到達目標
1. 食品衛生の意義,およびそれに関わる社会的なシステム(法律・規則・行政)を理解し,説明できる。
2. 食品衛生と微生物(有害物質含む)の関わりを理解し,説明できる。
3. 食品衛生を確保するための基礎的知識を理解し,説明できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1
(A-2,D-1) | 食品衛生の意義,そのための社会的なシステムを十分に理解し,正確に説明できる。 | 食品衛生の意義,そのための社会的システムを理解でき,ほぼ正確に説明できる。 | 食品衛生の意義,そのための社会的システムを理解できない。 |
評価項目2
(D-1,D-2) | 食品衛生と微生物(有害物質含む)の関わりを理解し,説明できる。 | 食品衛生と微生物(有害物質含む)の関わりを理解し,ほぼ正確に説明できる。 | 食品衛生と微生物(有害物質含む)の関わりを理解できない。 |
評価項目3
(D-1,D-2) | 食品衛生を確保するための基礎的知識を十分に理解し,正確に説明できる。 | 食品衛生を確保するための基礎的知識を理解でき,ほぼ正確に説明できる。 | 食品衛生を確保するための基礎的知識を理解できない。 |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 物質化学工学科の教育目標 ②
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学習・教育到達度目標 本科の教育目標 ③
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JABEE A-2
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JABEE D-1
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JABEE D-2
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JABEE基準 (d)
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教育方法等
概要:
食中毒の分類,食中毒を引き起こす微生物・自然毒・化学物質,食中毒と経口感染症の関わり,残留農薬の規制,食品添加物の役割と安全性,食品の安全性を確保する方策(HACCP&トレーサビリティ)に関する基礎的知見を学ぶ。
授業の進め方・方法:
食品衛生の重要性および食品に関わる微生物(有害物質含む)に関しての講義を行う。食品衛生と微生物等の関わりについて,自主的により深い興味を持って貰うためにレポート課題を課す。
注意点:
・教育プログラムの学習・教育到達目標の各項目の割合は,A-2(30%), D-1(50%), D-2(20%) とする。
・総時間数90時間(自学自習60時間)
・自学自習時間(60時間)は,日常の授業(30時間)に対する予習復習,レポート課題の解答作成時間,試験のための学習時間を総合したものとする。
・評価については,合計点数が60点以上で単位修得となる.その場合,各到達目標項目の到達レベルが標準以上であること,教育プログラムの学習・教育到達目標の各項目を満たしたことが認められる.
・予習復習の成果を確認するために,学習ノートの提出を求めることがある。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス,食品衛生と食品衛生行政
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食品衛生の重要性,および食品衛生行政と関連法規を理解し,説明できる。
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2週 |
食品と微生物 |
食品汚染に関わる微生物,微生物の増殖条件,衛生指標細菌・一般細菌を理解し,説明できる。
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3週 |
食品の変質 |
食品の変質機構,食品の酸敗とその防止,食品の変質防止技術を理解し,説明できる。
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4週 |
食中毒(1) |
食中毒の発生状況と食中毒の分類,食中毒を引き起こすウイルス・微生物,自然毒・化学物質による食中毒を理解し,説明できる。
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5週 |
食中毒(2) |
食中毒を引き起こすウイルス・微生物,自然毒・化学物質による食中毒を理解し,説明できる。
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6週 |
食品と感染症,寄生虫および衛生動物(1) |
経口感染症の種類と発生状況,感染経路を理解し,説明できる。
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7週 |
食品と感染症,寄生虫および衛生動物(2) 次週,中間試験を実施する。 |
動物由来感染症と予防対策,寄生虫の感染経路と予防対策を理解し,説明できる。
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8週 |
有害物質と食品汚染(1) 中間試験の解答の解説 |
食品に残留する可能性がある化学物質,残留農薬に対する規制概略を理解し,説明できる。 学んだ知識の確認ができる。
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4thQ |
9週 |
有害物質と食品汚染(2) |
食品に残留する可能性がある化学物質,残留農薬に対する規制概略を理解し,説明できる。
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10週 |
有害物質と食品汚染(3) 食品添加物(1) |
食品に残留する可能性がある化学物質,残留農薬に対する規制概略を理解し,説明できる。 食品添加物の利用と安全性について理解し,説明できる。
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11週 |
食品添加物(2) |
食品添加物の利用と安全性について理解し,説明できる。
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12週 |
食品添加物(3) |
食品添加物の表示,主な食品の種類と用途を理解し,説明できる。
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13週 |
食品衛生の管理と対策(1) |
食品の安全性を確保するためのHACCPとPPを理解し,説明できる。
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14週 |
食品衛生の管理と対策(2) |
食品の安全性と安心を確保するためのトレーサビリティの意味と意義を理解し,説明できる。
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15週 |
総復習 |
学んだ知識の再確認&修正ができる。
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16週 |
学年末試験 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 化学・生物系分野 | 生物工学 | 原核微生物の種類と特徴について説明できる。 | 4 | |
真核微生物(カビ、酵母)の種類と特徴について説明できる。 | 4 | |
評価割合
| 試験 | レポート課題 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 30 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 20 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 30 |
専門的能力 | 50 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 60 |
分野横断的能力 | 0 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 |