英語演習

科目基礎情報

学校 旭川工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 英語演習
科目番号 0012 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 一般人文科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 Grove English Expression I (文英堂)および Workbook
担当教員 鈴木 智己,櫻井 靖子,沢谷 佑輔

到達目標

1. 日常のさまざまな場面や目的に応じて伝えたいことを英語で表現するのに必要な基礎的語彙や表現を習得し使うことができる。 
2. 目的にあった辞書の使い方ができ、適切な語彙を選択して正しく使うことができる。
3. 自己表現のために必要となる文法や構文を習得し使うことができる。
4. 文法的なつながりと、意味のまとまりに注意して、与えられたテーマについて100語程度の文章を書くことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1基礎的な語彙や表現を習得し、伝えたいことを表現することができる。基礎的な語彙や表現をある程度習得し、どうにか表現することができる。基礎的な語彙や表現を習得しておらず、表現することができない。
評価項目2目的にあった辞書の使い方がで き、適切な語彙を選択して正しく使 うことができる。目的にあった辞書の使い方が限定的にではあるが、意思伝達に最低限必要な語彙の選択をして使うことができる。目的にあった辞書の使い方ができ ず、意思伝達に必要な語彙を選択して使うことができない。
評価項目3相手に伝えようとする内容を表すために適した文法や構文を正しく選択して使うことができる。相手に伝えようとする内容を表すために必要な文法や構文をある程度選択して使うことができる。相手に伝えようとする内容を表すた めに必要な文法や構文を選択して 使うことができない。
評価項目4文法的なつながりと、意味のまとまりに注意して、与えられたテーマについて100語程度の文章を書くことができる。文法的なつながりと、意味のまとまりに注意して、与えられたテーマについて100語程度の文章をある程度書くことができる。文法的なつながりと、意味のまとまりに注意して、与えられたテーマについて100語程度の文章を書くことができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 一般人文科の教育目標 ① 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 本科の教育目標 ① 説明 閉じる

教育方法等

概要:
基本的な情報や自分の考えについて英語で表現する力を身につける。特に場面や目的に応じて、論理展開や表現方法を工夫しながら表現することを目指す。
授業の進め方・方法:
英語によるコミュニケーション能力の向上を目指し、2年生までに学習した事柄を確認・発展させながら正確な表現を身につけられるよう学習する。そのために、正確な文法、語彙、語法、構文、幅広い表現力を身につける訓練をする。また、プレゼンテーション・スキルの習得に繋がる学習内容も取り入れる。
計4回のパラグラフ・ライティングの課題に取り組む。特に文法的な文と文のつながり(結束性:cohesion)や、意味的な文と文のまとまり(首尾一貫性:coherence)のあるパラグラフを書けるようにする。
注意点:
演習的な要素が強い学習となる。各課では“Point”で示された基本例文を参考にして、“Do it yourself”や“Challenge”を予めやってくること。また各 Lesson ごとにPointで示された例文やpracticeの文についての小テストを行う。また、1月に実施する工業英語検定の4級(一定の条件で3級受験も可)を全員受験することとする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション
結束性(cohesion) と首尾一貫性(coherence)
PRACTICE 1 パラグラフ構成
・学習の内容や進め方がわかる。
・結束性(cohesion) と首尾一貫性(coherence)の概念を理解できる。また,どのようにしてそれを生み出すのかが理解できる。パラグラフの基本的な構成を理解できる。
2週 PRACTICE 1 パラグラフ構成

LESSON 1
新しい学年が始まります

・パラグラフの基本的な構成を理解できる。
・ 「S+V(=一般動詞)」「S+V(=be動詞)+場所を表す語句」を理解し,クラスメートや校内のいろいろな部屋の場所について英語で表現できる。
3週 LESSON 1
新しい学年が始まります

LESSON 2
親友を紹介します


・ 「S+V(=一般動詞)」「S+V(=be動詞)+場所を表す語句」を理解し,クラスメートや校内のいろいろな部屋の場所について英語で表現できる。
・「S+V+C」「S+V+O」を理解し、担任の先生や学校の好きなところについて英語で表現できる。
4週 LESSON 2
親友を紹介します

LESSON 3
起きなさい


・「S+V+C」「S+V+O」を理解し、担任の先生や学校の好きなところについて英語で表現できる。
・ 時制[現在],現在進行形を理解し,交通機関の遅れを伝える英文を書いたり、自分が食べる朝食について英語で表現できる。
5週 LESSON 3
起きなさい

LESSON 4
よい週末を

・ 時制[現在],現在進行形を理解し,交通機関の遅れを伝える英文を書いたり、自分が食べる朝食について英語で表現できる。
・ 時制[過去,未来]を理解し,学校を欠席した友人や先週の週末の過ごし方について英語で表現できる。
6週 Let's write our own paragraph

PRACTICE 2
時間的順序
・パラグラフを書く過程(ブレーンストーミング→ライティング→推敲)を理解することができる。
・時間的順序を表現するときによく用いる語句を理解する。
・Narrativeのパラグラフの構成の仕方を理解し、好きな有名人を紹介するパラグラフを書くことができる(課題①)

7週 LESSON 4
よい週末を

LESSON 5
メールで連絡することができます
次週、中間試験を実施する
・ 時制[過去,未来]を理解し,学校を欠席した友人や先週の週末の過ごし方について英語で表現できる。
・ 助動詞を理解し,具合の悪そうな相手を気遣う英文を書いたり、 携帯電話などの情報端末について英語で表現することができる。
8週 前期中間試験返却・解説
LESSON 5
メールで連絡することができます
・ 助動詞を理解し,具合の悪そうな相手を気遣う英文を書いたり、 携帯電話などの情報端末について英語で表現することができる。
2ndQ
9週 LESSON 6
どんな町に住んでいますか


