企業実習

科目基礎情報

学校 旭川工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 企業実習
科目番号 0029 科目区分 専門 / 選択
授業形態 実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気情報工学科 対象学年 4
開設期 集中 週時間数
教科書/教材 特になし
担当教員 嶋田 鉄兵

到達目標

1.企業等における就業体験を通じて,自分の適性を考え,仕事とのマッチングを考えることができる。
2.社会の発展のために,技術者が果たすべき仕事への責任を理解できる。
3.職業意識を持ち,技術者としての将来像を認識することで,学習意欲を高め,目標へ向かって継続的に努力することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1企業等における就業体験を通じて,自分の適性を考え,仕事とのマッチングを十分に考えることができる。企業等における就業体験を通じて,自分の適性を考え,仕事とのマッチングを考えることができる。企業等における就業体験を通じて,自分の適性を考え,仕事とのマッチングを考えることができない。
評価項目2社会の発展のために,技術者が果たすべき仕事への責任を十分に理解できる。社会の発展のために,技術者が果たすべき仕事への責任を理解できる。社会の発展のために,技術者が果たすべき仕事への責任を理解できない。
評価項目3職業意識を持ち,技術者としての将来像を認識することで,学習意欲を高め,目標へ向かって継続的に努力することが十分にできる。職業意識を持ち,技術者としての将来像を認識することで,学習意 欲を高め,目標へ向かって継続的に努力することができる。職業意識を持ち,技術者としての将来像を認識することで,学習意欲を高め,目標へ向かって継続的に努力することができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 電気情報工学科の教育目標② 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 本科の教育目標② 説明 閉じる

教育方法等

概要:
学校で修得した専門に関する知識・技術を活かすために,企業等の現場において問題意識を持って実務訓練を行う。
授業の進め方・方法:
受け入れ先からの募集内容とを勘案し,担当教員と相談の上,実習先を決定する。そして,企業等にて夏期休業期間中に5日間以上の実習を実施する。実習期間中は,担当者の指示を受け,実習を行う。さらに,実習内容を報告書の形でまとめ,本科目の総括を行う。
注意点:
・教育プログラムの学習・教育到達目標は E-3とする。
・評価については,合計点数が60点以上で単位修得となる。その場合,各到達目標項目の到達レベルが標準以上であること,教育プログラムの学習・教育到達目標の各項目を満たしたことが認められる。
・評価内容の詳細については,ガイダンスにおいて周知する。
・受入企業等の事業内容を事前に承知しておくとともに,企業実習の趣旨・目的を把握しておくこと。
・企業実習は受入企業等の多くの人達の協力によって実現できることを肝に銘じ,実習生としての責任を十分し,その言動に責任を持つとともに,礼節を守ること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 4月~夏期休業前:企業等からの募集要項を読み,担当教員と相談の上,実習先を決定する。 企業人としての責任ある仕事の進め方を理解できる。
2週 自分自身のキャリアデザインを明確化できる。
3週 実務体験を企業や職種とのマッチングの場と考えて積極的な行動ができる。
4週 夏期休業中:就業規則を順守し,担当者の指示に従い,実習を行う。その際,事故等には十分に気をつける。 高専で学んだ専門分野・一般科目の内容が社会でどのように活用されているのか理解できる。
5週 問題解決のためにチームワーク力等を身につけることができる。
6週 品質,コストや納期等に対する視点を持つことができる。
7週 コミュニケーション能力や主体性等の「技術者が備えるべき能力」の必要性を理解できる。
8週 企画立案から実行するまでのプロセスを持続可能性の実現性を配慮して実行することができる。
2ndQ
9週 技術者として幅広い人間性と問題解決力,社会貢献などの必要性を理解できる。
10週 技術者として生きる喜びや誇りを実感し,実践創造的な活動を楽しむことを理解できる。
11週 実習後:担当教員へ終了の報告を行う。 企業人として活躍するために自身に必要な能力を考えることができる。
12週 実習後:受け入れて下さった企業等へお礼状を出す。 企業活動が他者とどのような関係性を持つのかについて理解できる。
13週 企業における社会的責任を理解できる。
14週 実習後:企業実習の内容を総括し,報告書を作成する。 多様な面から自己の進路としての企業を総合的に判断することの重要性を理解することができる。
15週 社会経験をふまえ,企業においても自分が成長していくことが必要であることを認識できる。
16週 企業人としても成長していく自分を意識し,継続的な自己研さんや学習が必要であることを理解できる。
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性法令やルールを遵守した行動をとれる。3前1
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。3前1
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。3前1
自身の将来のありたい姿(キャリアデザイン)を明確化できる。3前3
その時々で自らの現状を認識し、将来のありたい姿に向かっていくために現状で必要な学習や活動を考えることができる。3前3
キャリアの実現に向かって卒業後も継続的に学習する必要性を認識している。3前3
これからのキャリアの中で、様々な困難があることを認識し、困難に直面したときの対処のありかた(一人で悩まない、優先すべきことを多面的に判断できるなど)を認識している。3前3
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業や大学等でどのように活用・応用されるかを説明できる。3前4
企業等における技術者・研究者等の実務を認識している。3前13
企業人としての責任ある仕事を進めるための基本的な行動を上げることができる。3前13
企業における福利厚生面や社員の価値観など多様な要素から自己の進路としての企業を判断することの重要性を認識している。3前14
企業には社会的責任があることを認識している。3前13
企業が国内外で他社(他者)とどのような関係性の中で活動しているか説明できる。3前12
調査、インターンシップ、共同教育等を通して地域社会・産業界の抱える課題を説明できる。3前14
企業活動には品質、コスト、効率、納期などの視点が重要であることを認識している。3前6
社会人も継続的に成長していくことが求められていることを認識している。3前15,前16
技術者として、幅広い人間性と問題解決力、社会貢献などが必要とされることを認識している。3前15,前16
技術者が知恵や感性、チャレンジ精神などを駆使して実践な活動を行った事例を挙げることができる。3前15,前16
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを認識できる。3
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを認識できる。3前4
企業人として活躍するために自身に必要な能力を考えることができる。3前11
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。3前7

評価割合

企業からの評価実習報告書合計
総合評価割合4060100
基礎的能力000
専門的能力305080
分野横断的能力101020