機械製作実習Ⅱ

科目基礎情報

学校 旭川工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 機械製作実習Ⅱ
科目番号 0020 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実習 単位の種別と単位数 履修単位: 3
開設学科 機械システム工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 3
教科書/教材 機械実習1・機械実習2(嵯峨・中西 監修 実教出版)/プリント
担当教員 立田 節雄,技術職員

到達目標

1.機械製作に必要な知識と技術を身につけることができる。
2.安全に作業を行うための心構えと方法を理解できる。
3.共同で作業を行うさいのルールを理解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1機械製作に必要な知識と技術を身につけ、応用することができる。機械製作に必要な知識と技術を身につけることができる。機械製作に必要な知識と技術を身につけることができない。
評価項目2安全に作業を行うための心構えと方法を理解し、実践できる。安全に作業を行うための心構えと方法を理解できる。安全に作業を行うための心構えと方法を理解できない。
評価項目3共同で作業を行うさいのルールを理解し、実践できる。共同で作業を行うさいのルールを理解できる。共同で作業を行うさいのルールを理解できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 機械システム工学科の教育目標③ 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 本科の教育目標② 説明 閉じる

教育方法等

概要:
1.機械製作実習Ⅱでは、圧縮空気で作動するオシレーティングエンジンを製作する。
2.オシレーティングエンジンの部品製作、組み立て、調整、性能試験を行うことで、加工精度や組み立て精度の重要性を認識し、それぞれの作業の関連性を理解する。
授業の進め方・方法:
1.クラスを5班に分け、ローテーションで7工程の実技を習得する。
2.作業の経過と結果を記録し、実習レポートを必ず期限内に提出する。
注意点:
1.指導者の指示に従うこと。
2.安全意識を高く持ち、危険予知能力を身につけること。
3.具体的な評価方法については、初回のガイダンスで説明する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 実習の内容、安全に作業を進めるための留意点が理解できる。
2週 フライス盤 平面切削,穴あけ,ねじ切りができる。
3週 フライス盤 平面切削,穴あけ,ねじ切りができる。
4週 フライス盤 平面切削,穴あけ,ねじ切りができる。
5週 研削盤,表面粗さ 円筒研削および平面研削の仕方がわかる。表面粗さの表示方法と測定方法がわかる。
6週 溶接 下向き突合せ溶接および水平すみ肉溶接ができる。
7週 溶接 下向き突合せ溶接および水平すみ肉溶接ができる。
8週 溶接 下向き突合せ溶接および水平すみ肉溶接ができる。
2ndQ
9週 溶接 下向き突合せ溶接および水平すみ肉溶接ができる。
10週 旋盤 外丸削り,面削り,内面段加工,ドリル加工,ねじ切り加工,四爪チャックの取り扱いができる。
11週 旋盤 外丸削り,面削り,内面段加工,ドリル加工,ねじ切り加工,四爪チャックの取り扱いができる。
12週 旋盤 外丸削り,面削り,内面段加工,ドリル加工,ねじ切り加工,四爪チャックの取り扱いができる。
13週 旋盤 外丸削り,面削り,内面段加工,ドリル加工,ねじ切り加工,四爪チャックの取り扱いができる。
14週 NC旋盤 NC旋盤の操作方法,プログラミング・加工技術がわかる。
15週 NC旋盤 NC旋盤の操作方法,プログラミング・加工技術がわかる。
16週
後期
3rdQ
1週 NC旋盤 NC旋盤の操作方法,プログラミング・加工技術がわかる。
2週 NC旋盤 NC旋盤の操作方法,プログラミング・加工技術がわかる。
3週 5軸MC 5軸MCの操作方法,プログラミング・加工技術がわかる。
4週 5軸MC 5軸MCの操作方法,プログラミング・加工技術がわかる。
5週 5軸MC 5軸MCの操作方法,プログラミング・加工技術がわかる。
6週 5軸MC 5軸MCの操作方法,プログラミング・加工技術がわかる。
7週 複合加工機 複合加工機の操作方法,プログラミング・加工技術がわかる。
8週 複合加工機 複合加工機の操作方法,プログラミング・加工技術がわかる。
4thQ
9週 複合加工機 複合加工機の操作方法,プログラミング・加工技術がわかる。
10週 複合加工機 複合加工機の操作方法,プログラミング・加工技術がわかる。
11週 組立および性能評価 オシレーティングエンジンの組み立て・調整・性能評価ができる。
12週 組立および性能評価 オシレーティングエンジンの組み立て・調整・性能評価ができる。
13週 組立および性能評価 オシレーティングエンジンの組み立て・調整・性能評価ができる。
14週 組立および性能評価 オシレーティングエンジンの組み立て・調整・性能評価ができる。
15週 組立および性能評価 オシレーティングエンジンの組み立て・調整・性能評価ができる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の工学実験・実習能力機械系分野【実験・実習能力】機械系【実験実習】アーク溶接の原理を理解し、アーク溶接機、アーク溶接器具、アーク溶接棒の扱い方を理解し、実践できる。4
アーク溶接の基本作業ができる。4
旋盤主要部の構造と機能を説明できる。4
旋盤の基本操作を習得し、外丸削り、端面削り、段付削り、ねじ切り、テ―パ削り、穴あけ、中ぐりなどの作業ができる。4
フライス盤主要部の構造と機能を説明できる。4
フライス盤の基本操作を習得し、平面削りや側面削りなどの作業ができる。4
ボール盤の基本操作を習得し、穴あけなどの作業ができる。4
NC工作機械の特徴と種類、制御の原理、NCの方式、プログラミングの流れを説明できる。3
少なくとも一つのNC工作機械について、各部の名称と機能、作業の基本的な流れと操作を理解し、プログラミングと基本作業ができる。3

評価割合

試験小テストレポート口頭発表成果品 実技その他合計
総合評価割合003006010100
基礎的能力0030030060
専門的能力000030030
分野横断的能力000001010