めることができる。 | 2 | |
条件付き確率、確率の乗法定理、独立事象の確率を理解し、簡単な場合について確率を求めることができる。 | 2 | |
1次元のデータを整理して、平均・分散・標準偏差を求めることができる。 | 2 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 80 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |