概要:
日本で培われてきた思想・歴史・言語・文学に関する基本的な知識を学びながら、日本文化がどのように成り立ち、どのような特徴をもって進展してきたかを考察し理解していく。
授業の進め方・方法:
〈思想主分野〉と〈文学主分野〉の二本の柱を立てて授業展開する。思想主分野では、具体的人物の言行を確認し、松下幸之助『指導者の条件』(PHP文庫)を中心に、和辻哲郎『風土 人間学的考察』等を参照しながら日本文化ついて考究する。加えて、日本国憲法(前文)も試験範囲とする。文学主分野では日本の古典文学をジャンル別に学ぶことを通して、日本文化の背景について理解を深める。中間試験を挟んで前半・後半に分け、それぞれ〈思想主分野〉(石本担当)、(文学主分野)(倉持担当)の授業を行う。
注意点:
思想主分野の授業では「聴写」が重要である。聴写ノートの回収点検を行うので、指示に従うこと。
・教育プログラムの学習・教育到達目標の各項目の割合はB-1(10%)、C-1(90%)とする。
・総時間数45時間(自学自習15時間)
・自学自習時間(15時間)は、日常の授業(30時間)に対する予習復習、レポート課題の解答作成時間,試験のための学習時間を総合したものとす る。
・評価については、合計点数が60点以上で単位修得となる。その場合、各到達目標項目の到達レベルが標準以上であること、教育プログラムの学習・ 教育到達目標の各項目を満たしたことが認められる。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
【思想主分野】 ガイダンス 01 一視同仁 |
・学習の取り組み方や意義・評価法等がわかる。
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2週 |
02 大所高所に立つ 03 調和共栄 |
「指導者のものの考え方」章を理解することができる。
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3週 |
04 誠実である 05 とらわれない 06 辛抱する |
「自分をたかめるために」「事に成功するために」章を理解することができる。
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4週 |
07 広い視野 和辻哲郎『風土』 |
「あやまちをすくなくするために」章及び日本の風土について理解することができる。
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5週 |
08 なすべきをなす 09 人をきたえる
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「指導者の責任」章を理解することができる。
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6週 |
10 人を育てる 11 ほめる |
「人を生かすために」章を理解することができる。
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7週 |
12 命をかける 13 訴える 14 落ち着き
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「事をやりぬくために」章を理解することができる。「難局に対処するために」章を理解することができる。
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8週 |
【文学主分野】 ガイダンス 1. 史書・歴史物語
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・学習の取り組み方や意義・評価法等がわかる。 ・史書や歴史物語の特徴を理解することができる。
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4thQ |
9週 |
2. 説話 |
・代表的な説話文学を読み、その特徴を理解することができる。
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10週 |
3. 和歌
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・和歌の修辞技法と時代ごとの和歌の特徴を理解することができる。
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11週 |
4. 物語
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・古典物語のジャンルとその展開を理解することができる。
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12週 |
4. 物語 |
・古典物語のジャンルとその展開を理解することができる。
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13週 |
5. 日記・随筆
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・文学としての日記や随筆の歴史や特色を理解することができる。
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14週 |
6. 国学 |
・代表的な国学者の仕事を知り、国学の果たした役割を理解することができる。
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15週 |
期末試験
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16週 |
7. 古典芸能
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・様々な古典芸能に触れ、その独自の世界を味わうことができる。
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 国語 | 国語 | 論理的な文章を読み、論理の構成や展開の把握にもとづいて論旨を客観的に理解し、要約し、意見を表すことができる。また、論理的な文章の代表的構成法を理解できる。 | 3 | |
代表的な文学作品を読み、人物・情景・心情の描写ならびに描写意図などを理解して味わうとともに、その効果について説明できる。 | 3 | |
文章を客観的に理解し、人間・社会・自然などについて考えを深め、広げることができる。 | 3 | |
文学作品について、鑑賞の方法を理解できる。また、代表的な文学作品について、日本文学史における位置を理解し、作品の意義について意見を述べることができる。 | 3 | |
鑑賞にもとづく批評的な文章の執筆や文学的な文章(詩歌、小説など)の創作をとおして、感受性を培うことができる。 | 3 | |
読書習慣の形成をとおして感受性を培い、新たな言葉やものの見方を習得して自らの表現の向上に生かすことができる。 | 3 | |
現代日本語の運用、語句の意味、常用漢字、熟語の構成、ことわざ、慣用句、同音同訓異義語、単位呼称、対義語と類義語等の基礎的知識についての理解を深め、その特徴を把握できる。また、それらの知識を適切に活用して表現できる。 | 3 | |
代表的な古文・漢文を読み、言葉や表現方法の特徴をふまえて人物・情景などを理解し、人間・社会・自然などについて考えを深めたり広げたりすることができる。 | 3 | |
古文・漢文について、音読・朗読もしくは暗唱することにより、特有のリズムや韻などを味わうことができる。 | 3 | |
代表的な古文・漢文について、日本文学史および中国文学史における位置を理解し、作品の意義について意見を述べることができる。また、それらに親しもうとすることができる。 | 3 | |
教材として取り上げた作品について、用いられている言葉の現代の言葉とのつながりや、時代背景などに関する古文・漢文の基礎的知識を習得できる。 | 3 | |
情報の収集や発想・選択・構成の方法を理解し、論理構成や口頭によるものを含む表現方法を工夫して、科学技術等に関する自らの意見や考えを効果的に伝えることができる。また、信頼性を重視して情報を分析し、図表等を適切に活用・加工してコミュニケーションに生かすことができる。 | 3 | |
他者の口頭によるものを含む表現について、客観的に評価するとともに建設的に助言し、多角的な理解力、柔軟な発想・思考力の涵養に努めるとともに、自己の表現の向上に資することができる。 | 3 | |
相手の意見を理解して要約し、他者の視点を尊重しつつ、建設的かつ論理的に自らの考えを構築し、合意形成にむけて口頭によるコミュニケーションをとることができる。また、自らのコミュニケーションスキルを改善する方法を習得できる。 | 3 | |
社会で使用される言葉を始め広く日本語を習得し、その意味や用法を理解できる。また、それらを適切に用い、社会的コミュニケーションとして実践できる。 | 3 | |
社会 | 公民 | 哲学者の思想に触れ、人間とはどのような存在と考えられてきたかについて理解できる。 | 3 | |
諸思想や諸宗教において、自分が人としていかに生きるべきと考えられてきたかについて理解できる。 | 3 | |
諸思想や諸宗教において、好ましい社会と人間のかかわり方についてどのように考えられてきたかを理解できる。 | 3 | |