食農・医福基礎

科目基礎情報

学校 旭川工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 食農・医福基礎
科目番号 0043 科目区分 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 システム制御情報工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 前期:2
教科書/教材 教科書は使用しない / 配布プリント、ホームページ
担当教員 外部講師 ,辻 雅晴

到達目標

1.農業における基礎知識(栽培、機械、経済)について学び、その概要について説明できる。
2.食品加工における基礎知識(加工技術、衛生管理、規格など)について学び、その概要について説明できる。
3.医療・福祉について学びその概要について説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1農業における基礎知識(栽培、機械、経済)について学び、その概要について体系立てて説明できる農業における基礎知識(栽培、機械、経済)について学び、その概要について説明できる。農業における基礎知識(栽培、機械、経済)についてその概要について説明できない。
評価項目2食品加工における基礎知識(加工技術、衛生管理、規格など)について学び、その概要について体系立てて説明できる。食品加工における基礎知識(加工技術、衛生管理、規格など)について学び、その概要について説明できる。食品加工における基礎知識(加工技術、衛生管理、規格など)についてその概要について説明できない。
評価項目3医療・福祉における基礎知識について学び、使用目的や原理、特徴を体系立てて説明できる。医療・福祉における基礎知識について学び、使用目的や原理、特徴を説明できる。医療・福祉における基礎知識について使用目的や原理、特徴を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
農業・食品製造分野および医療・福祉分野に、工学系科学分野(機械・電気・情報・制御・化学・バイオ)を活用し、イノベーションにつなげるための導入科目である。そこで、(1)農業分野に関しては、農作物を栽培するための基礎知識、(2)食品製造分野に関しては、食品製造の基礎知識、(3)経営分野に関しては、農業・食品業界の経営の基礎知識、(4)医療・福祉分野に関してはユニバーサルデザインや医療機器の概要について学ぶ。
授業の進め方・方法:
講師としては,旭川高専の教員が中心となって進めるが、他機関からの講師も招聘して、複合融合分野でのイノベーションにつなげるための食品農業・医療福祉に関する基礎知識について講義を行う。
注意点:
本講義は“北海道ベースドラーニングプログラム”の中の1科目として位置付けられており,別に示す専門科目(6科目/本校ホームページ参照)の他に、本講義を含む6科目を習得することで,プログラム修了となる。
中間・期末試験は実施せず、主に小テストやレポート課題等で評価を行う。よって,欠席・遅刻すること無く授業に参加すること。
“北海道ベースドラーニングプログラム”にて開講される「食農・医福演習」や「北海道ベースドラーニングⅠ」の内容により、一部授業時間を変更して実施されることがある。
授業計画の内容および実施時期については,非常勤講師の手配などの関係から、一部変更することがある。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 授業の進め方を把握し、地域の課題解決に自分の専門分野が生かせることを理解できる。
2週 農作物栽培の基礎1 作物栽培の基礎について説明することができる。
3週 農作物栽培の基礎2 代表的な作物の栽培方法および代表的な農業機械について説明することができる。
4週 土壌と肥料 農業における土壌の性質、ならびに、肥料による土壌の改質について理解することができる。
5週 食品加工の基礎 ・農産物の成分,農産物の変敗とを理解し,それらの概略を説明することができる。
・代表的な食品の加工技術・製造工程を理解し,それらの概略を説明することができる。
6週 食品加工工場における品質管理とPDCAマネジメント ・食中毒とその対策技術を理解でき,それらの概略を説明することができる。
・HACCP,ISO 22000について理解でき,それらの概略を説明することができる。
・PDCAマネジメントについて理解し、説明することができる。
7週 PBL演習 PBLが行われている現場・プロジェクトに参加・体験することで、PBLの進め方を理解することができる。
8週 畜産の基礎 畜産の方法と現状について理解することができる。
2ndQ
9週 農業土木・建設業界にについて 農業土木工事などの建設業の業務内容を学び、工学技術がどのように活用されている・できるのかを理解することができる。
10週 養殖に活用できる工学技術について 養殖システムを学び、工学技術がどのように活用されている・できるのかを理解することができる。
11週 北海道の人口・産業について1 北海道における人口・産業構造を学ぶことに加え、北海道が抱える問題点を知ることができる。
12週 北海道の人口・産業について2 地域経済分析システムRESASを活用し地域の産業構造を解析することができる。
13週 生体物質の測定法 生体物質の諸特性を理解し、それらの測定原理を理解することができる。
14週 農業見学1 農業体験を通して、作物の栽培・管理・収穫を学ぶ。また、いろいろな農耕器具・機械を見学し、それらの特徴・課題についても理解する。
15週 農業見学2 農業体験を通して、作物の栽培・管理・収穫を学ぶ。また、いろいろな農耕器具・機械を見学し、それらの特徴・課題についても理解する。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題等合計
総合評価割合0100100
基礎的能力04040
専門的能力03030
分野横断的能力03030