1. 電気電子に関する各種の計測、試験法等についての技術を習得するとともに、専門科目について学習した内容を実験を通して理解することを目標とする。
概要:
今までの講義,演習,実験を通して学び,身につけた技術を用いて,情報機器,分析機器を使いこなしながら,様々な電気に関わる現象を実証する。新しい技術に対応できる能力を養成するため,電気電子情報工学の広い範囲にわたる応用的な実験を行い,その結果について考察する能力を身につける。クラスを小グループに分け,班のメンバー間で協調して実験を進める。
授業の進め方・方法:
講義で学んだ理論を実際の情報機器,分析機器を使いこなして実証し,実践的な技術を身につけると共に,さらに理解を深めることを目標とする。
注意点:
12グループにわけて,一週一テーマについて実験を行う。実験をスムーズに進めるために,実験テキストの予習が必要不可欠である。また,高価な実験機器を使うことが多いので,慎重に実験を行う集中力が必要となる。実験後,実験内容の考察と整理を行い,提出期限内にレポート提出する。12テーマすべての実験を行い,レポートを受理されることが必要である.
・教育プログラムの学習・教育到達目標の各項目の割合はA-3(40%) D-2(20%) E-1(20%)E-2(20%)とする.
・総時間数90時間(自学自習30時間)
・自学自習(30時間)は,通常の実験(60時間)に対する実験のためのテキストの予習時間,実験結果の考察時間,およびレポート作成のための学習時間を総合したものとする。
・評価については,合計点数が60点以上で単位修得となる.その場合,各到達目標項目の到達レベルが標準以上であること,教育プログラムの学習・教育到達目標の各項目を満たしたことが認められる.
・具体的な評価方法(指針や対象)については,初回の授業において開示する.
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 物理、化学、情報、工学についての基礎的原理や現象を、実験を通じて理解できる。 | 3 | 前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15 |
物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。 | 3 | 前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15 |
実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。 | 3 | 前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15 |
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。 | 3 | 前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15 |
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。 | 3 | 前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15 |
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。 | 3 | 前1,前2,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15 |
専門的能力 | 分野別の工学実験・実習能力 | 電気・電子系分野【実験・実習能力】 | 電気・電子系【実験実習】 | 電圧・電流・電力などの電気諸量の測定が実践できる。 | 3 | |
抵抗・インピーダンスの測定が実践できる。 | 3 | |
オシロスコープを用いて実際の波形観測が実施できる。 | 3 | |
電気・電子系の実験を安全に行うための基本知識を習得する。 | 3 | 前3 |
過渡現象について実験を通して理解する。 | 3 | 前4,前13 |
増幅回路等(トランジスタ、オペアンプ)の動作に関する実験結果を考察できる。 | 3 | 前5,前6,前7,前8,前9 |
論理回路の動作について実験結果を考察できる。 | 3 | |