到達目標
1. 各種オペアンプ回路を説明でき、それらの計算ができる。
2. 各種発振回路を説明でき、その発振条件を計算することができる。
3. 変調・復調回路について、式を立てて説明できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1(A-2,D-1,D-2) | 各種オペアンプ回路を正しく説明で
き、それらの計算ができる。 | 各種オペアンプ回路を説明し、そ
れらの計算ができる。 | 各種オペアンプ回路を説明できず、
それらの計算ができない。 |
評価項目2(A-2,D-1,D-2) | 各種発振回路を正しく説明でき、そ
の発振条件を計算することができ
る。 | 各種発振回路を説明でき、その発
振条件を計算することができる。 | 各種発振回路を説明できず、その
発振条件を計算することができな
い。 |
評価項目3(A-2,D-1,D-2) | 変調・復調回路について、正しく式を
立てて説明することができる。 | 変調・復調回路について、式を立
てて説明することができる。 | 変調・復調回路について、式を立て
て説明することができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
ダイオード、トランジスタ、FET あるいはIC を使った電子回路機器を作るための学問である。4 年の電子回路の到達目標は、
3 年で学んだ電子回路の基礎の上に、電力増幅、演算増幅回路や発振・変調のより進んだ回路の計算ができるようになること
である。
授業の進め方・方法:
オペアンプと応用回路、発振回路、変調・復調回路について学ぶ。
注意点:
・教育プログラムの学習・教育到達目標の各項目の割合は,A-2(50%),D-1(25%),D-2(25%)とする。
・総時間数45時間(自学自習15時間)
・自学自習時間(15時間)は,日常の授業(30時間)に対する予習復習,小テストのための学習時間,試験のための学習時間を総合したものとする。
・評価については,合計点数が60点以上で単位修得となる。その場合,各到達目標の到達レベルが標準以上であること,教育プログラムの学習・教育到達目標の各項目を満たことが認められる。
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
1.演算増幅回路(オペアンプ) - オペアンプの特性を表す基本パラメータ - |
オペアンプの特性や基本パラメータ(オフセット、スルーレート等)が説明できる。
|
2週 |
1.演算増幅回路(オペアンプ) - オペアンプの基本回路 - |
オペアンプの反転・非反転回路などの基本回路が説明できる。
|
3週 |
1.演算増幅回路(オペアンプ) - 線形演算回路への応用 - |
オペアンプによる線形演算回路の計算ができる。
|
4週 |
1.演算増幅回路(オペアンプ) -非線形演算回路への応用 - |
オペアンプによる非線形演算回路の計算ができる。
|
5週 |
1.演算増幅回路(オペアンプ) - アクティブフイルタ回路 - |
オペアンプを用いたアクティブフイルタについて説明できる。
|
6週 |
1.演算増幅回路(オペアンプ) -LPF、HPF、BPF回路、各種回路の伝達関数 - |
各種アクティブフイルタ回路や、各種回路の伝達関数が計算できる。
|
7週 |
後期中間試験 |
学んだ知識の確認ができる。
|
8週 |
2.発振回路 |
特性方程式と発振条件がわかる。
|
4thQ |
9週 |
2.発振回路 - LC発振回路 - |
バルクハウゼン形発振回路の発振条件を導出し、各種LC発振回路に適応できる。
|
10週 |
2.発振回路 - RC発振回路 - |
ウィーンブリッジ発振回路、RC移相形発振回路の発振条件が求められる。
|
11週 |
2.発振回路 - 水晶発振、PLL - |
水晶発振やPLLの原理が説明できる。
|
12週 |
3.変調回路 |
変調の原理、変調方式が説明できる。
|
13週 |
3.変調回路 |
AM,FM、PMの変調方式について式を展開して説明できる。
|
14週 |
4.復調回路 |
AM,FMの復調回路について説明できる。
|
15週 |
学年末試験 |
学んだ知識の確認ができる。
|
16週 |
答案返却と解説 |
学んだ知識の再確認と修正ができる。
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 電気・電子系 | 電子回路 | ダイオードの特徴を説明できる。 | 3 | |
バイポーラトランジスタの特徴と等価回路を説明できる。 | 3 | |
FETの特徴と等価回路を説明できる。 | 3 | |
利得、周波数帯域、インピーダンス整合等の増幅回路の基礎事項を説明できる。 | 3 | |
トランジスタ増幅器のバイアス方法を説明できる。 | 3 | |
演算増幅器の特性を説明できる。 | 4 | |
反転増幅器や非反転増幅器等の回路を説明できる。 | 4 | |
評価割合
| 試験 | 小テスト | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 20 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 30 |
専門的能力 | 60 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 70 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |