英語ⅣA

科目基礎情報

学校 旭川工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 英語ⅣA
科目番号 0005 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 一般人文科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 後期:4
教科書/教材 Essential Genres in SciTech English―理工系学生のための必修英語 (金星堂)
担当教員 本荘 忠大,森永 治之介

到達目標

1. 自分の専門に関する基本的な語彙を習得する。
2. 相手と英語でコミュニケーションを図ろうとする態度を身に付ける。
3. 自分の身近なことについて、ある程度の的確さ、流暢さ、即応性をもって理解したり伝えたりする初歩的な英語運用能力を養う。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 (C-3)自分の専門に関する基本的な語彙を習得できる。自分の専門に関する基本的な語彙をほぼ習得できる。自分の専門に関する基本的な語彙を習得できない。
評価項目2 (B-2, C-2)相手と英語でコミュニケーションを図ろうとする態度を身に付けることができる。相手と英語でコミュニケーションを図ろうとする態度をほぼ身に付けることができる。相手と英語でコミュニケーションを図ろうとする態度を身に付けることができない。
評価項目3 (B-2, C-2)自分の身近なことについて、ある程度の的確さ、流暢さ、即応性をもって理解したり伝えたりする初歩的な英語運用能力を身に付けることができる。自分の身近なことについて、ある程度の的確さ、流暢さ、即応性をもって理解したり伝えたりする初歩的な英語運用能力をほぼ身に付けることができる。自分の身近なことについて、ある程度の的確さ、流暢さ、即応性をもって理解したり伝えたりする初歩的な英語運用能力をほぼ身に付けることができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
科学技術英語のジャンルで、繰り返し使用されている単語・句・節・文章のパターンと特徴を理解し、科学技術英語の読解力を養う。また、“Stress Pattern” を身に付けるとともに、リスニング能力の向上を目指す。
授業の進め方・方法:
各ユニットの文書を読み、内容を把握し、自分の専門分野でどのような表現上の特徴があるのかについての理解を図る。また本書の “Saying It Yourself” を活用したり、演習問題に取り組むことで、専門分野に関わる語彙能力、読解能力、リスニング能力の強化を図る。
注意点:
・教育プログラムの学習・教育到達目標の各項目の割合は、B-2(10%)、C-2(70%)、C-3(20%) とする。
・総時間数90時間(自学自習30時間)
・自学自習時間(30時間)は、日常の授業(60時間)に対する予習復習、レポート課題の解答作成時間、試験のための学習時間を総合したものとする。
・評価については、合計点数が60点以上で単位修得となる。その場合、各到達目標項目の到達レベルが標準以上であること、教育プログラムの学習・教育到達目標の各項目を満たしたことが認められる。
・未知の単語、熟語の予習、復習を欠かさないこと。また理解できない点を明らかにしたうえで積極的に授業に参加すること。
・NetAcademy 2 を利用したe-learning も取り入れる。小テストを実施するので、真剣に取り組むこと。
英検準2級に合格した場合、およびTOEIC で400 点以上を取得した場合には、当該期の成績において10 点を上限に加点する。ただし、TOEICについては、前期に400 点以上を取り、後期に50 点以上の得点の伸びがあった場合には後期においても10 点を上限に加点する。また後期に25~49点の伸びがあった場合は、後期に5点を上限に加点する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 Orientation
Unit 1
Safety Rules
安全管理についての規則を読み、その形式や文のパターンが理解できる。
2週 Unit 2
Recipe
レシピで記述される単位や作業指示の形式、文章のパターンが理解できる。
3週 Unit 3
Product Specifications
製品仕様書を読み、その形式や文章のパターンが理解できる。また機能、外形寸法、重
量、消費電力、電圧などを英語で表現できる。
4週 Unit 4
Instruction Manual
電気製品などの工業製品に添えられている操作方法を説明する取り扱い説明書を読み、その形式や文章のパターンが理解できる。またその製品を正しく安全に使用するために、どこを重点的に読めばよいのか、読むべきポイントが理解できる。
5週 Unit 5
Laboratory Manual 1: Background
ある実験マニュアルから、実験の目的、背景、そして実験を安全に行うための対策を読み、その形式と文章のパターンが理解できる。
6週 Unit 6
