英語Ⅲ

科目基礎情報

学校 旭川工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 英語Ⅲ
科目番号 0019 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 3
開設学科 一般人文科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 3
教科書/教材 Grove English Communication III (文英堂)
担当教員 櫻井 靖子,水野 優子

到達目標

1.相手と英語でコミュニケーションを図ろうとする態度を身に付ける。
2.高等学校学習指導要領に示されてるレベルの文法事項や構文を理解し、発展的に活用・運用することができる。
3.自分の身近なことについて、ある程度の的確さ、流暢さ、即応性をもって理解したり伝えたりする初歩的な英語運用能力を養う。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1相手と英語でコミュニケーションを図ろうとする態度を身に付けることができる。相手と英語でコミュニケーションを図ろうとする態度をほぼ身に付けることができる。相手と英語でコミュニケーションを図ろうとする態度を身に付けることができない。
評価項目2高等学校学習指導要領に示されているレベルの文法事項や構文を理解し、発展的に活用・運用することができる。高等学校学習指導要領に示されているレベルの文法事項や構文をおおむね理解し、発展的に活用・運用することができる。高等学校学習指導要領に示されているレベルの文法事項や構文を理解し、発展的に活用・運用することができない。
評価項目3自分の身近なことについて、ある程度の的確さ、流暢さ、即応性をもって理解したり伝えたりする初歩的な英語運用能力を身に付けることができる。自分の身近なことについて、ある程度の的確さ、流暢さ、即応性をもって理解したり伝えたりする初歩的な英語運用能力をほぼ身に付けることができる。自分の身近なことについて、ある程度の的確さ、流暢さ、即応性をもって理解したり伝えたりする初歩的な英語運用能力を身に付けることができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 一般人文科の教育目標 ① 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 本科の教育目標 ① 説明 閉じる

教育方法等

概要:
 様々なジャンルの英語に触れる中で「読む・書く・聞く・話す」のすべての技能を伸長し、英語で情報を得たり伝えたりする上で必要となる基本的な能力を養成する。特にオーラル・コミュニケーションを円滑に図る上で不可欠となる音声面の活動を重視するとともに、異文化に対する理解を深め、世界的な視野に立って物事を考える姿勢を身に付けることを目標とする。
授業の進め方・方法:
 多岐にわたる題材を読むことで、速く、深く、そして正確なリーディング能力を養成する。また音声面も重視し、フレーズ・リーディング時は、声に出して英語を読むことにより、チャンク(意味の塊)、英語特有の音声変化の理解を図る。授業はできるだけ英語を用いて進め、コミュニケーションの道具としての英語運用能力を高めることを目標とする。プレゼンテーション学習では、英語プレゼンテーションの基本的な構成を学び、自分の考えなどをまとめて発表するほか、グループでの発表も行う。具体的には、自分や身近なことについて、前もって準備すれば毎分100語程度の速度で約1分間の口頭説明ができることを目標とする。また、語彙増強のためにe-LearningシステムALC NetAcademy2も活用する(詳細については別途指示する)。
 
