英文法

科目基礎情報

学校 旭川工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 英文法
科目番号 0007 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 一般人文科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 【教科書】Revised Vision Quest English Expression I Standard(啓林館) 【補助教材】Revised Vision Quest English Expression I Standard WORKBOOK(啓林館) 【参考書】Vision Quest 総合英語 Ultimate(啓林館)
担当教員 鈴木 智己,櫻井 靖子,沢谷 佑輔

到達目標

1. 英文の構造を分析的に捉えることができる。
2. 言語形式とそれに伴う意味の違いを理解することができる。
3. 学習した文法項目を用いて意図した意味を表現できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1品詞や語・句・節を意識して、英文の基本文型や構造を常に正しく捉えることができる。品詞や語・句・節を意識して、英文の基本文型や構造を概ね正しく捉えることができる。品詞や語・句・節を意識して、英文の基本文型や構造を正しく捉えることができない。
評価項目2異なる言語形式が異なる意味を持つことを、正しく理解できる。異なる言語形式が異なる意味を持つことを、概ね正しく理解できる。異なる言語形式が異なる意味を持つことを、理解できない。
評価項目3自分の伝えたい内容を、学習した文法項目を正しく用いて表現できる。自分の伝えたい内容を、学習した文法項目を用いて概ね表現できる自分の伝えたい内容を、学習した文法項目を用いて表現することができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 一般人文科の教育目標 ① 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 本科の教育目標 ① 説明 閉じる

教育方法等

概要:
中学既習の文法事項を基礎に、高等学校学習指導要領に準じた文法事項をあらたに習得し、英文の構造を正しくとらえる。さらに、学習した文法事項を用いて正しく表現する運用能力を身に着ける。
授業の進め方・方法:
テキスト例文の解説や問題演習を通して、文法項目の理解度と運用能力を高める。また、適宜小テストを実施する。
注意点:
・毎回の予習と復習を欠かさず行うこと。特に教科書の各課ページにある "Practice"は、授業前に自分で取り組み解答しておくこと。
・『Vision Quest 総合英語 Ultimate』の教科書に対応する部分を参考にすると理解に役立つ。
・"Practice"だけでなく教科書の例文の中にある語彙も、わからない場合はこまめに辞書で調べ、文法力と併せて語彙力アップにも努めること。
・予習で分からなかったところは授業で理解できるようにすること。
・また中学既習事項の確認と基礎力定着のために『級別式高校英語の基礎』も適宜活用する。


授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション
辞書の使い方
Appendix 1(英語の品詞)
・英文法の正しい学習方法を理解できる。
・英和辞典を用いた語句の調べ方を理解できる。
・英語の10品詞とその働きを理解できる。
2週 Appendix 1(英語の品詞)
Lesson 1(文の種類)

・文の中での単語をそれぞれの品詞に分類することができる。
・「平叙文(肯定文、否定文)」・「疑問文(Yes-No疑問文、Wh-疑問文)」・「命令文」・「感嘆文」を理解し、実際に用いることができる。
3週 Lesson 2(文型と動詞) ・文の構成要素である「主語」・「述語動詞」・「補語」・「目的語」の働きを理解できる。
・SV(第1文型)、SVC(第2文型)、SVO(第3文型)を理解できる。
4週 Lesson 2(文型と動詞) ・SVOO(第4文型)、SVOC(第5文型)を理解し、第3文型と第4文型の書き換えができる。
・自動詞と他動詞の違いを理解できる。
5週 Lesson 3(時制) ・現在形、過去形、現在進行形、過去進行形を理解し、実際に用いることができる。
・「動作動詞」と「状態動詞」の違いを理解できる。
・頻度を表す副詞を理解できる。
6週 Lesson 3(時制) ・「単純未来」・「意思未来」を理解し表現できる。
・「意図」や「予測」のbe going toを理解できる。
・「時や条件」を表す接続詞の後で用いる現在形と未来進行形の注意すべき用法を理解できる。
・未来を表す様々な表現が理解でき、実際に用いることができる。
7週 Lesson 4(完了形)