Laboratory Manual 2: Procedures
実験を行う前の安全対策と手順を読み、その形式と文章のパターンが理解できる。また実験を安全に行うために、内容をしっかり把握することができる。
7週 Unit 7
Q & A: Facts
病気に限らず、何かの説明をする際には、誰にでもわかるように伝えることの重要性が理解できる。またその際にどのような点に注意すればよいのかがわかる。
8週 後期中間試験・後期中間試験答案返却、解答解説
Unit 8
Science Feature Article
後期中間試験後に間違った問題の正答を求めることができる。
修飾的な語句の使用法など、科学技術に関するニュース記事と他の社会的ニュース記事との違いを理解することができる。
4thQ
9週 Unit 9
Meeting Announcement
e-learning
留学をする際の情報収集に際して、短時間で多くの情報を得るには、文書のどこに注目すればよいのかが理解できる。NetAcademy 2 を利用したe-learning において語彙力等の増強を図ることができる。
10週 Unit 10
Company Website
e-learning
ある企業のアニュアル・レポートを読み、その形式や文章のパターンが理解できる。また自分の専門分野の知識や技術を製品開発や生産に役立てる態度を養うことができる。NetAcademy 2 を利用したe-learning において語彙力等の増強を図ることができる。
11週 Unit 11
Curriculum Vitae
e-learning
日本の履歴書とは書き方に違いがある英語の履歴書の形式を理解することができる。また英語の履歴書のサンプルを見ながら、英語の履歴書の書き方が理解できる。NetAcademy 2 を利用したe-learning において語彙力等の増強を図ることができる。
12週 Unit 12
Call for Papers
e-learning
学会のウェブサイトから学会発表に伴う論文投稿の募集情報の読み取り方が理解できる。NetAcademy 2 を利用したe-learning において語彙力等の増強を図ることができる。
13週 Unit 13
Registration Form
e-learning
英語で入力するオンライン登録のパターンに慣れることができる。NetAcademy 2 を利用したe-learning において語彙力等の増強を図ることができる。
14週 Unit 14
Email
Unit 15
Research Paper Abstract
ある大学生の国際学会に参加するために事務局との手続きのメールに焦点を当てながら、Email の書き方が理解できる。また論文要旨(abstract)の形式と書き方が理解できる。
15週 学年末試験
16週 学年末試験答案返却、解答解説 学年末試験後に間違った問題の正答を求めることができる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識英語のつづりと音との関係を理解できる。2
英語の標準的な発音を聴き、音を模倣しながら発声できる。2
英語の発音記号を見て、発音できる。2
リエゾンなど、語と語の連結による音変化を認識できる。2
語・句・文における基本的な強勢を正しく理解し、音読することができる。2
文における基本的なイントネーションを正しく理解し、音読することができる。2
文における基本的な区切りを理解し、音読することができる。2
中学で既習の1200語程度の語彙を定着させるとともに、2600語程度の語彙を新たに習得する。2
自分の専門に関する基本的な語彙を習得する。2
中学校で既習の文法事項や構文を定着させる。2
高等学校学習指導要領に示されているレベルの文法事項や構文を習得する。2
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。2
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。2
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。2
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。2
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。2
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。2
毎分100語程度の速度で平易な物語文などを読み、その概要を把握できる。2
自分や身近なことについて100語程度の簡単な文章を書くことができる。2
毎分120語程度の速度で物語文や説明文などを読み、その概要を把握できる。2
自分や身近なこと及び自分の専門に関する情報や考えについて、200語程度の簡単な文章を書くことができる。2

評価割合

試験小テスト課題積極性ポートフォリオその他合計
総合評価割合652010500100
基礎的能力652010500100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000