注意点:
 語学学習においては積極性と反復が必要であり、そのための努力を怠らずに、積極的に授業に参加することが重要である。
1年次で購入した『SEED 総合英語』も適宜参照しながら、文法事項と新出単語の予習・復習を欠かさないこと。毎回の授業に英和辞書を持参すること。
 英検準2級に合格した場合、およびTOEIC400点以上を取得した場合には、学年末の成績に10点を上限に加点する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 Orientation
Lesson 1
Space Elevators
・授業の進め方、学習の仕方が分る。
・宇宙エレベーターに関する英文を数字に注意しながら読み,理解することができる。
2週 Lesson 1
Space Elevators
・主題文と支持文に注意して,宇宙エレベーターに関する英文を読む。
・「仮定法含む表現」を理解し,活用することができる。
3週 Lesson 2
Bamboo Trains
・バンブートレインに関する情報を読みとり,理解することができる。
・「S+V+C(=分詞)」を理解し,活用することができる。
4週 Lesson 2
Bamboo Trains
Lesson 3
Cheese Rolling
・意味のまとまりに注意して,バンブートレインに関する英文を読む。
・チーズ転がし祭りに関する情報を読みとり,理解することができる。
5週 Lesson 3
Cheese Rolling
・臨場感を味わい,情景を想像しながらチーズ転がし祭りに関する英文を読む。
・「助動詞を含む受け身」を理解し,活用することができる。
6週 Lesson 5
Scarlet Ibises in Trinidad   
・スカーレットアイビスに関する情報を読みとり,理解する。
・時の流れに注意して,出来事や事実をまとめながら英文を読む。
・「関係代名詞の非制限的用法」を理解し,活用することができる。
7週 Lesson 5
Scarlet Ibises in Trinidad   
次週、中間試験を実施する。
・スカーレットアイビスに関する情報を読みとり,理解する。
・時の流れに注意して,出来事や事実をまとめながら英文を読む。
・「関係代名詞の非制限的用法」を理解し,活用することができる。
8週 前期中間試験答案返却と解説 Lesson 6
NEWater: Singapore’s Recycled Water
・前期中間試験において間違った問題の正答を求めることができる。
・シンガポールの水事情に関する情報を読みとり,理解することができる。
・「S+V+O+Cの受け身」を理解し,活用することができる。
2ndQ
9週 Lesson 6
NEWater: Singapore’s Recycled Water
Lesson 7
The Animal Lounge
・スキミングを意識して,シンガポールの水事情に関する英文を読む。
・動物ラウンジに出てくる動物名に注意しながら英文を読み,理解することができる。
10週 Lesson 7
The Animal Lounge
・スキャニングを意識して、動物ラウンジに関する英文を読むことができる。
・「関係代名詞」を理解し、活用することができる。
11週 Lesson 8
Socotra --- The Galapagos of the Indian Ocean
・ソコトラ島がなぜインド洋のガラパゴスと呼ばれているのかを読みとり,理解することができる。
・理由を示す文に注意して英文を読む。
・「分詞構文」を理解し,活用することができる。
12週 Lesson 9
A Unique Amusement Park in Germany
・ドイツの遊園地がなぜユニークなのかを読みとり,理解することができる。
・原因と結果に注意して,英文を読む。
・「分詞の形容詞的用法」を理解し,活用することができる。
13週 Lesson 10
A Cardboard Bike
・段ボール自転車を作る過程と特徴に注意しながら英文を読み,理解することができる。
14週 Lesson 10
A Cardboard Bike
・対比に注意して,英文を読む。
・「過去完了形」を理解し,活用することができる。
15週 Lesson 11
Brinicles --- Deadly Ice Fingers
・死のつららができる条件に注意しながら英文を読み,理解することができる。
・時間的順序に注意して,死のつららに関する英文を読む。
・「S+V+O+C(=現在分詞)」を理解し,活用することができる。
16週 期末試験
後期
3rdQ
1週 前期末試験答案返却と解説
英語プレゼンテーション学習①-1  
・前期末試験において間違った問題の正答を求めることができる。
・英語プレゼンテーションの基本的な方法を理解できる。 
2週 Lesson 12
Bed Nets for African Children
・蚊帳に関する本文中の数字に注意して,英文を読む。
・目的と理由に注意して,蚊帳に関する英文を読む。
・「現在完了進行形」を理解し,活用することができる。
3週 Lesson 13
Earth Hour
・アースアワーではいつ,何が行われるかを理解することができる。
・アースアワーの目標を理解することができる。
・「S+V+O+C」「S+V+O+C(=過去分詞)」を理解し,活用することができる。
4週 英語プレゼンテーション学習①-2 ・与えられたテーマについて、簡単な英語プレゼンテーションができる。
5週 Lesson 14
The Rose Valley
・バラの谷と呼ばれる地域がなぜバラの栽培に適しているかを理解することができる。
・バラの油がなぜ「液体の金」と呼ばれているのかを理解することができる。
・「比較」を理解し,活用することができる。
6週 Lesson 15
The French School Lunch   
・フランス人にとって,昼食はどのようなものかを理解することができる。
・フランス人は給食で何を学べるかを理解することができる。
・「部分否定」を理解し,活用することができる。
7週 Lesson 15
The French School Lunch   
次週、中間試験を実施する。
・フランス人にとって,昼食はどのようなものかを理解することができる。
・フランス人は給食で何を学べるかを理解することができる。
・「部分否定」を理解し,活用することができる。
8週 後期中間試験答案返却と解説
英語プレゼンテーション学習②-1
・後期中間試験において間違った問題の正答を求めることができる。   
・与えられたテーマについて、グループで簡単なプレゼンテーションができる。
4thQ
9週 Lesson 16
EcoScraps: A Million-dollar Business on Trash
・エコスクラップ社の販売手順を理解することができる。
・ダンがエコスクラップのアイデアを思いついたのはいつどこだったかを理解できる。
・「whatを用いた表現(what if...)」を理解し,活用することができる。
10週 Lesson 18
Afghan Children Dream of Musical Future
・アフガニスタン国立音楽学校で学ぶ2人の生徒が置かれた状況を理解することができる。
11週 英語プレゼンテーション学習②-2 ・与えられたテーマについて、グループで簡単なプレゼンテーションができる。
12週 Lesson 18
Afghan Children Dream of Musical Future
・アフガニスタン国立音楽学校が設立された経緯を理解することができる。
・「倒置」を理解し,活用することができる。
13週 Lesson 19
Sleep Position And Personality
・寝るときの6つの姿勢と性格の傾向を理解することができる。
・「with+O+分詞(付帯状況)」を理解し,活用することができる。
14週 Lesson 22
Grandmothers as Solar Engineers
・ベアフット大学で何が行われているのかを理解することができる。
・太陽光計画によって,何が変わったかを理解することができる。
15週 Lesson 22
Grandmothers as Solar Engineers
・「前置詞+関係代名詞」を理解し,活用することができる。
16週 学年末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。3
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。3
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。2
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。3
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。1
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。3
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。3
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。3
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。3
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。3
英語運用能力向上のための学習関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。1
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。1
工学基礎グローバリゼーション・異文化多文化理解グローバリゼーション・異文化多文化理解それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。3
様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。3
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。3
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。3
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。3
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。3
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。3
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。3
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。3
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。3
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。3
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。3
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。3
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。3
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。3

評価割合

試験小テスト・課題プレゼンテーションコミュニケーションに対する積極性合計
総合評価割合6025105100
基礎的能力6025105100
専門的能力00000
分野横断的能力00000