卒業研究

科目基礎情報

学校 旭川工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 卒業研究
科目番号 0006 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 8
開設学科 電気情報工学科 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 前期:8 後期:8
教科書/教材 各研究テーマに応じて選択し使用する
担当教員 有馬 達也,井口 傑,大島 功三,宜保 達哉,笹岡 久行,嶋田 鉄兵,篁 耕司,土橋 剛,畑口 雅人,吉本 健一

到達目標

1. 研究の進捗状況を学び,新しい実験方法や理論を提案する。
2. 提案した方法を実際に行い,新しい結果を得る。
3. 新しい結果が正しいかを検証し,なぜそのような結果になるかを解き明かす。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1(C-1,D-3,E-1,E-2,E-3)研究の進捗状況を学び,まったく新しい実験方法やシミュレーション手法または新しい理論を提案できる。進捗状況を学び,まだ行われてい ない方法や提案されているが試し ていない方法で実験や製作,シミ ュレーションを行う。研究の進捗状況を学んでも,新しい実験方法やシミュレーション手法または新しい理論を提案できない。
評価項目2(C-1,D-3,E-1,E-2,E-3)提案した方法を実際に行い,まったく新しい研究結果を得る。提案した方法を実際に行い,従来 の結果とよく似た結果を得る。提案した方法を実際に行い,従来 の結果とまったく同じ結果を得る。
評価項目3(C-1,D-3,E-1,E-2,E-3)新しい結果が正しいかどうかを検証し,なぜそのような結果になるかを理論的に解き明かすことができる。結果が正しいかどうかを検証し, なぜそのような結果になるかを, おおむね推定することができる。 研究結果が正しいかを検証する が,なぜそのような結果になるか,理由がわからない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
4年間学んだ知識を用いて,指導教員に与えられたテーマまたは自分で考案したテーマに関する研究を行う。研究を通じて問題を発見し,解決する能力を養う。
授業の進め方・方法:
年度はじめにテーマを選択し,テーマを学んで理解しながら研究を行う。電子回路の応用研究工作であれば,回路を製作し,動作を確認する。実験主体の研究であれば,意味を確認しながら装置の操作方法を学び,想定した結果が出るか分析する。計算機シミュレーションを行う場合は数値解析の理論を学び、解析の結果得られた物理特性が正しいかどうかを慎重に判断する。
注意点:
・教育プログラムの学習・教育到達目標の各項目の割合は,C-1(20%)D-3(40%),E-1(15%),E-2(5%),E-3(20%)とする。
・評価については,合計点数が60点以上で単位修得となる。その場合,各到達目標項目の到達レベルが標準以上であること,教育プログラムの学習・教育到達目標の各項目を満たしたことが認められる。
・自主的に研究を行う。そのため真剣に研究に取り組まない学生もまれに出現するが,将来必ず役に立つので,卒業研究は真摯な態度で行ってほしい。卒業研究の時間以外でも,研究は行ってもかまわないので教員と相談すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 研究テーマの選定方法や卒業研究の進め方を理解できる。
2週 研究室配属 研究テーマを決定できる。
3週 各研究室における研究活動 研究背景を理解し,更なる発展を目指して,指導教員のもと研究を実践できる。
4週
5週
6週
7週
8週
2ndQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週 中間発表報告会 研究の進捗状況を説明でき,更なる検討課題等を発表できる。
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週 卒業研究発表会 卒業研究論文および前刷りを期限までに提出し,論文にまとめた研究結果を発表できる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力専門的能力の実質化PBL教育PBL教育工学が関わっている数々の事象について、自らの専門知識を駆使して、情報を収集することができる。4
集められた情報をもとに、状況を適確に分析することができる。4
与えられた目標を達成するための解決方法を考えることができる。4
状況分析の結果、問題(課題)を明確化することができる。4
各種の発想法や計画立案手法を用いると、課題解決の際、効率的、合理的にプロジェクトを進めることができることを知っている。4
各種の発想法、計画立案手法を用い、より効率的、合理的にプロジェクトを進めることができる。4
分野横断的能力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。4
公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。4
クライアントの要求を解決するための設計解を作り出すプロセス理解し、設計解を創案できる。さらに、創案した設計解が要求を解決するものであるかを評価しなければならないことを理解する。4
クライアントの要求を解決するための設計解を作り出すプロセスを理解し、設計解を創案できる。さらに、創案した設計解が要求を解決するものであるかを評価しデザインすることができる。4

評価割合

発表能力企画・実行力計画性達成度協調性創意工夫合計
総合評価割合203010101020100
基礎的能力0000000
専門的能力510000015
分野横断的能力15201010102085