・ 副詞節,Itの用法を理解し,自分の町について英語で表現することができる。
・ 「S+V+O+O」「S+V+O+C」を理解し,夏の過ごし方について英語で表現することができる。
10週 LESSON 7
夏が来ました

LESSON 8
何か変わったことがありましたか
・ 「S+V+O+O」「S+V+O+C」を理解し,夏の過ごし方について英語で表現することができる。
・ There構文,受け身を理解し,近所にある店や身の回りの出来事について英語で表現することができる。
11週 LESSON 8
何か変わったことがありましたか

・ There構文,受け身を理解し,近所にある店や身の回りの出来事について英語で表現することができる。
12週 LESSON 9
何を読んでいますか
・ 現在完了形[完了,経験]を理解し,読み終えた本、好きな作家や本についてパートナーと話し合う.
13週 LESSON 10
お昼を食べましょう
・ 現在完了形[継続],現在完了進行形を理解し, 昼休みの過ごし方について英語で表現できる。
14週 PRACTICE 3
比較・対照
・ Comparison/ contrast のパラグラフでよく使われる語句を理解することができる。
・ Comparison/ contrast のパラグラフの構成の仕方を理解して、身の回りのものを比較・対照したパラグラフを書くことができる(課題②)
15週 Supporting sentences (details)の重要性 ・Topic sentenceをサポートするSupporting sentences(details)の役割を理解し、説得力のあるSupporting sentencesを書くことができる。
16週 期末試験
後期
3rdQ
1週 LESSON 11
スポーツは好きですか
・ 比較を理解し, まわりの人や 好きなスポーツについて英語で表現することができる。
2週 LESSON 12
ペットをかっていますか
・ 現在分詞,過去分詞を理解し,自分や友だちのペットについて英語で表現することができる。
3週 LESSON 13
趣味は何ですか
・ 動名詞,to不定詞[名詞的用法]を理解し、趣味について英語で表現することができる。
4週 LESSON 14
旅行は楽しい
・ to不定詞[形容詞的用法,副詞的用法]を理解し,外国旅行について英語で表現することができる。
5週 PRACTICE 4
原因・結果
・Cause and effect のパラグラフでよく使われる語句を理解することができる。
・ Cause and effect のパラグラフの構成の仕方を理解して、身の回りのものを比較・対照したパラグラフを書くことができる(課題②)
6週 Sentence Combining

LESSON 15
これを買います
・Sentence Combiningの手法を理解し、より長く複雑な文を書くことができる。
・ S+V+O(=that節),S+V+O(=疑問詞節)を理解し,買い物に関わる事柄を英語で表現することができる。
7週 LESSON 15
これを買います
次週、中間試験を実施する
・ S+V+O(=that節),S+V+O(=疑問詞節)を理解し,買い物に関わる事柄を英語で表現することができる。
8週 後期中間試験返却・解説
多様な語彙の使用(Lexical Cohesion)
・Lexical Cohesionの概念を理解し、同意語・類義語、派生語、上位・下位語などを効果的に使い、同じ単語、表現を繰り返し用いずに書くことができる。
4thQ
9週 LESSON 16
外で食事しよう
・ 疑問詞+to不定詞,too~to不定詞を理解し,レストランでの体験や好きな料理について英語で表現できる。
10週 LESSON 17
環境をまもろう
・ 形式主語it,S+V+O+to不定詞を理解し,自分の考えや期待を英語で表現することができる。
11週 LESSON 18
映画は好きですか
・ 関係代名詞(who/that, which/that)を理解し,映画のキャラクターや出演者について英語で表現することができる。
12週 LESSON 18
映画は好きですか

LESSON 19
冬が来ました
・ 関係代名詞(who/that, which/that)を理解し,映画のキャラクターや出演者について英語で表現することができる。
・ 関係代名詞(what),関係副詞(when)を理解し,感謝の気持ちを英語で表現することができる。
13週 PRACTICE 5
賛成・反対
・Argumentのパラグラフでよく使われる語句を理解することができる。
・ Argument のパラグラフの構成の仕方を理解して、身の回りのことに対しての自分の意見を述べるパラグラフを書くことができる(課題③)
14週 Peer review(パラグラフの相互評価) ・Peer reviewのやり方を理解できる。
・クラスメートが書いたパラグラフに対してよい点や改善点を指摘することができる。
15週 学年末試験
16週 LESSON 19
冬が来ました


1年間のまとめ
・ 関係代名詞(what),関係副詞(when)を理解し,感謝の気持ちを英語で表現することができる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識中学で既習の1200語程度の語彙を定着させるとともに、2600語程度の語彙を新たに習得する。3
中学校で既習の文法事項や構文を定着させる。3
高等学校学習指導要領に示されているレベルの文法事項や構文を習得する。3
英語運用能力の基礎固め自分や身近なことについて100語程度の簡単な文章を書くことができる。2
自分や身近なこと及び自分の専門に関する情報や考えについて、200語程度の簡単な文章を書くことができる。1

評価割合

試験小テストワークブック・課題口頭発表合計
総合評価割合6015205100
基礎的能力551515590
専門的能力00000
分野横断的能力505010