企業実習

科目基礎情報

学校 旭川工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 企業実習
科目番号 0032 科目区分 専門 / 選択
授業形態 実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械システム工学科 対象学年 4
開設期 集中 週時間数
教科書/教材 なし/各受入先での資料等
担当教員 宇野 直嗣

到達目標

1. 企業等における技術者の実務・社会的責任を理解できる.
2. コミュニケーション能力等の「技術者が備えるべき能力」の必要性を理解できる.
3. 高専で学んでいる知識・教養が,企業等でどのように活用・応用されているかを理解できる.
4. 技術者として,技術と自らの現状および将来のあるべき姿を認識し,将来にわたって学習することの意義を理解し,自らのキャリアを計画し,それに向かって継続的な努力ができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1企業等における技術者の実務・社会的責任を正確に理解できる。企業等における技術者の実務・社会的責任をほぼ正確に理解できる。企業等における技術者の実務・社会的責任を正確に理解できない。
評価項目2コミュニケーション能力等の「技術者が備えるべき能力」の必要性を正確に理解することができる。コミュニケーション能力等の「技術者が備えるべき能力」の必要性をほぼ正確に理解することができる。コミュニケーション能力等の「技術者が備えるべき能力」の必要性を理解できない。
評価項目3高専で学んでいる知識・教養が、企業等でどのように活用・応用されているかを正確に理解できる。高専で学んでいる知識・教養が、企業等でどのように活用・応用されているかをほぼ正確に理解できる。高専で学んでいる知識・教養が、企業等でどのように活用・応用されているかが理解できない。
評価項目4技術者として、技術と自らの現状および将来のあるべき姿を認識し、将来にわたって学習することの意義を正確に理解し、自らのキャリアを計画し、それに向かって継続的な努力ができる。技術者として、技術と自らの現状および将来のあるべき姿を認識し、将来にわたって学習することの意義をほぼ正確に理解し、自らのキャリアを計画し、それに向かってほぼ継続的な努力ができる。技術者として、技術と自らの現状および将来のあるべき姿を認識し、将来にわたって学習することの意義を理解できず、自らのキャリアを計画し、それに向かって継続的な努力ができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 機械システム工学科の教育目標⑤ 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 本科の教育目標② 説明 閉じる

教育方法等

概要:
各企業等における5日以上の就業体験を通じ,高専でこれまで習得した/これから修得する専門知識・技術の活用法を学ぶ。本体験を通じ、技術者として果たすべき責任感の涵養、職業意識の高揚、及び学習意欲の喚起を図る。
授業の進め方・方法:
夏期休業期間中に5日以上の就業体験をする。具体的な内容・方法は、実習先の計画に従う。
注意点:
・評価については、合計得点が60点以上で単位修得となる。その場合、各到達目標項目の到達レベルが標準以上であることが認められる。
・企業等の要望と学生の希望を勘定し、企業実習先を決定する。
・受入企業等の事業内容を事前に承知しておくとともに、企業実習の趣旨・目的を把握しておくこと。
・企業実習は受入企業等の多くの人達の協力によって実現できることを肝に銘じ、実習生としての責任を十分自覚し、その言動に責任を持つとともに、礼節を守ること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 実習期間 ・夏期休業期間中に5日間以上の就業体験をする。
2週 実習希望から企業の受入 ・担当教員による実習希望の取りまとめ
・担当教員による実習企業の割り当て
3週 実習内容とテーマ ・実習テーマを決め、指導教員の指導を受ける
4週 企業実習期間中 ・就業規則等を遵守できる。
・実習先担当者の指示に従うことができる。
・事故に遭遇しないよう細心の注意を払える。
・実習後は礼状を出す。
5週 実習報告書 ・実習終了後、指導教員へ実習報告書を提出する。
6週 企業実習証明書 ・実習受入企業から学校へ、学生の実習状況を記した企業実習証明書を提出する。
7週
8週
2ndQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。3
法令やルールを遵守した行動をとれる。3
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。3
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。3
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業や大学等でどのように活用・応用されるかを説明できる。3
企業等における技術者・研究者等の実務を認識している。3
企業人としての責任ある仕事を進めるための基本的な行動を上げることができる。3
企業における福利厚生面や社員の価値観など多様な要素から自己の進路としての企業を判断することの重要性を認識している。3
企業には社会的責任があることを認識している。3
企業が国内外で他社(他者)とどのような関係性の中で活動しているか説明できる。3
調査、インターンシップ、共同教育等を通して地域社会・産業界の抱える課題を説明できる。3
企業活動には品質、コスト、効率、納期などの視点が重要であることを認識している。3
社会人も継続的に成長していくことが求められていることを認識している。3
技術者として、幅広い人間性と問題解決力、社会貢献などが必要とされることを認識している。3
技術者が知恵や感性、チャレンジ精神などを駆使して実践な活動を行った事例を挙げることができる。3
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを認識できる。3
企業人として活躍するために自身に必要な能力を考えることができる。3
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。3

評価割合

受入先評価結果学生からの実習報告書合計
総合評価割合4060100
基礎的能力000
専門的能力305080
分野横断的能力101020