英語Ⅱ

科目基礎情報

学校 旭川工業高等専門学校 開講年度 2019
授業科目 英語Ⅱ
科目番号 0012 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 4
開設学科 一般人文科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 4
教科書/教材 『Grove English Communication II New Edition』 (文英堂)
担当教員 鈴木 智己,櫻井 靖子

到達目標

1. コミュニケーションに関心を持ち、英語で積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度を身に付けることができる。
2. 自分に身近な情報や、話し手や書き手の意向などを、的確さ、即応性をもって理解することができる。
3. 自分に身近なことがらや、自分の考えなどについて、的確さ、流暢さ、即応性をもって話したり書いたりすることができる。
4. 言語やその運用についての知識を身に付け、その背景にある文化などを理解することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1コミュニケーションに関心を持ち、英語で積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度を身に付けることができる。コミュニケーションに関心を持ち、英語で積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度をほぼ身に付けることができる。コミュニケーションに関心を持ち、英語で積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度を身に付けることができない。
評価項目2自分に身近な情報や、話し手や書き手の意向などを、的確さ、即応性をもって理解することができる。自分に身近な情報や、話し手や書き手の意向などを、ある程度の的確さ、即応性をもって理解することができる。自分に身近な情報や、話し手や書き手の意向などを、的確さ、即応性をもって理解することができない。
評価項目3自分の身近なことがらや、自分の考えなどについて、的確さ、流暢さ、即応性をもって話したり書いたりすることができる。自分に身近なことがらや、自分の考えなどについて、ある程度の的確さ、流暢さ、即応性をもって話したり書いたりすることができる。自分に身近なことがらや、自分の考えなどについて、的確さ、流暢さ、即応性をもって話したり書いたりすることができない。
評価項目4言語やその運用についての知識を身に付け、その背景にある文化などを理解することができる。言語やその運用についての知識をほぼ身に付け、その背景にある文化などをある程度理解することができる。言語やその運用についての知識を身に付けたり、その背景にある文化などを理解することができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 一般人文科の教育目標 ① 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 本科の教育目標 ① 説明 閉じる

教育方法等

概要:
英語を通じて、積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度を育成するとともに、情報や考えなどを的確に理解したり適切に伝えたりする能力を伸ばす。また、円滑なコミュニケーションを図る上で不可欠となる異文化に対する理解を深めることや、世界的な視野に立って物事を考える姿勢を身に付けることを目標とする。
授業の進め方・方法:
基本的には英語を用いて授業を進め、音読、ペアワーク、グループワークなど、英語を実際に使う活動を取り入れ、英語によるコミュニケーション能力を高めることを目指す。パラフレーズ、要約、英問英答などを通して英文を理解し、自分の考えを簡単な英語で表現することができるようにする。
注意点:
語学学習においては積極性と反復が必要であり、そのために積極的に授業に参加することや予習・復習を怠らないことが重要である。文法項目については、1年次で購入した参考書『SEED 総合英語』を適宜参照することが望ましい。毎回の授業に英和辞典を持参すること。分からない語や句は、授業で既習だが忘れてしまっているものも含め、必ず辞書を使って調べること。
 英検準2級の合格者に対しては、学年末の成績に10点以内の範囲で加点する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 Orientation
Lesson 1
Mt. Fuji: The Pride of Japan
・授業の進め方、学習の仕方が分る。
・富士山が世界遺産に認定された理由に関する英文を読み、その内容が理解できる。
・「S+V」「S+V+C」「S+V+O」を理解し、表現できる。
2週 Lesson 1
Mt. Fuji: The Pride of Japan
・登山者の増加が引き起こす影響に関する英文を読み、その内容が理解できる。
・「S+V+O1+O2」 「S+V+O+C」を理解し、表現できる。
3週 Lesson 1
Mt. Fuji: The Pride of Japan
・富士登山の歴史に関する英文を読み、その内容が理解できる。
・「S+V+C(=that節)」を理解し、表現できる。
4週 Lesson 2
Yes, I Do Climb
・スポーツとしてのロッククライミングに関する英文を読み、その内容が理解できる。
・現在完了形を理解し、表現できる。
5週 Lesson 2
Yes, I Do Climb
・白石阿島さんが成し遂げたことに関する英文を読み、その内容が理解できる。
・過去完了形を理解し、表現できる。
6週 Lesson 2
Yes, I Do Climb
Lesson 3
A Penguin Called Happy Feet
・アフリカでの経験を通して,阿島さんが気づいたことに関する英文を読み、その内容が理解できる。
・過去完了進行形を理解し、表現できる。   
・ニュージーランドで起きたペンギンにまつわる出来事を理解する。
・助動詞を理解し、表現できる。     
7週 Lesson 3
A Penguin Called Happy Feet
次週、中間試験を実施する
・ペンギンの生態や、物語の主人公となるペンギンが命名されるまでのいきさつに関する英文を読み、その内容が理解できる。
・助動詞+完了形を理解し、表現できる。
8週 Lesson 3
A Penguin Called Happy Feet
・主人公のペンギンがどのような処置を受け、結果どのようになったかに関する英文を読み、その内容が理解できる。
・受け身を理解し、表現できる。

2ndQ
9週 Lesson 4
Warka Water
・エチオピアの砂漠に立つ不思議なタワーに関する英文を読み、その内容が理解できる。
・助動詞を含む受け身を理解し、表現できる。

