英語Ⅰ

科目基礎情報

学校 旭川工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 英語Ⅰ
科目番号 0004 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 4
開設学科 一般人文科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 4
教科書/教材 『Grove English Communication Ⅰ New Edition』(文英堂) 補助教材として『級別式高校英語の基礎』(三友社)を使用する。また適宜プリントを配布する。
担当教員 鈴木 智己,沢谷 佑輔

到達目標

1. 中学校既習の文法事項や構文に加え、高等学校学習指導要領に示されている基礎レベルの文法事項や構文を理解し、活用・運用することができる。
2. 中学校で既習の 1200 語程度の語彙を定着させ、さらに学習した新たな語彙を理解することができる。
3. 英語を用いて、ペアワークやグループワークなどの言語活動に積極的に参加することができる。
4. 異文化に対する理解を深めることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1中学校既習の文法事項や構文に加え、高等学校学習指導要領に示されている基礎レベルの文法事項や構文を理解し、正確に活用・運用することができる。中学校既習の文法事項や構文に加え、高等学校学習指導要領に示されている基礎レベルの文法事項や構文を理解し、概ね活用・運用することができる。 中学校既習の文法事項や構文や高等学校学習指導要領に示されている基礎レベルの文法事項や構文を理解しておらず、活用・運用することもできない。
評価項目2中学校で既習の 1200 語程度の語彙が定着しており、さらに学習した新たな語彙を理解し正しく使うことができる。中学校で既習の 1200 語程度の語彙が概ね定着しており、さらに学習した新たな語彙をある程度理解し使うことができる。 中学校で既習の 1200 語程度の語彙が定着しておらず、新たな語彙を身につけることもできない。
評価項目3英語を用いて、ペアワークやグループワークなどの言語活動に積極的に参加することができる。英語を用いて、ペアワークやグループワークなどの言語活動に参加することができる。英語を用いて、ペアワークやグループワークなどの言語活動に参加することができない。
評価項目4異文化に目を向けるとともに、その違いを理解・尊重・受容し、外国語によるコミュニケーションに活かすことができる。異文化に目を向けるとともに、その違いを理解することができる。異文化に関心をもったり、その違いを理解することができない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 一般人文科の教育目標 ① 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 本科の教育目標 ① 説明 閉じる

教育方法等

概要:
基本的には英語を用いて授業を進め、テキストの音読、ペア・ワーク、グループ・ワークなどの英語を実際に使う活動を取り入れ、コミュニケーションの道具としての英語の運用能力を高めることを目標とする。
授業の進め方・方法:
日本語を介して英語を理解することはせず、パラフレーズ、要約、英問英答などの作業を通して、英語を英語で理解しようとする習慣を身につける。学習する文法項目などについては、「授業計画」の項を参照のこと。また、語彙増強のために e-Learning システム ALC NetAcademy2 も活用する(詳細については別途指示する)。
注意点:
語学学習においては積極性と反復が必要であり、そのために積極的に授業に参加することや予習・復習を怠らないことが重要である。「英文法」で購入する『SEED 総合英語』を適宜参照することが大切である。授業には英和辞書を持参することを必須とする。また英検 3 級または準2級の合格者に対しては、学年末の成績に 10 点を上限に加点する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 Orientation

Get to Know Each Other
Lesson 1: Omotenashi: The Spirit of Japan: Introduction
・授業の進め方、学習の仕方がわかる。
・辞書の使い方が理解できる。
・初対面の人と自己紹介ができる。
2週 Orientation
Lesson 1: Omotenashi: The Spirit of Japan
Part 1
・ 外国からの旅行者が関心を持つ事柄を理解することができる。
・主語と述部を理解し、表現することができる。
3週 Lesson 1: Omotenashi: The Spirit of Japan
Part 1, Part 2
・ 「おもてなし」の精神について理解することができる。
・主語と述部/「S+V」「S+V+C」「S+V+O」/現在・過去・未来を表す動詞を理解し、表現することができる。
4週 Lesson 1: Omotenashi: The Spirit of Japan
Part 3, 章末問題
・各国の「おもてなし」について理解し、考えることができる
・現在・過去・未来を表す動詞を理解し表現することができる。
・もてなしについて意見を交換することができる。
5週 Lesson 2: Why is that so?
Part 1, Part 2
・なぜ時計が右回りなのか、なぜ女性の服のボタンは左側についているかを理解することができる。
・冠詞+(形容詞)+名詞/to 不定詞(名詞的用法)を理解し、表現することができる。
6週 Lesson 2: Why is that so?
Part 2, Part 3
・なぜ女性の服のボタンは左側についているか、なぜ人は握手をするようになったのかを理解することができる。
・to 不定詞(名詞的用法)/動名詞を理解し、表現することができる。
7週 Lesson 2 : Why is that so?
Part 3, 章末問題 次週、中間試験を実施する
・なぜ人は握手をするようになったのかを理解することができる。
・動名詞を理解し、表現することができる。
・身の回りの疑問について意見を交換することができる。
8週 Lesson 3 : The Bento Goes International
Part 1
・日本の弁当について理解することができる。
・進行形を理解し、表現することができる。
2ndQ
9週 Lesson 3 : The Bento Goes International
Part 1, Part 2
・日本の弁当、アメリカの昼食について理解することができる。
・進行形/「S+V+O+O」の形を理解し、表現することができる。
10週 Lesson 3 : The Bento Goes International
Part 2, Part 3,章末問題
・アメリカの昼食、世界に広まりつつある弁当について理解することができる。
・「S+V+O+O」「S+V+O+C」を理解し、表現することができる。
・作ってみたい弁当について意見を交換することができる。
11週 Lesson 4 Owen and Mzee: An amazing friendship
Part 1,Part 2
・カバが岩礁に取り残された状況を理解することができる。
・カバが村人により保護された経緯、カバとカメの関係を理解することができる。
・現在完了/「S+V+O(=that 節)」を理解し、表現することができる。
12週 Lesson 4 : Owen and Mzee: An amazing friendship
Part 3,章末問題
・カバとカメの関係を理解することができる。
・過去完了形を理解し、表現することができる。
・飼ってみたい動物について意見を交換ができる。
13週 Lesson 5 :The Impossible Is Possible
Part 1, Part 2
・高野秀行氏がどのような人物であるかを理解することができる。
・分詞の形容詞的用法/to 不定詞(形容詞的用法)を理解し、表現することができる。
14週 Lesson 5 :The Impossible Is Possible
Part 2, Part 3
・高野氏が怪獣を見つけるために何をしたかを理解することができる。
・to 不定詞(形容詞的用法)/受け身を理解し、表現することができる。
・将来つきたい職業について意見を述べることができる。
15週 Lesson 5 : The Impossible Is Possible
Part 3, 章末問題
・高野氏の若者に対するメッセージを理解することができる。
・受け身を理解し、表現することができる。
・について意見を述べることができる。
16週 前期末試験
後期
3rdQ
1週 Lesson 6 : Eric Carle: How he creates his art
Part 1, Part 2
・エリック・カールの絵本に小さい生き物が多く登場する理由を知り、創作する過程を理解することができる。
・関係代名詞/to 不定詞:副詞的用法/を理解し、表現することができる。
2週 Lesson 6 : Eric Carle: How he creates his art
Part 2

英検IBA
・エリック・カールの創作する過程を理解することができる。
・to 不定詞:副詞的用法 を理解し、表現することができる。
3週 Lesson 6 : Eric Carle: How he creates his art
Part 3, 章末問題
・エリック・カールのアイデアがどこから生まれるかを理解することができる。
・関係代名詞what を理解し、表現することができる。
・好きな本について意見を述べることができる。
4週 Lesson 7 : The Netherlands – Living with water
Part 1, Part 2
・オランダと日本の関係について知り、地形の特徴について理解することができる
・比較/It is + ~ (for ~ ) + to 不定詞を理解し、表現することができる。
5週 Lesson 7 : The Netherlands – Living with water
Part 2, Part 3
・オランダの地形の特徴、オランダと自転車の関係について理解することができる
・It is + ~ (for ~ ) + to 不定詞/ 「S+V+O+ to不定詞」を理解し、表現することができる。
6週 Lesson 7 : The Netherlands – Living with water
Part 4, 章末問題              
・オランダの人々の生活について理解することができる
・S+V+O+O(=that 節)を理解し、表現することができる。
・行ってみたい国について意見を述べることができる。
7週 次週、中間試験を実施する
Lesson 8: Collective Intelligence
Part 1
・「集合知」とはどのようなものであるか理解することができる。
・「S+V+O(=疑問詞節など)」を理解し、表現することができる。
8週 後期中間試験Lesson 8: Collective Intelligence
Part 2, Part 3
・アリはどうして交通渋滞を起こさないのか、またハトの動きから何が作り出されたのか理解することができる。
・「S+V+O+C(=現在分詞)」を理解し、表現することができる。
4thQ
9週 Lesson 8: Collective Intelligence
Part 3, Part 4,
・人間の集合知の例について理解することができる。
・「S+V+O+C(=原形不定詞)」/It is+形容詞[名詞]+that節を理解し、表現することができる。
10週 Lesson 8: Collective Intelligence
章末問題

・身の回りの「集合知」について意見を述べることができる。

11週 Lesson 9: 10 Billion
Part 1

・地球上で起こっている問題について理解することができる。        
・現在完了形を理解し、表現することができる。
12週 Lesson 9: 10 Billion Part 2 ・世界人口の推移とその影響について理解することができる。         ・関係副詞を理解し、表現することができる。
13週 Lesson 9: 10 Billion Part 3 ・地球上で起こっている問題とそれが引き起こす問題について理解することができる。               ・助動詞を含む受け身を理解し、表現することができる。
14週 Lesson 9: 10 Billion Part 4 ・食料需要の増加とその影響について理解することができる。        ・条件と仮定の違いが理解できる。  ・仮定法過去を理解し、表現することができる。              ・好きな日本の伝統行事について意見を述べることができる。
15週 学年末試験
16週 答案返却                まとめ 学年末試験の返却と解説。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識英語のつづりと音との関係を理解できる。1
英語の標準的な発音を聴き、音を模倣しながら発声できる。1
英語の発音記号を見て、発音できる。1
リエゾンなど、語と語の連結による音変化を認識できる。1
語・句・文における基本的な強勢を正しく理解し、音読することができる。1
文における基本的なイントネーションを正しく理解し、音読することができる。1
文における基本的な区切りを理解し、音読することができる。1
中学で既習の1200語程度の語彙を定着させるとともに、2600語程度の語彙を新たに習得する。1
中学校で既習の文法事項や構文を定着させる。1
高等学校学習指導要領に示されているレベルの文法事項や構文を習得する。1

評価割合

試験小テスト・課題等積極性合計
総合評価割合60355100
基礎的能力6035095
分野横断的能力0055