通信ネットワーク工学(2017年度非開講)

科目基礎情報

学校 旭川工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 通信ネットワーク工学(2017年度非開講)
科目番号 0091 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 システム制御情報工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 前期:2
教科書/教材 マスタリングTCP/IP 入門編(第5版)
担当教員

到達目標

1.情報通信ネットワーク分野におけるプロトコルの標準化と階層化について理解し、説明できる。
2.インターネットの概念を理解し、データリンク、IPプロトコル、IPv6 の仕組みを理解し、説明できる。
3.トランスポート層の役割、経路制御のアルゴリズム、アプリケーションプロトコルの仕組みを理解し、説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1情報通信ネットワーク分野におけるプロトコルの標準化と階層化について理解し、説明できる。情報通信ネットワーク分野におけるプロトコルの標準化と階層化について理解できる。情報通信ネットワーク分野におけるプロトコルの標準化と階層化について理解が十分でない。
評価項目2インターネットの概念を理解し、データリンク、IPプロトコル、IPv6 の仕組みを理解し、説明できる。 インターネットの概念を理解し、データリンク、IPプロトコル、IPv6 の仕組みを理解できる。 インターネットの概念を理解し、データリンク、IPプロトコル、IPv6 の仕組みについて理解が十分でない。
評価項目3トランスポート層の役割、経路制御のアルゴリズム、アプリケーションプロトコルの仕組みを理解し、説明できる。トランスポート層の役割、経路制御のアルゴリズム、アプリケーションプロトコルの仕組みを理解できる。トランスポート層の役割、経路制御のアルゴリズム、アプリケーションプロトコルの仕組みについて理解が十分でない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 システム制御情報工学科の教育目標 ① 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 本科の教育目標 ③ 説明 閉じる
JABEE A-2 説明 閉じる
JABEE D-1 説明 閉じる
JABEE D-2 説明 閉じる
JABEE基準 (d) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
インターネットや電子メールなどを使用する場合に、その仕組みをまったく意識することなく使うことができる。しかし、情報通信ネットワークに関連する職業につく者は、その仕組みを理解する必要がある。本授業では情報通信ネットワークを理解する事を目標とし、IPを利用した通信技術やIPv6、ルーティングプロトコルなどの知識を養う。
授業の進め方・方法:
インターネットに関しての講義を行う。ネットワークの基礎知識、TCP/IP基礎知識、データリンク 、IPプロトコル、IPに関連する技術とIPv6、TCPとUDP、ルーティングプロトコル、アプリケーションプロトコル 等を勉強する。とう
注意点:
TCP/IPの基礎用語を憶える。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ネットワーク基礎知識1 コンピュータネットワーク登場の背景、コンピュータとネットワーク発展の7つの段階の基礎を説明できる。
2週 ネットワーク基礎知識2 プロトコルの標準化、プロトコルの階層化とネットワークの構成要素の基礎を説明できる。
3週 TCP/IP基礎知識 1 TCP/IP 登場の背景とその歴史、TCP/IP の標準化の基礎を説明できる。
4週 TCP/IP基礎知識 2 TCP/IP プロトコル階層モデル、TCP/IP 階層モデルと通信例の基礎を説明できる。
5週 データリンク データリンクの役割、イーサネット、無線通信とPPPの基礎を説明できる。
6週 IPプロトコル1 IPの基硬知識、IPアドレスの基確知識、経路制御の基礎を説明できる。
7週 IPプロトコル12 IP の分割処理と再構築処理、ARP、ICMP、IPヘッダの基礎を説明できる。
8週 前期中間試験 学んだ知識の確認ができる。
2ndQ
9週 IPに関連する技術とIPv6 DHCP、NAT、IP マルチキャスト、IP トンネリングとIPv6の基礎を説明できる。
10週 TCPとUDP1
トランスポート層の役割、ポート番号、UDPの基礎を説明できる。
11週 TCPとUDP2 TCP、その他のトランスポートプロトコル、UDP ヘッダフォーマットとTCP ヘッダフォーマッの基礎トを説明できる。
12週 ルーティングプロトコル1
(経路制御プロトコル)
経路制御、経路を制御する範囲、経路制御アルゴリズム、の基礎を説明できる。
13週 ルーティングプロトコル2
(経路制御プロトコル)
RIP、0SPFとBGPの基礎を説明
できる。
14週 アプリケーションプロトコル DNS、WWW、遠隔ログイン、ファイル転送、ネットワーク管理の基礎を説明できる。
15週 前期末試験 学んだ知識の確認ができる。
16週 答案返却 学んだ知識の再確認ができる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力200000525
専門的能力5000001060
分野横断的能力100000515