10週 Lesson 4
Warka Water
・ヴィットーリさんが水不足解消のアイディアを考えた経緯に関する英文を読み、その内容が理解できる。
・「S+V+O(=that節)」を理解し、表現できる。

11週 Lesson 4
Warka Water
・ワーカウォータータワーの仕組みに関する英文を読み、その内容が理解できる。
・「S+V(+O)+O(=疑問詞節など)」を理解し、表現できる。

12週 Lesson 4
Warka Water
Lesson 5
A Hidden History of Tomatoes
・ワーカウォータータワーの利点に関する英文を読み、その内容が理解できる。
・未来進行形を理解し、表現できる。
・トマトの原産地と渡欧時期に関する英文を読み、その内容が理解できる。
・進行形の受け身を理解し、表現できる。


13週 Lesson 5
A Hidden History of Tomatoes
・ヨーロッパでトマトが広まった経緯に関する英文を読み、その内容が理解できる。
・「S+V+O(=that節)」の受け身を理解し、表現できる。


14週 Lesson 5
A Hidden History of Tomatoes
・北アメリカでトマトが広まった経緯に関する英文を読み、その内容が理解できる。
・「S+V+O+O」「S+V+O+C」の受け身を理解し、表現できる。


15週 Lesson 5
A Hidden History of Tomatoes
・日本にトマトが広まった経緯と現在注目されている点に関する英文を読み、その内容が理解できる。
・完了形の受け身を理解し、表現できる。


16週 期末試験
後期
3rdQ
1週 Lesson 6
Iceland
・アイスランドの概要、地形的特徴に関する英文を読み、その内容が理解できる。
・比較、to不定詞の用法を理解し、表現できる。
2週 Lesson 6
Iceland
・アイスランドの気象的な特徴、特有のエネルギー活用法に関する英文を読み、その内容が理解できる。
・It is + ~ (for ~ ) to 不定詞、動名詞を理解し、表現できる。
3週 Lesson 6
Iceland
・アイスランドの特有なエネルギー活用法と、地形的特徴から起きる危険と人々の対処法に関する英文を読み、その内容が理解できる。
・「S+V (= be動詞) + 形容詞 + that節」を理解し、表現できる。
4週 Lesson 7
Which Jam Would You Like?
・消費者の品選びに関する実験方法についての英文を読み、その内容が理解できる。
・関係代名詞、「S+V+O+C (= 現在分詞)」を理解し、表現できる。
5週 Lesson 7
Which Jam Would You Like?
・品選びに関する実験方法と結果についての英文を読み、その内容が理解できる。
・「S+V+O+C (= 現在分詞)」、分詞の形容詞的用法を理解し、表現できる。
6週 Lesson 7
Which Jam Would You Like?
・人々が取る行動の特徴と、選択の際にはどんな点に注意すべきかに関する英文を読み、その内容が理解できる。
・前置詞+関係代名詞を理解し、表現できる。
7週 Lesson 8
Paper Buildings
次週、中間試験を実施する
・建築家の坂茂さんが紙管を使うようになったきっかけに関する英文を読み、その内容が理解できる。
・分詞構文を理解し、表現できる。
8週 Lesson 8
Paper Buildings
・坂さんが紙管を使ったシェルターを作り始めた経緯と、被災地の支援に携わっている様子に関する英文を読み、その内容が理解できる。
・「S+V+O+C (= 原形不定詞)」を理解し、表現できる。
4thQ
9週 Lesson 8
Paper Buildings
・建築家として坂さんがどのような気持ちで被災地支援に携わっているかに関する英文を読み、その内容が理解できる。
・分詞構文、関係代名詞の非制限用法を理解し、表現できる。
10週 Lesson 9
Lunch Delivery in Mumbai

・ムンバイで働く人たちは昼食に何を食べているかに関する英文を読み、その内容が理解できる。
・関係副詞を理解し、表現できる。
11週 Lesson 9
Lunch Delivery in Mumbai

・どんな経緯でムンバイの人たちが独特の昼食をとるようになったかに関する英文を読み、その内容が理解できる。
・仮定法過去・仮定法過去完了を理解し、表現できる。
12週 Lesson 9
Lunch Delivery in Mumbai

・ムンバイで採用されているシステムがどのようなものか、またそのシステムの秘密は何かに関する英文を読み、その内容が理解できる。
・関係副詞の非制限用法、仮定法を含む表現を理解し、表現できる。
13週 Lesson 10
Saving Wildlife from Global Warming

・地球に起きている変化に関する英文を読み、その内容が理解できる。
・「S+V(=seem[appearなど]+to不定詞」を理解し、表現できる。
14週 Lesson 10
Saving Wildlife from Global Warming

・環境の変化が山の木々に与えた影響に関する英文を読み、その内容が理解できる。
・完了不定詞を理解し、表現できる。
15週 Lesson 10
Saving Wildlife from Global Warming

・気温の上昇を引き起こしている原因と温暖化により大きな影響を受けている動物に関する英文を読み、その内容が理解できる。
・省略、形容詞+to不定詞を理解し、表現できる。
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。2
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。2
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。2
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。2
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。2
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。2
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。2
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。2
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。2
工学基礎グローバリゼーション・異文化多文化理解グローバリゼーション・異文化多文化理解それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。2
様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。2
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。2
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。2
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。2
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。2
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。2
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。2

評価割合

試験小テスト・課題等コミュニケーションに対する積極性合計
総合評価割合60355100
基礎的能力60355100
専門的能力0000
分野横断的能力0000