到達目標
1. NC工作機械,マシニングセンタの特徴を理解し,説明できる。
2. 自動化工場システムと構成要素について理解し,説明できる。
3. CAD/CAMシステムについて理解し,説明できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | NC工作機械,マシニングセンタの特徴を理解し,説明できる。 | NC工作機械,マシニングセンタの特徴をある程度理解し,説明できる。 | NC工作機械,マシニングセンタの特徴を説明できない。 |
評価項目2 | 自動化工場システムと構成要素について理解し,説明できる。 | 自動化工場システムと構成要素についてある程度理解し,説明できる。 | 自動化工場システムと構成要素について説明できない。 |
評価項目3 | CAD/CAMシステムについて理解し,説明できる。 | CAD/CAMシステムについてある程度理解し,説明できる。 | CAD/CAMシステムについて説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 システム制御情報工学科の教育目標 ③
説明
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学習・教育到達度目標 本科の教育目標 ③
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教育方法等
概要:
NC工作機械の構成要素であるNCのソフトウェア及びハードウェアについての詳細を学ぶと共に,生産システムにおける位置づけについて言及する。さらに,機械加工の中核をなすマシニングセンタの構成,機能について学習する。また,近年,コンピュータの発達により急速に導入されている多軸工作機械(5軸加工機械、複合加工機械)について学習する。この科目は企業で工作機械のシステム設計を担当していた教員が,その経験を活かし,CAD/CAMシステム等について講義形式で授業を行うものである。
授業の進め方・方法:
・コンピュータの利用・応用技術を機械加工に駆使したCAD/CAMシステムは日進月歩で進展していることから,CAD/CAMシステムのさらなる技術開発に対応できるように,その基礎的な知識・技術の理解と、その応用力を広い視野に立って涵養することが必要である。情報リテラシーはK-SEC教材を使用する。
・当面遠隔授業が中心でパワーポイントを使って進める。対面授業ではパワーポイントと同様のプリントを配布するが,配布プリントは穴埋め式になっており,説明を聞きながら各自で穴埋めを行ってもらう。グループを編成し、インターネットを介した調査、報告書づくりも行う。
注意点:
・総時間数45時間(自学自習15時間)
・自学自習(15時間)ついては,日常の授業(30時間)のための予習復習時間,理解を深めるための演習課題の考察・解法の時間および中間試験や定期試験の準備のための勉強時間を総合したものとする。
・評価については,合計点数が60点以上で単位修得となる.その場合,各到達目標項目の到達レベルが標準以上であること,教育プログラムの学習・教育到達目標の各項目を満たしたことが認められる。
・中間試験と期末試験を合わせて試験の評価とする。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
工作機械メーカの動向調査
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工作機械メーカの動向を調査し、工作機械産業の役割を知る。
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2週 |
NC工作機械 (1)NC工作機械概説(2)NCの特徴と構成要素 |
NCによる位置制御について説明できる。 NC工作機械について説明できる。
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3週 |
(3)工具経路補間 ①MIT方式②DDA③代数演算 |
NCの工具経路補間方法について理解し,計算できる。 ①MIT方式②DDA③代数演算
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4週 |
④サーボデータによる直線補間、円弧補間
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④サーボデータによる直線補間、円弧補間
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5週 |
マシニングセンタと多軸工作機械 (1)マシニングセンタ |
マシニングセンタの構造,機能を説明することができる。
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6週 |
(2)多軸工作機械
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多軸工作機械の特徴について説明することができる。
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7週 |
(3)5軸工作機械 次週、中間試験を実施する |
5軸工作機械の座標変換行列を求めることができる。
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8週 |
中間試験
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これまでの学習内容の理解度を試験により確認する。
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2ndQ |
9週 |
試験答案の確認・解説 生産システム (1)自動化工場 (2)自動搬送システム |
試験結果から自らの理解状況を把握して,今後の学習に反映できる。 生産システムについて説明できる。 自動化工場、自動搬送システムについて説明できる。
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10週 |
試験答案の確認・解説 (3)生産スケジューリング |
旋削加工における生産スケジューリングについて理解し,計算できる。
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11週 |
(4)情報リテラシー |
コンピュータを扱っている際に遭遇しうる脅威に対する対策例について説明できる。 コンピュータを扱っている際に遭遇しうる脅威に対する対策例について説明できる。 マルウェアやフィッシングなど、コンピュータを扱っている際に遭遇しうる代表的な脅威について説明できる。
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12週 |
CAD/CAMシステム (1)CAD/CAMシステム概要
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CADとCAMそれぞれの役割と関係を説明できる。
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13週 |
(2)CADと形状モデリング |
形状モデリングについて説明できる。
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14週 |
(3)CAMと工程設計
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工程設計の自動化について説明できる。
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15週 |
(4)CAD/CAMシステム統合化 |
CADデータの標準化とLANについて説明できる。
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16週 |
期末試験 |
学んだ知識の確認ができる。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 情報系分野 | その他の学習内容 | コンピュータウィルスやフィッシングなど、コンピュータを扱っている際に遭遇しうる代表的な脅威について説明できる。 | 1 | |
コンピュータを扱っている際に遭遇しうる脅威に対する対策例について説明できる。 | 1 | |
マルウェアやフィッシングなど、コンピュータを扱っている際に遭遇しうる代表的な脅威について説明できる。 | 1 | |
評価割合
| 試験 | レポート | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 30 | 100 |
基礎的能力 | 20 | 10 | 30 |
専門的能力 | 50 | 20 | 70 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 |