電気情報演習B

科目基礎情報

学校 旭川工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 電気情報演習B
科目番号 0028 科目区分 専門 / 選択
授業形態 演習 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 電気情報工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 後期:2
教科書/教材 演習用プリント
担当教員 嶋田 鉄兵,吉本 健一

到達目標

1. 4年生前半までに習った知識を活かして,回路系の複合的問題・応用問題を解くことができる。
2. 4年生前半までに習った知識を活かして,電気電子系の総合問題を解くことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1回路系の複合的問題・応用問題を正しく解ける。回路系の複合的問題・応用問題を解ける。回路系の複合的問題・応用問題を解けない。
評価項目2電気電子情報系の総合問題を正しく解ける。電気電子情報系の総合問題を解ける。電気電子情報系の総合問題を解けない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 電気情報工学科の教育目標① 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 本科の教育目標③ 説明 閉じる

教育方法等

概要:
4年生前期までに習った知識を活かして,前半は各種回路の定理を利用した回路系の複合的問題・応用的問題を中心に出題し,後半は電気電子系の総合問題を出題するので,これらを4年生前期までに習った知識を活かして解くことで,理解の不確かな部分を補填し,基礎力の充実を図ると共に専門に対する能力を高める。
授業の進め方・方法:
授業では,まず習った知識の復習を兼ねて,演習に関する基本部分の解説を行い,その後演習問題を自ら解くことで,知識を高めるとともに,解法技術を高めていく。
注意点:
・総時間数45時間(自学自習15時間)
・自学自習時間(15時間)は,日常の授業(30時間)に対する予習復習,レポート課題の解答作成時間,試験のための学習時間を総合したものとする。
・評価については,合計点数が60点以上で単位修得となる。その場合,各到達目標項目の到達レベルが標準以上であることが認められる。
・この科目は,問題を解く力を高めるのが目標であるので,授業中に演習を解くことはもちろんのこと,演習課題も多く出される。これらの演習課題等は評価につながるものであるため,提出期限を守り,必ず提出すること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 網目電流法(ループ法) 網目電流法(ループ法)を理解し,この手法を用いて回路の計算ができる。   
2週 節点解析法(ノード法)
節点解析法(ノード法)を理解し,この手法を用いて回路の計算ができる。
3週 重ね合わせの理 重ね合わせの理を理解し,この手法を用いて回路の計算ができる。
4週 テブナンの定理・ノートンの定理①
テブナンの定理・ノートンの定理を理解し,この手法を用いて回路の計算ができる。
5週 テブナンの定理・ノートンの定理②
テブナンの定理・ノートンの定理を理解し,この手法を用いて応用的回路の計算ができる。
6週 相反の定理
相反の定理を理解し,この手法を用いて回路の計算ができる。
7週 複合的な回路の解析 各種の定理を利用し,この手法を用いて複合的な回路の計算ができる。
8週 中間試験 学んだ知識の再確認と修正ができる。
4thQ
9週 論理式①
論理式や簡単化に関する問題が解けるようになる。
10週 論理式②
論理式や簡単化に関する問題が解けるようになる。
11週 論理式③
論理式や簡単化に関する問題が解けるようになる。
12週 論理回路の設計①
組み合わせ回路や順序回路の設計ができる。
13週 論理回路の設計② 組み合わせ回路や順序回路の設計ができる。
14週 論理回路の設計③
組み合わせ回路や順序回路の設計ができる。
15週 まとめ 電気電子情報系の総合問題が解けるようになる。
16週 学年末試験 学んだ知識の再確認と修正ができる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他(演習・レポート))合計
総合評価割合60000040100
基礎的能力1500001025
専門的能力4500003075
分野横断的能力0000000