英文法

科目基礎情報

学校 旭川工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 英文法
科目番号 0005 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 一般人文科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 【教科書】SEED ENGLISH GRAMMAR 22 UNITS (文英堂)  【補助教材】SEED ENGLISH GRAMMAR 22 UNITS WORKBOOK (文英堂)  【参考書】『SEED 総合英語[四訂新版]』 (文英堂)、『級別式高校英語の基礎』(三友社)
担当教員 鈴木 智己,櫻井 靖子

到達目標

1. 英文の構造を分析的に捉えることができる。
2. 言語形式とそれに伴う意味の違いを理解することができる。
3. 学習した文法項目を用いて意図した意味を表現できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1品詞や語・句・節を意識して、英文の基本文型や構造を常に正しく捉えることができる。品詞や語・句・節を意識して、英文の基本文型や構造を概ね正しく捉えることができる。品詞や語・句・節を意識して、英文の基本文型や構造を正しく捉えることができない。
評価項目2異なる言語形式が異なる意味を持つことを、正しく理解できる。異なる言語形式が異なる意味を持つことを、概ね正しく理解できる。異なる言語形式が異なる意味を持つことを、理解できない。
評価項目3自分の伝えたい内容を、学習した文法項目を正しく用いて表現できる。自分の伝えたい内容を、学習した文法項目を用いて概ね表現できる自分の伝えたい内容を、学習した文法項目を用いて表現することができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 一般人文科の教育目標 ① 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 本科の教育目標 ① 説明 閉じる

教育方法等

概要:
中学既習の文法事項を基礎に、英文の構造を正しく捉えながら意味を理解するために必要となる文法事項を身につける。さらに、学習した文法事項を用いて正しく表現する運用能力を身につける。
授業の進め方・方法:
テキスト例文の解説や問題演習を通して、文法項目の理解度と運用能力を高める。また、課ごとに小テストを実施する。
注意点:
毎回の予習と復習を欠かさず行うこと。特に教科書の各課ページにある EXERCISES は授業前に自分で取り組み解答しておくこと。『SEED 総合英語』の教科書に対応する部分を参考にすると理解しやすい。それでも分からないところは授業等で質問をし、理解できるようにすること。また中学既習事項の確認と基礎力定着のために『級別式高校英語の基礎』も適宜活用する。

EXERCISESだけでなく教科書の例文解説の中にある語句も、わからない場合はこまめに辞書で調べ、語彙力アップと例文理解に務めること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション
辞書の使い方
英語の品詞
・英文法の正しい学習方法を理解できる。
・英和辞典を用いた語句の調べ方を理解できる。
・英語の品詞10品詞が理解できる。
2週 英語の品詞
文の成り立ち
INTRODUCTION
・文の中での単語をそれぞれの品詞に分類することができる。
・文の構成要素である「主語」, 「述語動詞」「補語」, 「目的語」の働きが理解できる。
・「平叙文(肯定文、否定文)」,「 疑問文(Yes-No疑問文、Wh-疑問文)」を理解し、実際に用いることができる。
3週 INTRODUCTION
Unit 7 文型(1)
・命令文、感嘆文を理解し表現できる。
・SV(第1文型)、SVC(第2文型)、SVO(第3文型)が理解できる。
4週 Unit 8 文型(2) SVOO(第4文型)、SVOC(第5文型)が理解でき、第3文型と第4文型の書き換えができる。
現在形と現在進行形、過去形と過去進行形が理解できる。状態を表す動詞、動作を表す動詞の区別ができる。
5週 Unit 1 時制(1)
・「動作動詞」と「状態動詞」の違いが理解できる。
・現在形、過去形、現在進行形、過去進行形を理解し、実際に用いることができる。
6週 Unit 2 時制(2)
・「単純未来」, 「意思未来」を理解し表現できる。
・「時や条件」を表す接続詞の後で用いる現在形と未来進行形の注意すべき用法が理解できる。
・未来を表す様々な表現が理解でき、実際に用いることができる。
7週 Unit 3 時制(3)

