創造プログラミング実習

科目基礎情報

学校 旭川工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 創造プログラミング実習
科目番号 0003 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電気情報工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 前期:2 後期:2
教科書/教材 新・明解C言語 入門編(柴田望洋著、SBクリエイティブ)
担当教員 畑口 雅人

到達目標

1.変数とデータ型の概念を説明できる。
2.代入や演算子の概念を理解し、式を記述できる。
3.制御構造の概念を理解し、条件分岐や反復処理を記述できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1変数とデータ型の概念を正しく説明できる。変数とデータ型の概念を説明できる。変数とデータ型の概念を説明できない。
評価項目2代入や演算子の概念を正しく理解し、式を記述できる。代入や演算子の概念を理解し、式を記述できる。代入や演算子の概念を理解できず、式を記述できない。
評価項目3制御構造の概念を正しく理解し、条件分岐や反復処理を記述できる。制御構造の概念を理解し、条件分岐や反復処理を記述できる。制御構造の概念を理解できず、条件分岐や反復処理を記述できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 電気情報工学科の教育目標② 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 本科の教育目標② 説明 閉じる

教育方法等

概要:
プログラミング言語の一つであるC言語の文法を学び、実際にプログラムを作成することでプログラムの構造やアルゴリズムについて学ぶ。
授業の進め方・方法:
まず、教科書やプリントを用いてプログラムの文法等の説明を行った後、演習問題について説明する。その後、実際にプログラムを作成し、理解を深める。
注意点:
実際に数多くのプログラムを作成することでより理解が深まるため,時間をかけてでも必ず自分の力で作成する事が必要である。なお,演習課題については一般的な内容のものに加え,電気の専門に関したものも課す予定である。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 講義内容の説明と使用するコンピュータの操作説明を行う。
2週 1-1 まずは表示を行う C言語のプログラムを入力し、コンパイル、実行ができる。
3週 1-2 変数 変数を用いたプログラムを作成できる。
4週 1-3 読み込みと表示 キーボードから数値を入力するプログラムを作成できる。
5週 2-1 演算 演算子を理解し、使用できる。
6週 2-2 型 整数型以外の型を理解し、使用できる。
7週 7-1 基本型と数
次週,中間試験を実施する
2,8,16進数を理解し、変換できる。
8週 前期中間試験 学んだ知識の確認ができる。
2ndQ
9週 7-2 整数型と文字型 演算子について理解し、使用できる。
10週 3-1 if文① if文の簡単な使用方法を理解し、使用できる。
11週 3-1 if文② if文の使用方法を理解し、使用できる。
12週 3-1 if文③ if文の具体的な使用方法を理解し、応用できる。
13週 3-1 if文④ if文で複合文の使用方法を理解し、応用できる。
14週 3-2 switch文① switch文の使用方法を理解し、使用できる。
15週 3-2 switch文② switch文の使用方法を理解し、応用できる。
16週 期末試験 学んだ知識の確認ができる。
後期
3rdQ
1週 4-1 do文① do文の使用方法を理解し、使用できる。
2週 4-1 do文② do文の使用方法を理解し、応用できる。
3週 4-2 while文① while文の使用方法を理解し、使用できる。
4週 4-2 while文② while文の使用方法を理解し、応用できる。
5週 4-3 for文① if文の使用方法を理解し、使用できる。
6週 4-3 for文② if文の使用方法を理解し、応用できる。
7週 4-1~3 繰返し
次週,中間試験を実施する
do、while、if文を使用して、プログラムが作成できる。
8週 後期中間試験 学んだ知識の確認ができる。
4thQ
9週 5-1 配列① 配列について理解し、使用できる。
10週 5-1 配列② 配列を用いて計算することが出来る。
11週 5-1 配列③ 配列を応用したプログラムが作成出来る。
12週 5-2 多次元配列① 多次元配列の使用法について理解し、使用することが出来る。
13週 5-2 多次元配列② 多次元配列の使用法について理解し、プログラムを作成出来る。
14週 6-1 関数とは 関数がどうゆうものか理解出来る。
15週 6-2 関数の設計 関数を実際に作成することが出来る。
16週 期末試験 学んだ知識の再確認や修正が出来る。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシー与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。2前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6
任意のプログラミング言語を用いて、構築したアルゴリズムを実装できる。2前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後13

評価割合

試験演習課題レポート合計
総合評価割合603010100
基礎的能力4515565
専門的能力1515030
分野横断的能力0055