英語Ⅱ

科目基礎情報

学校 旭川工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 英語Ⅱ
科目番号 0011 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 4
開設学科 一般人文科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 4
教科書/教材 Grove English Communication I, II (文英堂)
担当教員 櫻井 靖子,水野 優子

到達目標

1. コミュニケーションに関心を持ち、英語で積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度を身に付けることができる。
2. 自分に身近な情報や、話し手や書き手の意向などを、的確さ、即応性をもって理解することができる。
3. 自分に身近なことがらや、自分の考えなどについて、的確さ、流暢さ、即応性をもって話したり書いたりすることができる。
4. 言語やその運用についての知識を身に付け、その背景にある文化などを理解することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1コミュニケーションに関心を持ち、英語で積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度を身に付けることができる。コミュニケーションに関心を持ち、英語で積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度をほぼ身に付けることができる。コミュニケーションに関心を持ち、英語で積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度を身に付けることができない。
評価項目2自分に身近な情報や、話し手や書き手の意向などを、的確さ、即応性をもって理解することができる。自分に身近な情報や、話し手や書き手の意向などを、ある程度の的確さ、即応性をもって理解することができる。自分に身近な情報や、話し手や書き手の意向などを、的確さ、即応性をもって理解することができない。
評価項目3自分の身近なことがらや、自分の考えなどについて、的確さ、流暢さ、即応性をもって話したり書いたりすることができる。自分に身近なことがらや、自分の考えなどについて、ある程度の的確さ、流暢さ、即応性をもって話したり書いたりすることができる。自分に身近なことがらや、自分の考えなどについて、的確さ、流暢さ、即応性をもって話したり書いたりすることができない。
評価項目4言語やその運用についての知識を身に付け、その背景にある文化などを理解することができる。言語やその運用についての知識をほぼ身に付け、その背景にある文化などをある程度理解することができる。言語やその運用についての知識を身に付けたり、その背景にある文化などを理解することができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 一般人文科の教育目標 ① 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 本科の教育目標 ① 説明 閉じる

教育方法等

概要:
英語を通じて、積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度を育成するとともに、情報や考えなどを的確に理解したり適切に伝えたりする能力を伸ばす。また、円滑なコミュニケーションを図る上で不可欠となる異文化に対する理解を深めることや、世界的な視野に立って物事を考える姿勢を身に付けることを目標とする。
授業の進め方・方法:
基本的には英語を用いて授業を進め、音読、ペアワーク、グループワークなど、英語を実際に使う活動を取り入れ、英語によるコミュニケーション能力を高めることを目指す。パラフレーズ、要約、英問英答などを通して英文を理解し、自分の考えを簡単な英語で表現することができるようにする。
注意点:
語学学習においては積極性と反復が必要であり、そのために積極的に授業に参加することや予習・復習を怠らないことが重要である。文法項目については、1年次で購入した参考書『SEED 総合英語』を適宜参照することが望ましい。毎回の授業に英和辞典を持参すること。分からない語や句は、授業で既習だが忘れてしまっているものも含め、必ず辞書を使って調べること。
 英検準2級の合格者に対しては、学年末の成績に10点以内の範囲で加点する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 Orientation
Lesson 10 (Grove I)
The making of a miracle
・授業の進め方、学習の仕方が分る。
・2010年8月5日に起きた出来事、鉱山に閉じ込められた人々の状況・心情について理解する。
・比較構文を理解し、表現できる。
2週 Lesson 10 (Grove I)
The making of a miracle
・地上で待つ家族の心情、地中に取り残された作業員たちの様子について理解する。
・S+V+O+O (=疑問詞節など) を理解し、表現できる。
3週 Lesson 10 (Grove I)
The making of a miracle
・救出までの計画について理解する。
・強調構文を理解し、表現できる。
4週 Lesson 10 (Grove I)
The making of a miracle
・救出された鉱員や家族の気持ちを理解する。
・仮定法過去完了を理解し、表現できる。
・大切な人やことについて意見を交換することができる。
5週 Lesson1 (Grove II)
Hello, Hollywood! By Yuki Matsuzaki
・夢を持ってアメリカに渡り、ハリウッド映画に出るまでの筆者のいきさつを理解する。
・「S+V」「S+V+C」「S+V+O」を理解し、表現できる。
6週 Lesson1
Hello, Hollywood! By Yuki Matsuzaki
・華やかな俳優業の裏の努力を読み取る。
・「S+V+O (=that節)」を理解し、表現できる。
7週 Lesson1
Hello, Hollywood! By Yuki Matsuzaki

次週、中間試験を実施する。
・筆者の英語に対する考え方、読者へのメッセージを理解する。
・「S+V+O1+O2」、「S+V+O+C」を理解し表現できる。
・自分の夢について、意見を交換する。
8週 Lesson 2
Asian Culture and Life
・タイのイーペン祭り、ミャンマーのインレー湖の生活を理解する。
・進行形、完了形を理解し、表現できる。
2ndQ
9週 Lesson 2
Asian Culture and Life


Lesson 3
A Penguin Called Happy Feet
・ミャンマーのインレー湖の生活、カンボジアのプノン族とゾウの関わりを理解する。
・完了形、過去完了進行形について理解し、表現できる。
・好きな日本の場所について発表する。

・ニュージーランドで起きたペンギンにまつわる出来事を理解する。
・助動詞を理解し、表現できる。     
10週 Lesson 3
A Penguin Called Happy Feet
・ペンギンの生態や、物語の主人公となるペンギンが命名されるまでのいきさつを理解する。
・助動詞+完了形を理解し、表現できる。
11週 Lesson 3
A Penguin Called Happy Feet


