到達目標
1. 3次元CADのオペレーションができ,それらを用いて装置設計ができる。
2. シーケンス制御の回路を読むことができ,それらを用いて回路を作成できる。
3. 各種工作機械を操作でき,それらを用いて装置製作ができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 3次元CADのオペレーションが正しくでき,それらを用いて創造的な装置設計ができる。 | 3次元CADのオペレーションができ,それらを用いて装置設計ができる。 | 3次元CADのオペレーションができず,それらを用いて装置設計ができない。 |
評価項目2 | シーケンス制御の回路を正しく読むことができ,それらを用いて模範的な回路を作成できる。 | シーケンス制御の回路を読むことができ,それらを用いて回路を作成できる。 | シーケンス制御の回路を読むことができず,それらを用いて回路が作成できない。 |
評価項目3 | 各種工作機械を正しく操作でき,それらを用いて精度の高い装置製作ができる。 | 各種工作機械を操作でき,それらを用いて装置製作ができる。 | 各種工作機械を操作できず,それらを用いて装置製作ができない。 |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 機械システム工学科の教育目標③
説明
閉じる
学習・教育到達度目標 本科の教育目標②
説明
閉じる
教育方法等
概要:
4軸クレーンの装置開発を行うため,下記4項目の技術を身に付け,プロジェクト体制の下で,企画,シーケンス回路の製作,装置部品の製作・組立,性能検査に至る一連の作業を行う。
① 3次元CAD設計
② リレーシーケンス制御
③ 各種機械要素と機構の活用
④ 部品製作と装置組み立て現物調整
授業の進め方・方法:
前半は,4軸クレーンの装置製作を行う準備段階として2班に別れ,3次元CADによる装置設計とリレーシーケンス制御の学習を行う。後半は,6作業に別れ,4軸クレーンを構成する全部品の製作を行い,5チーム各1台の装置を組み立てる。完成後は性能評価と成果発表会を行う。評価は,実習態度50%,成果報告書40%,発表会結果10%で行う。
注意点:
・具体的な評価方法(指針や対象)については,初回の授業において開示する。
・危険予知と安全意識を身につけ,自己規律と安全に対する意識の向上をはかる。
・全体と個の関係を常に掌握し,共同作業の重要性を身につける。
・作業の経過と結果を記録し,考察と感想を加えた報告書を期限内に提出する。
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
オリエンテーション |
実習の目的を理解し,安全作業の心構えを説明できる。
|
2週 |
部品設計 |
3次元CADで,4軸クレーンの部品を設計できる。
|
3週 |
部品設計 |
3次元CADで,4軸クレーンの部品を設計できる。
|
4週 |
部品設計 |
3次元CADで,4軸クレーンの部品を設計できる。
|
5週 |
部品設計 |
3次元CADで,4軸クレーンの部品を設計できる。
|
6週 |
部品製図 |
3次元CADの部品をもとに,2次元製図ができる。
|
7週 |
組立図設計 |
3次元CADで,4軸クレーンのアッセンブリができる。
|
8週 |
組立図設計 |
3次元CADで,4軸クレーンのアッセンブリができる。
|
2ndQ |
9週 |
リレーシーケンス |
実体配線でリレーシーケンスのAND回路とOR回路を組める。
|
10週 |
リレーシーケンス |
実体配線でリレーシーケンスの自己保持回路を組める。
|
11週 |
リレーシーケンス |
実体配線でリレーシーケンスのインターロック回路を組める。
|
12週 |
リレーシーケンス |
実体配線でリレーシーケンスのタイマー回路を組める。
|
13週 |
分解・再利用部品の整理 |
過去に製作した装置を分解し,再利用部品を整理することで,4軸クレーンの組立方法を説明できる。
|
14週 |
部品製作 |
各種工作機械を用いて,4軸クレーンの部品製作ができる。
|
15週 |
部品製作 |
各種工作機械を用いて,4軸クレーンの部品製作ができる。
|
16週 |
|
|
後期 |
3rdQ |
1週 |
部品製作 |
各種工作機械を用いて,4軸クレーンの部品製作ができる。
|
2週 |
部品製作 |
各種工作機械を用いて,4軸クレーンの部品製作ができる。
|
3週 |
部品製作 |
各種工作機械を用いて,4軸クレーンの部品製作ができる。
|
4週 |
部品製作 |
各種工作機械を用いて,4軸クレーンの部品製作ができる。
|
5週 |
部品製作 |
各種工作機械を用いて,4軸クレーンの部品製作ができる。
|
6週 |
部品製作 |
各種工作機械を用いて,4軸クレーンの部品製作ができる。
|
7週 |
部品製作 |
各種工作機械を用いて,4軸クレーンの部品製作ができる。
|
8週 |
組立 |
チームのメンバーと協調した組立作業ができる。
|
4thQ |
9週 |
組立 |
チームのメンバーと協調した組立作業ができる。
|
10週 |
組立 |
チームのメンバーと協調した組立作業ができる。
|
11週 |
組立 |
チームのメンバーと協調した組立作業ができる。
|
12週 |
組立 |
チームのメンバーと協調した組立作業ができる。
|
13週 |
組立 |
チームのメンバーと協調した組立作業ができる。
|
14週 |
組立 |
チームのメンバーと協調した組立作業ができる。
|
15週 |
性能検査 成果発表会 |
製品の各種性能検査ができる。 製作した4軸クレーンで競技ができる。
|
16週 |
|
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 機械系分野 | 製図 | CADシステムの役割と基本機能を理解し、利用できる。 | 4 | |
ボルト・ナット、軸継手、軸受、歯車などの機械要素の図面を作成できる。 | 4 | |
歯車減速装置、手巻きウインチ、渦巻きポンプ、ねじジャッキなどを題材に、その主要部の設計および製図ができる。 | 4 | |
機械設計 | 標準規格の意義を説明できる。 | 4 | |
標準規格を機械設計に適用できる。 | 4 | |
許容応力、安全率、疲労破壊、応力集中の意味を説明できる。 | 4 | |
ねじ、ボルト・ナットの種類、特徴、用途、規格を理解し、適用できる。 | 4 | |
軸の種類と用途を理解し、適用できる。 | 4 | |
標準平歯車について、歯の曲げ強さおよび歯面強さを計算できる。 | 4 | |
歯車列の速度伝達比を計算できる。 | 4 | |
評価割合
| 成果品・実技 | レポート | 態度 | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 30 | 10 | 100 |
基礎的能力 | 30 | 15 | 10 | 55 |
専門的能力 | 30 | 15 | 0 | 45 |