企業実習

科目基礎情報

学校 旭川工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 企業実習
科目番号 0034 科目区分 専門 / 選択
授業形態 実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 システム制御情報工学科 対象学年 4
開設期 集中 週時間数
教科書/教材
担当教員 阿部 晶

到達目標

1. 企業等における将来にわたるキャリアイメージをもとに,仕事とのマッチングを考えることとができる。
2. キャリアイメージを実現するために必要な自身の能力について考えることができ,それを高めようとする姿勢を取ることができる。
3. 企業あるいは技術者等が持つべき仕事への責任を理解できる。
4. 日本語を用い,効果的な説明方法や手段を用いて関係者を納得させることができる。
5. 社会の一員としての意識を持ち,社会の発展のために積極的に関与することができる。人間性,モラルなど,社会的観点から物事を考えることができる。
6. 技術者として,技術と自らの現状および将来のあるべき姿を認識し,将来にわたって学習することの意義を理解し,自らのキャリアを計画し,それに向かって継続的な努力ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1企業等におけるキャリアイメージをもとに,仕事とのマッチングを正確に考えることがきる。企業等におけるキャリアイメージをもとに,ほぼ正確に仕事とのマッチングを考えることができる。企業等におけるキャリアイメージと仕事とのマッチングを考えることができない。
評価項目2キャリアイメージの実現のため,必要な自身の能力について考え,かつ能力を高める努力ができるキャリアイメージの実現のため,自身の能力について考え,自身の能力を高める努力がほぼできる。キャリアイメージの実現のために自身の能力について考えること,さらには能力を高める努力ができない。
評価項目3企業,技術者・研究者が持つべき仕事への責任を正確に理解できる。企業,技術者・研究者が持つべき仕事への責任をほぼ正確に理解できる。企業,技術者・研究者が持つべき仕事への責任を理解でない。
評価項目4日本語を用い,効果的な説明方法や手段を用いて関係者を十分に納得させることができる。日本語を用い,概ね効果的な説明方法や手段を用いて関係者をほぼ納得させることができる。日本語を用い,効果的な説明方法や手段を用いて関係者を納得させることができない。
評価項目5社会の一員としての意識を持ち,社会の発展のために積極的に関与することができる。人間性,モラルなど,社会的観点から積極的に物事を考えることができる。社会の一員としての意識を持ち,社会の発展のために積極的に関与することができる。人間性,モラルなど,社会的観点から積極的に物事を考えることがほぼできる。社会の一員としての意識を持ち,社会の発展のために積極的に関与することができる。人間性,モラルなど,社会的観点から積極的に物事を考えることができない。
評価項目6技術者として,技術と自らの現状および将来のあるべき姿を認識し,将来にわたって学習することの意義を正確に理解し,自らのキャリアを計画し,それに向かって継続的な努力ができる。技術者として,技術と自らの現状および将来のあるべき姿を認識し,将来にわたって学習することの意義をほぼ正確に理解し,自らのキャリアを計画し,それに向かってほぼ継続的な努力ができる。技術者として,技術と自らの現状および将来のあるべき姿を認識し,将来にわたって学習することの意義を理解できず,自らのキャリアを計画し,それに向かって継続的な努力ができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 システム制御情報工学科の教育目標 ② 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 本科の教育目標 ② 説明 閉じる

教育方法等

概要:
企業等における5日以上の就業体験を通じ,企業技術者等の指導のもとで学校では経験しない実際の課題に取り組み,実務体験する。さらに,高専3年間に得られた知識,能力をさらに発展し,技術者が社会に負っている責任を自覚し,技術者としての心構えについて学習する。
授業の進め方・方法:
夏期休業期間中に5日以上の就業体験をする。具体的な内容・方法は、実習先の計画に従う。
注意点:
・評価については、合計点数が60点以上で単位修得となる。その場合、各到達目標項目の到達レベルが標準以上であることが認められる。
・受入企業等の中から,学生の希望,企業等の要望を勘案し,実習先(民間企業等)を決める。ただし,実習先については本人の希望を考慮するが,実習先の都合・受け入れ企業数により希望に沿えない場合もある。課題は実習先から与えられ,与えられた制約の下で,企業技術者等の指導のもとに積極的に仕事を進める。実習の目的,心構え,社会のルール等について理解し,行動すること。
 ・受入企業等の事業内容を事前に承知しておくとともに,企業実習の趣旨・目的を把握する。
 ・企業実習は受入企業等の多くの人達の協力によって実現できることを肝に銘じ,実習生としての責任を十分自覚し,その言動に責任を持つとともに,礼節を守った行動をとる。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 実習期間 夏期休業期間中に5日間以上とする
2週 実習希望の取りまとめと実習企業への割り当て ・担当教員により学生の実習希望を取りまとめる
・担当教員により実習企業の割り当てを行う
・企業の他、その他受け入れ可能な国,地方公共団体,教育委員会,大学等で補う
3週 課題 ・実習先から与えられる課題を行う
4週 企業実習期間中 ・就業規則等を遵守する
・実習先担当者の指示に従う
・事故に遭遇しないよう細心の注意をする
・実習後は礼状を出す
5週 実習報告書 ・実習報告書の作成: 学生は実習終了時に報告書を作成し,実習先と担当教員に提出する
・学んで得た成果を論理的な文章にまとめ,分かりやすい表現ができる。
6週 企業実習証明書 ・実習受入企業から学生の実習状況について,企業実習証明書を学校へ提出していただく
7週
8週
2ndQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性目標の実現に向けて計画ができる。3
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。3
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。3
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。3
法令やルールを遵守した行動をとれる。3
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。3
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。3
自身の将来のありたい姿(キャリアデザイン)を明確化できる。3
企業等における技術者・研究者等の実務を認識している。3
企業人としての責任ある仕事を進めるための基本的な行動を上げることができる。3
企業における福利厚生面や社員の価値観など多様な要素から自己の進路としての企業を判断することの重要性を認識している。3
企業には社会的責任があることを認識している。3
企業が国内外で他社(他者)とどのような関係性の中で活動しているか説明できる。3
調査、インターンシップ、共同教育等を通して地域社会・産業界の抱える課題を説明できる。3
企業活動には品質、コスト、効率、納期などの視点が重要であることを認識している。3
社会人も継続的に成長していくことが求められていることを認識している。3
技術者として、幅広い人間性と問題解決力、社会貢献などが必要とされることを認識している。3
技術者が知恵や感性、チャレンジ精神などを駆使して実践な活動を行った事例を挙げることができる。3
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを認識できる。3
企業人として活躍するために自身に必要な能力を考えることができる。3
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。3

評価割合

企業等の評価実習報告書合計
総合評価割合4060100
基礎的能力000
専門的能力305080
分野横断的能力101020