Lesson 4
The Spirit Is in My Body
・主人公のペンギンがどのような処置を受け、結果どのようになったかを理解する。
・受け身を理解し、表現できる。
・見たい動物のアニメ映画について意見を交換する。

・どのような人物が、どんな気持ちで何を克服したか、努力の結果、どのような決断をしたかを理解する。
・比較について理解し、表現できる。
12週 Lesson 4
The Spirit Is in My Body
・どのような人物が、どんな気持ちで何を克服したか、努力の結果、どのような決断をしたかを理解する。
・「S+V(+O)+O (=that節)」について理解し、表現できる。
13週 Lesson 4
The Spirit Is in My Body
・どのような人物が、どんな気持ちで何を克服したか、努力の結果、どのような決断をしたかを理解する。「S+V(+O)+O (=疑問詞節など)」について理解し、表現できる。
・やってみたいスポーツについて発表する。
14週 Lesson 5
Guerrilla Gardening
・ゲリラガーデニングとはどんな活動かを理解する。
・助動詞を含む受け身を理解し、表現できる。
15週 Lesson 5
Guerrilla Gardening
・ゲリラガーデニングがどのように受け入れられ、広まっているかを理解する。
・完了形の受け身を理解し、表現できる。
16週 期末試験
後期
3rdQ
1週 Lesson 5
Guerrilla Gardening
・ゲリラガーデニングとはがどのように変化してきているかを理解する。
・「S+V+O1+O2」「S+V+O+C」を理解し、表現できる。
・地域での活動について意見を交換し、話し合う。
2週 Lesson 6
Iceland
・アイスランドの概要、地形的特徴を理解する。
・to不定詞の用法を理解し、表現できる。
3週 Lesson 6
Iceland
・アイスランドの気象的な特徴、特有のエネルギー活用法を理解する。
・It is + ~ (for ~ ) to 不定詞、動名詞を理解し、表現できる。
4週 Lesson 6
Iceland
・アイスランドの特有なエネルギー活用法を理解し、地形的特徴から起きる危険と人々の対処法を知る。
・動名詞、「S+V (= be動詞) + 形容詞 + that節」を理解し、表現できる。
・好きな国について知っていることを話し合う。
5週 Lesson 7
Which Jam Would You Like?
・消費者の品選びに関する実験方法を理解する。
・関係代名詞、「S+V+O+C (= 現在分詞)」を理解し、表現できる。
6週 Lesson 7
Which Jam Would You Like?
・品選びに関する実験方法と結果を理解する。
・、「S+V+O+C (= 現在分詞)」、分詞の形容詞的用法を理解し、表現できる。
7週 Lesson 7
Which Jam Would You Like?

次週、中間試験を実施する。
・人々が取る行動の特徴と、選択の際にはどんな点に注意すべきかを理解する。
・前置詞+関係代名詞を理解し、表現できる。
・よく買い物をする店について発表する。
8週 Lesson 8
Paper Buildings
・建築家の坂茂さんが紙管を使うようになったきっかけを知る。
・分詞構文を理解し、表現できる。
4thQ
9週 Lesson 8
Paper Buildings
・坂さんが紙管を使ったシェルターを作り始めた経緯と、被災地の支援に携わっている様子を理解する。
・分詞構文、「S+V+O+C (= 原形不定詞)」を理解し、表現できる。
10週 Lesson 8
Paper Buildings
・建築家として坂さんがどのような気持ちで被災地支援に携わっているかを理解する。
・分詞構文を理解し、表現できる。
11週 Lesson 8
Paper Buildings


Lesson 9
Salty Coffee
・坂さんが阪神大震災でどのような行動を取ったかを知る。
・関係代名詞の非制限用法を理解し、表現できる。
・被災地での救済活動について話し合い、発表する。

・男性のコーヒーショップでの言動と状況を理解する。
・名詞+to不定詞+前置詞を理解し、表現できる。
12週 Lesson 9
Salty Coffee
・男性の幼いころの思い出を理解する。
・疑問詞+to不定詞を理解し、表現できる。
13週 Lesson 9
Salty Coffee
・塩がきっかけで築かれていった男性と女性との関係を理解する。
・仮定法過去・仮定法過去完了、
14週 Lesson 9
Salty Coffee
・40年後に明かされた真実を読み解く。
・形容詞+to不定詞を理解し、表現できる。
・毎日飲む飲み物について発表する。
15週 期末試験
16週 期末試験答案返却と解説
一年間の振り返り
期末試験の問題の正答を確認する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識英語のつづりと音との関係を理解できる。2
英語の標準的な発音を聴き、音を模倣しながら発声できる。2
英語の発音記号を見て、発音できる。2
リエゾンなど、語と語の連結による音変化を認識できる。2
語・句・文における基本的な強勢を正しく理解し、音読することができる。2
文における基本的なイントネーションを正しく理解し、音読することができる。2
文における基本的な区切りを理解し、音読することができる。2
中学で既習の1200語程度の語彙を定着させるとともに、2600語程度の語彙を新たに習得する。2
中学校で既習の文法事項や構文を定着させる。2
高等学校学習指導要領に示されているレベルの文法事項や構文を習得する。2

評価割合

試験小テスト・課題・音読などの発表コミュニケーションに対する積極性合計
総合評価割合60355100
基礎的能力60355100
専門的能力0000
分野横断的能力0000