到達目標
1.レシプロエンジンの構造と作動原理について理解できる。
2.レシプロエンジンの燃焼過程と有害燃焼生成物について理解できる。
3・低公害車の動力システムについて理解できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1(D-1,D-2) | レシプロエンジンの構造と作動原理について理解でき、設計などに応用できる。 | レシプロエンジンの構造と作動原理について理解できる。 | レシプロエンジンの構造と作動原理について理解できない。 |
評価項目2(D-1,D-2) | レシプロエンジンの燃焼過程と有害燃焼生成物について理解でき、設計などに応用できる。 | レシプロエンジンの燃焼過程と有害燃焼生成物について理解できる。 | レシプロエンジンの燃焼過程と有害燃焼生成物について理解できない。 |
評価項目3(A-2,D-1) | 低公害車の動力システムについて理解でき、課題を説明できる。 | 低公害車の動力システムについて理解できる。 | 低公害車の動力システムについて理解できない。 |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 機械システム工学科の教育目標④
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学習・教育到達度目標 本科の教育目標③
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JABEE D-1
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JABEE D-2
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JABEE基準 (d)
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教育方法等
概要:
熱エネルギー工学Ⅱでは、エンジン工学の基本的な内容について学習し、レシプロエンジンなど動力システムを設計・製作・運転するさいに必要な知識を習得する。
授業の進め方・方法:
1.レシプロエンジンについて、本体の構造と作動原理、付属装置、燃焼過程、有害燃焼生成物の低減方法を学習する。
2.クリーンディーゼル車、電気自動車、ハイブリッド車、燃料電池車の動力システムについて学習する。
3.教科書は使用せず、授業内容をまとめたプリントを配布する。
注意点:
1.エンジンや自動車などの情報に関心を持つこと。
2.レポートを期限内に提出すること。
3.教育プログラムの学習・教育到達目標の各項目の割合は、A-2(10%)、D-1(50%)、D-2(40%)とする。
4.総時間数45時間(自学自習15時間)
5.自学自習時間(15時間)は、日常の授業(30時間)に対する予習復習、レポート課題の解答作成時間、試験のための学習時間を総合したものとする。
6.評価については、合計点数が60点以上で単位修得となる。その場合、各到達目標項目の到達レベルが標準以上であること、教育プログラムの学習・教育到達目標の各項目を満たしたことが認められる。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス、熱機関 |
内燃機関と外燃機関の違いを説明できる。
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2週 |
分類 |
点火方式、1サイクルに要する行程数、冷却方式、シリンダーの数と配置による分類のしかたを説明できる。
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3週 |
構造と作動原理 |
4サイクル火花点火機関について、本体の構造と作動原理を説明できる。
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4週 |
構造と作動原理 |
2サイクル火花点火機関について、本体の構造と作動原理を説明できる。
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5週 |
構造と作動原理 |
4サイクル圧縮点火機関について、本体の構造と作動原理を説明できる。
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6週 |
火花点火機関の付属装置 |
吸気装置の構成要素を説明できる。
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7週 |
火花点火機関の付属装置 次週、中間試験を実施する。 |
吸気装置の構成要素を説明できる。
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8週 |
中間試験の返却と解説 |
学んだ知識の再確認と修正ができる。
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4thQ |
9週 |
火花点火機関の付属装置 |
点火装置の構成要素を説明できる。
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10週 |
火花点火機関の付属装置 |
排気装置の構成要素、有害燃焼生成物の低減方法を説明できる。
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11週 |
燃焼過程 |
火花点火機関の燃焼過程について説明できる。
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12週 |
燃焼過程 |
火花点火機関における異常燃焼の発生機構と防止策を説明できる。
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13週 |
低公害車の動力システム |
クリーンディーゼル車について、動力システムの構成、特徴および課題を説明できる。
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14週 |
低公害車の動力システム |
電気自動車について、動力システムの構成、特徴および課題を説明できる。
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15週 |
低公害車の動力システム |
ハイブリッド車および燃料電池車について、動力システムの構成、特徴および課題を説明できる。
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16週 |
期末試験 |
学んだ知識の確認ができる。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 機械系分野 | 熱流体 | 熱力学の第二法則を説明できる。 | 4 | |
サイクルの意味を理解し、熱機関の熱効率を計算できる。 | 4 | |
カルノーサイクルの状態変化を理解し、熱効率を計算できる。 | 4 | |
エントロピーの定義を理解し、可逆変化および不可逆変化におけるエントロピーの変化を説明できる。 | 4 | |
サイクルをT-s線図で表現できる。 | 4 | |
評価割合
| 試験 | 小テスト | レポート | 口頭発表 | 成果品実技 | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 |
専門的能力 | 80 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 80 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |