プログラミング応用Ⅰ

科目基礎情報

学校 旭川工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 プログラミング応用Ⅰ
科目番号 0039 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 機械システム工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 前期:1
教科書/教材 なし/数値計算法(三井田・荒井、森北出版)
担当教員 後藤 孝行

到達目標

1. 工学分野の問題を数値的に扱う手法を説明でき、それらを計算できる。
2. 数値計算の手法を、C言語でプログラミングでき、それらを計算できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1工学分野の問題を数値的に扱う手法の説明ができ、それらを導き出すことができる。工学分野の問題を数値的に扱う手法の説明ができ、それらを計算することができる工学分野の問題を数値的に扱う手法の説明ができず、それらを計算することができない。
評価項目2数値計算の手法を導き出し、C言語でプログラミングができ、それらを計算できる。。数値計算の手法を、C言語でプログラミングができ、それらを計算できる数値計算の手法を、C言語でプログラミングができず、それらを計算できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 機械システム工学科の教育目標② 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 本科の教育目標③ 説明 閉じる

教育方法等

概要:
数値計算法の基礎である連立1次方程式の解法、関数補間、数値積分の手法について学ぶ。
授業の進め方・方法:
計算式の導出や、理論的説明は最小限に留め、各テーマ毎に各自で計算プログラムを作成し、計算機による実行処理を行う演習を通して、計算方法や結果の精度に対する理解が深まるようにする。
注意点:
・総時間数45時間(自学自習30時間)
・自学自習時間(30時間)は、日常の授業(15時間)に対する予習復習、レポート課題の解答作成時間、試験のための学習時間を総合したものとする。
・評価については、合計点数が60点以上で単位修得となる。その場合、各到達目標項目の到達レベルが標準以上であることが認められる。
・予習復習の成果を確認するために、学習ノートの提出を求めることがある。
・16,17回目の授業については,補講日または時間割空き時間に実施する。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 1.最小2乗法


実験データのような誤差を含むデータ群の関係を推論する最小2乗法を説明できる。
2週 2.方程式の解
(1)2分法①
方程式の解を数値的に求める方法を説明できる。
2分法を説明できる。
3週 2分法② 2分法の計算プログラムをC言語で作成できる。
4週 (2)ニュートン法① ニュートン法を説明できる。
5週  ニュートン法② ニュートン法の計算プログラムをC言語で作成できる。
6週 3.連立1次方程式
(1)ガウス・ジョルダン法①
ガウス・ジョルダン法を説明できる。
7週  ガウス・ジョルダン法② ガウス・ジョルダン法の計算プログラムをC言語で作成できる。
次週,中間試験を実施する。
8週 中間試験 学んだ知識の確認ができる
2ndQ
9週 (2)ガウス・ザイデル法 ガウス・ザイデル法を説明できる。
10週 4.関数補間と近似式
  ラグランジュの補間法①
データ群を補間するラグランジュの補間法を説明できる。
11週   ラグランジュの補間法② ラグランジュの補間法の計算プログラムをC言語で作成できる。
12週 5.数値積分
(1)台形公式①
数値積分について説明できる。台形公式を説明できる。
13週 (2)シンプソンの公式① 2次関数近似するシンプソン公式を説明できる。
14週  台形公式②、シンプソンの公式② 台形公式とシンプソン公式の計算プログラムをC言語で作成できる。
15週 問題演習 関数補間、積分公式の演習問題を解くことができる。
16週 前期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野情報処理プログラムを実行するための手順を理解し、操作できる。3前3,前5,前7,前11,前14
定数と変数を説明できる。3前3,前5,前7,前11,前14
整数型、実数型、文字型などのデータ型を説明できる。3前3,前5,前7,前11,前14
演算子の種類と優先順位を理解し、適用できる。3前3,前5,前7,前11,前14
算術演算および比較演算のプログラムを作成できる。3前3,前5,前7,前11,前14
データを入力し、結果を出力するプログラムを作成できる。3前3,前5,前7,前11,前14
条件判断プログラムを作成できる。3前3,前5,前7,前11,前14
繰り返し処理プログラムを作成できる。3前3,前5,前7,前11,前14
一次元配列を使ったプログラムを作成できる。3前3,前5,前7,前11,前14

評価割合

試験演習・課題合計
総合評価割合7030100
基礎的能力702090
専門的能力000
分野横断的能力01010