日本史

科目基礎情報

学校 旭川工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 日本史
科目番号 0009 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 一般人文科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 日本史A現代からの歴史(東京書籍)
担当教員

到達目標

1. 日本の人間、社会、文化の歴史について理解することができる。
2. 国際社会の一員としての自覚と素養を身に付けることができる。
3. 人間活動や科学技術が社会に及ぼす役割と影響を理解することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1日本の人間、社会、文化の歴史について正しく理解ことができる。日本の人間、社会、文化の歴史について理解することができる。日本の人間、社会、文化の歴史について十分に理解することができない。
評価項目2国際社会の一員としての自覚と素養が十分身に付けることができる。国際社会の一員としての自覚と素養を身に付けることができる。国際社会の一員としての自覚と素養が身に付いていない。
評価項目3人間活動や科学技術が社会に及ぼす役割と影響を正しく理解することができる。人間活動や科学技術が社会に及ぼす役割と影響を理解することができる。人間活動や科学技術が社会に及ぼす役割と影響を理解することができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 一般人文科の教育目標 ③ 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 本科の教育目標 ① 説明 閉じる

教育方法等

概要:
国際社会の中の日本という視点から、主に19世紀世界や幕末以降の政治、経済の推移を扱い、日本の現代社会の成り立ちや今日の国際社会における日本の位置を理解することを目標とする。また、日本文化の特質や日本における地域社会の特質についても理解できるようにする。
授業の進め方・方法:
教科書とプリント等を使用しながら授業を進めていく。授業の内容は近・現代を中心に扱い、北海道史や沖縄の歴史についても触れる。歴史の流れとともに、その背景についても分かり易く説明する。
注意点:
記憶するだけでなく、歴史事象の必然性を理解し、世界的視野から日本を見る目を養い、自ら調べるという習慣を身につけること。試験は主にノートから出題するので、ノートはしっかり取ること。レポート課題はよく調べ、参考文献を明記して提出すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション 日本史の基礎知識について理解することができる
2週 日本の歴史風土の特質(1) 日本史の大きな流れと、その歴史的・地理的環境の特質について理解できる。
3週 日本の歴史風土の特質(2) 日本史の大きな流れと、その歴史的・地理的環境の特質について理解できる。
4週 1.国際環境の変化と明治維新
(1)19世紀世界の動向①
幕藩体制解体を促した、世界の近代化(産業革命、科学技術の進展を含む)の動向について知ることができる。
5週 (1)19世紀世界の動向②
幕藩体制解体を促した、世界の近代化(産業革命、科学技術の進展を含む)の動向について知ることができる。
6週 (1)19世紀世界の動向③
幕藩体制解体を促した、世界の近代化(産業革命、科学技術の進展を含む)の動向について知ることができる。
7週 (2)鎖国と開国① 次週、中間試験を実施する
8週 (2)鎖国と開国② 江戸幕府の対外政策の特質を知るとともに、幕末の政治動向と国際社会との関わりを理解することができる。
2ndQ
9週 (2)鎖国と開国③ 江戸幕府の対外政策の特質を知るとともに、幕末の政治動向と国際社会との関わりを理解することができる。
10週 (3)倒幕① 江戸幕府の対外政策の特質を知るとともに、幕末の政治動向と国際社会との関わりを理解することができる。
11週 (3)倒幕②
江戸幕府の対外政策の特質を知るとともに、幕末の政治動向と国際社会との関わりを理解することができる。
12週 国際環境の変化と明治維新
(3)倒幕③
江戸幕府の対外政策の特質を知るとともに、幕末の政治動向と国際社会との関わりを理解することができる。
13週 (4)北海道の歴史①
北海道(先住民族問題を含む)の歴史について理解することができる
14週 (4)北海道の歴史②
沖縄の歴史について理解することができる
15週 (5)沖縄の歴史
16週 前期末試験
後期
3rdQ
1週 2.現代世界と日本
(1)太平洋戦争の契機と敗戦の経過①
太平洋戦争(特に末期)における日本及び国際社会の動きについて理解できる。
2週 (1)太平洋戦争の契機と敗戦の経過②
太平洋戦争(特に末期)における日本及び国際社会の動きについて理解できる。
3週 (1)太平洋戦争の契機と敗戦の経過③
太平洋戦争(特に末期)における日本及び国際社会の動きについて理解できる。
4週 (1)太平洋戦争の契機と敗戦の経過④
太平洋戦争(特に末期)における日本及び国際社会の動きについて理解できる。
5週 (1)太平洋戦争の契機と敗戦の経過⑤
太平洋戦争(特に末期)における日本及び国際社会の動きについて理解できる。
6週 2.現代世界と日本
(1)敗戦の経過
(2)原爆の投下
原爆投下の背景について理解できる。
7週 (3)占領と民主化① 次週、中間試験を実施する
8週 (3)占領と民主化②
憲法制定までの民主化政策について理解できる。
4thQ
9週 (3)占領と民主化③
憲法制定までの民主化政策について理解できる。
10週 (3)占領と民主化④
憲法制定までの民主化政策について理解できる。
11週 (4)日本国憲法制定の経過①

憲法制定までの民主化政策について理解できる。
12週 (4)日本国憲法制定の経過②
日本国憲法制定の背景及びその経過について理解できる。
13週 (4)日本国憲法制定の経過③
日本国憲法制定の背景及びその経過について理解できる。
14週 (3)占領と民主化
(4)日本国憲法制定の経過
(5)日本の戦後史概説
戦後から現在までの国内の政治・経済状況と国際社会の大まかな動向について理解できる。
15週 学年末試験
16週 試験の解答及び解説等

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地歴産業活動(農牧業、水産業、鉱工業、商業・サービス業等)などの人間活動の歴史的発展過程または現在の地域的特性、産業などの発展が社会に及ぼした影響について理解できる。2
人間活動と自然環境との関わりや、産業の発展が自然環境に及ぼした影響について、地理的または歴史的観観点から理解できる。2
社会や自然環境に調和した産業発展に向けた現在までの取り組みについて理解できる。2
日本を含む世界の様々な生活文化、民族・宗教などの文化的諸事象について、歴史的または地理的観点から理解できる。2
国家間や国家内で見られる、いわゆる民族問題など、文化的相違に起因する諸問題について、地理的または歴史的観点から理解できる。2
文化の多様性を認識し、互いの文化を尊重することの大切さを理解できる。2
地歴・公民現代科学の考え方や科学技術の特質、科学技術が社会や自然環境に与える影響について理解できる。2
社会や自然環境に調和し、人類にとって必要な科学技術のあり方についての様々な考え方について理解できる。2
今日の国際的な政治・経済の仕組みや、国家間の結びつきの現状とそのさまざまな背景について理解できる。2
環境問題、資源・エネルギー問題、南北問題、人口・食糧問題といった地球的諸課題とその背景について理解できる。2
国際平和・国際協力の推進、地球的諸課題の解決に向けた現在までの取り組みついて理解できる。2
工学基礎技術史技術史歴史の大きな流れの中で、科学技術が社会に与えた影響を理解し、自らの果たしていく役割や責任を理解できる。2

評価割合

試験レポート相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合90100000100
基礎的能力90100000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000