次週に、中間試験を実施する。
・「完了・結果」, 「経験」, 「継続」を表す現在完了形および現在完了進行形を理解し、実際に用いることができる。
8週 Unit 4 時制(4)
・「完了」,「経験」,「継続」,「大過去」を表す過去完了、過去完了進行形を理解し、実際に用いることができる。
2ndQ
9週 Unit 4 時制(4)
Unit 5 助動詞(1)
・未来のある時点における「完了」,「経験」,「継続」を表す未来完了、未来完了進行形を理解し、実際に用いることができる。
・「能力」, 「許可」を表すcan/could、「許可」, 「推量」, 「可能性」を表す may/might、「必要」, 「義務・禁止」, 「推量」を表す mustを理解し、実際に用いることができる。
10週 Unit 5 助動詞(1)
Unit 6 助動詞(2)
・現在の意思や主張を表す will/shallが理解できる。
・「過去の習慣や意思」を表す would/used to、「義務」を表す should/ought to、「忠告」を表す had better、「必要」を表す needが理解できる。
・助動詞を用いた基本的な表現ができる。
11週 Unit 6 助動詞(2)
Unit 9 受動態(1)
・「助動詞+完了形」を理解し、実際に用いることができる。
・受動態の基本、受動態の否定文疑問文を理解し、実際に用いることができる。
12週 Unit 9 受動態(1)
Unit 10 受動態(2)
・助動詞を含む受動態を理解し、実際に用いることができる。
・第4文型と第5文型の文の受動態や、群動詞の受動態を理解し、実際に用いることができる。
13週 Unit 10 受動態(2) ・慣用表現で用いる受動態、感情・心理を表す受動態、被害を表す受動態を理解し、実際に用いることができる。
14週 Unit 11 不定詞(1) ・不定詞の「名詞的用法」, 「形容詞的用法」, 「副詞的用法」を理解し、実際に用いることができる。
15週 Unit 12 不定詞(2) ・「S+V+O+ to 不定詞」, 「S+V+O+原形不定詞」, 「to 不定詞の意味上の主語(for … to〜)」など、不定詞の注意すべき用法を理解し、実際に用いることができる。
16週 期末試験
後期
3rdQ
1週 Unit 13 不定詞(3) ・「疑問詞+to 不定詞」の用法、「不定詞の完了形」, 「不定詞の受動態」, 「不定詞の進行形」を理解し、実際に用いることができる。
・完了形・受動態・進行形の to 不定詞、to 不定詞を含む慣用表現を理解し、実際に用いることができる。
2週 Unit 14 動名詞 ・動名詞の働き(主語・目的語・補語)、動名詞の否定形、動名詞の意味上の主語、動名詞の完了形・受動態を理解し、実際に用いることができる。
3週 Unit 14 動名詞
Unit 15 分詞(1)
・目的語としての動名詞と不定詞の使い分けができる。
・名詞を修飾する分詞の働き、前置修飾と後置修飾の違い、補語になる分詞の働きを理解し、実際に用いることができる。
4週 Unit 16 分詞(2) ・分詞構文の働きと表す意味が理解できる。
・分詞構文の作り方を理解し、分詞構文を用いて表現ができる。
5週 Unit 16 分詞(2) ・否定語や完了形を含んだ分詞構文を理解し、実際に用いることができる。
6週 Unit 17 比較(1) ・原級を使った比較、比較級を使った比較を理解し、実際に用いることができる。
7週 Unit 18 比較(2)

次週に、中間試験を実施する。
・最上級を使った比較、原級・比較級を用いた最上級を理解し、実際に用いることができる。
8週 Unit 19 関係詞(1) ・関係代名詞の主格(who, which)、目的格(whom, which)、関係代名詞thatの用法を理解し、実際に用いることができる。
4thQ
9週 Unit 20 関係詞(2)
・関係代名詞の所有格(whose)、関係代名詞whatを理解し、実際に用いることができる。
10週 Unit 20 関係詞(2)
Unit 21 関係詞(3)
・関係副詞(where, when, why)を理解し、実際に用いることができる。
・前置詞の目的語となっている関係代名詞を理解し、実際に用いることができる。
11週 Unit 21 関係詞(3)
関係詞のまとめ
・関係代名詞、関係副詞の非制限用法を理解し、実際に用いることができる。
・さまざまな文の中で、関係詞の用法を見分けることができる。
12週 Unit 22 仮定法 ・条件と仮定の違いを理解できる。
・現在についての仮定を表す仮定法過去を理解し、実際に用いることができる。
13週 Unit 22 仮定法 ・仮定法過去の表現から、現在の事実を読み取ることができる。
・過去についての仮定を表す仮定法過去完了を理解し、実際に用いることができる。
14週 Unit 22 仮定法 ・仮定法過去完了の表現から、過去に起きた実際の出来事を読み取ることができる。
・願望を表す wish/as if を使った仮定法を理解し、実際に用いることができる。
15週 期末試験
16週 期末試験答案返却と解説
一年間の振り返り
期末試験の問題の正答を確認する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識中学で既習の1200語程度の語彙を定着させるとともに、2600語程度の語彙を新たに習得する。1
中学校で既習の文法事項や構文を定着させる。1
高等学校学習指導要領に示されているレベルの文法事項や構文を習得する。1

評価割合

試験小テスト・課題・ワークブック等積極性合計
総合評価割合60355100
基礎的能力6035095
分野横断的能力0055