次週に中間試験を実施する。
・「完了・結果」・「経験」・「継続」を表す現在完了形および現在完了進行形を理解し、実際に用いることができる。
8週 Lesson 4(完了形) ・「完了」・「経験」・「継続」を表す過去完了、過去完了進行形、過去の時間的な前後関係を表す「大過去」を理解し、実際に用いることができる。
2ndQ
9週 Lesson 4(完了形)
Lesson 5(助動詞)
・未来のある時点における「完了」・「経験」・「継続」を表す未来完了、未来完了進行形を理解し、実際に用いることができる。
・「能力」・「許可」・「依頼」・「可能性」を表すcan/could、「許可」・「推量」を表すmay/might、「必要」・「義務・禁止」・「推量」を表す must、「義務」、「必要・不必要」を表すhave toを理解し、実際に用いることができる。
10週 Lesson 5(助動詞) ・「義務」・「助言」・「推量」を表すshould、「命令」・「忠告」を表す had betterを理解できる。
・現在の意思や主張を表す will、「依頼」を表すwill/wouldを理解できる。
・「過去の習慣や意思」を表す would/used toを理解できる。
11週 Lesson 5(助動詞) ・「助動詞 + have + 過去分詞」を用いて、過去のできごとに対する話し手の判断の仕方を理解できる。
・wouldを含む慣用表現を理解し、実際に用いることができる。
12週 Lesson 6(受動態) ・助動詞の基本的な意味と形を理解し、実際に用いることができる。
・未来を表す受動態や助動詞を含む受動態を理解し、実際に用いることができる。
・進行形の受動態や完了形の受動態を理解し、実際に用いることができる。
13週 Lesson 6(受動態) ・第4文型と第5文型の文の受動態や、群動詞の受動態を理解し、実際に用いることができる。
・物事の状態や心理を表す受動態を表す受動態を理解し、実際に用いることができる。
14週 Lesson 7(不定詞) ・不定詞の「名詞的用法」・「形容詞的用法」・「副詞的用法」を理解し、実際に用いることができる。
15週 Lesson 7(不定詞) ・「to 不定詞の意味上の主語(for … to〜)」・「S+V+O+ to 不定詞」・「S+V+O+原形不定詞」・「疑問詞+to 不定詞」の用法を理解し、実際に用いることができる。
16週 期末試験
後期
3rdQ
1週 Lesson 7(不定詞) ・「不定詞の完了形」・「不定詞の受動態」・「不定詞の進行形」を理解し、実際に用いることができる。
・不定詞を使った慣用表現を理解し、実際に用いることができる。
2週 Lesson 8(動名詞) ・動名詞の基本的な働き(主語・目的語・補語・前置詞の目的語)を理解し、実際に用いることができる。
・意味上の主語としての動名詞の働きを理解し、実際に用いることができる。
・動詞の否定形や完了形を理解し、実際に用いることができる。
3週 Lesson 8(動名詞) ・動名詞の受動態を理解し、実際に用いることができる。
・動名詞を使った慣用表現を理解し、実際に用いることができる。
・目的語としての動名詞と不定詞の使い分けができる。
4週 Lesson 9(分詞) ・名詞を修飾する分詞の働き、前置修飾と後置修飾の違い、補語になる分詞の働きを理解し、実際に用いることができる。
・知覚動詞・使役動詞を含む文での分詞の働きを理解し、実際に用いることができる。
5週 Lesson 9(分詞) ・分詞構文の働きと表す意味を理解できる。
・分詞構文の作り方を理解し、分詞構文を用いて表現ができる。
・慣用的な分詞構文を理解し、実際に用いることができる。
6週 Lesson 10(関係詞) ・関係代名詞の主格(who, which)、目的格(whom, which)、関係代名詞thatの用法を理解し、実際に用いることができる。
7週 Lesson 10(関係詞)


次週に、中間試験を実施する。
・前置詞の目的語となっている関係代名詞を理解し、実際に用いることができる。
・関係代名詞whatを理解し、実際に用いることができる。
8週 Lesson 10(関係詞) ・関係副詞の用法を理解し、実際に用いることができる。
・複合関係詞の用法を理解し、実際に用いることができる。
4thQ
9週 Lesson 10(関係詞) ・関係代名詞および関係副詞の「限定用法」と「非限定用法」の違いを理解し、実際に使い分けることができる。
10週 Lesson 11(比較) ・原級を使った比較、比較級を使った比較を理解し、実際に用いることができる。
11週 Lesson 11(比較) ・比較級を使った慣用表現を理解し、実際に用いることができる。
・最上級を使った比較、原級・比較級を用いた最上級を理解し、実際に用いることができる。
12週 Lesson 12(仮定法) ・ifを使った「条件」と「仮定」の違いを理解できる。
・現在についての仮定を表す仮定法過去を理解し、実際に用いることができる。
・仮定法過去の表現から、現在の事実を読み取ることができる。
13週 Lesson 12(仮定法) ・過去についての仮定を表す仮定法過去完了を理解し、実際に用いることができる。
仮定法過去完了の表現から、過去の事実を読み取ることができる。
・if節と主節で異なる仮定法の用法が含まれた文をを理解し、実際に用いることができる。
14週 Lesson 12(仮定法) ・未来のことを表す仮定法を理解し、実際に用いることができる。
・wishやas ifを用いた仮定法を理解し、実際に用いることができる。
15週 Lesson 12(仮定法) ・仮定法を使った慣用表現を理解し、実際に用いることができる。
・ifを使わない、または省略された仮定法を理解し、実際に用いることができる。
16週 期末試験 期末試験の問題の正答を確認する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。1
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。1

評価割合

試験小テスト・課題・ワークブック等積極性合計
総合評価割合60355100
基礎的能力6035095
分野横断的能力0055