心理学(2018年度非開講)

科目基礎情報

学校 旭川工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 心理学(2018年度非開講)
科目番号 0120 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 一般人文科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 前期:2
教科書/教材 特になし
担当教員

到達目標

1. 日常の人間の営みについて深く理解するための知識や観点を身につけることができる 
2. 自分の心の働きや動きについて理解することができる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 (B-1)様々な知識や観点を身につけ日常の人間の営みについて深く理解することができるある程度の知識や観点を身につけ、日常の人間の営みについて理解することができる日常の人間の営みについて理解するための知識や観点が身についていない
評価項目2 (B-1)自分の心の働きや動きについて十分に理解できる自分の心の働きや動きについて理解できる自分の心の働きや動きについて理解できる

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 一般人文科の教育目標 ④ 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 本科の教育目標 ④ 説明 閉じる
JABEE B-1 説明 閉じる
JABEE基準 a 説明 閉じる

教育方法等

概要:
心理学は「こころ」の科学です。私たちが「こころ」を持っていることは、皆さんも納得していると思います。しかし、心理学の歴史をみると、心理学者自身が「こころはあるのかないのか曖昧すぎる! こんな曖昧なものを科学するのは止めよう」と考えた時期があります。今でも、「こころって何ですか?」と尋ねられると『ムムム・・』と答えに詰まるかもしれません。
 いったいどうやって心を測定したり、研究したりすることができるのでしょうか? 具体的には、「あなたの性格は生まれつきのものなのか、血液型で判るのか」、「私のこころの奥には、知らない自分が潜んでいるのだろうか」、「網膜に映された逆さまの景色はなぜ逆さまに見えないのだろうか」、「朝目覚めたときに、自分が昨日の自分と同じだと感じられなくなったら」といった、いろいろな問題を考えてみようと思います。こういった問題を皆さんとともに議論し、理解を深めていきましょう。
 この授業を通して、私たち自身をより深く理解するための知識と観点を身につけるとともに、受講生の皆さん一人ひとりの心の働きや動きに気づくきっかけとなれば幸いです。
授業の進め方・方法:
視聴覚資料を通して心理学に関する様々な問題を皆さんとともに議論し、理解を深めていきます。
注意点:
・講義終了後に毎回リアクション・ペーパーの提出を求めます。毎回の簡単な質問と、当日の授業内容に関するものです。 リアクション・ペーパーは評価の対象です。
・教育プログラムの学習・教育到達目標の各項目の割合はB-1(100%)とする。
・総時間数45時間(自学自習15時間)
・自学自習時間(15時間)は、日常の授業(30時間)に対する予習復習、試験のための学習時間を総合したものとする。
・評価については、合計点数が60点以上で単位修得となる。その場合、各到達目標項目の到達レベルが標準以上であること、教育プログラムの学習・教育到達目標の各項目を満たしたことが認められる。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 心理学へのオリエンテーション 私たちが持っている心理学のイメージや、心理学に期待するものを、心理学の観点から理解できる
2週 心理学研究の歴史 心理学研究の歴史と代表的な心理学理論について理解できる
3週 視知覚の機能・メカニズムについて
視知覚の機能・メカニズムについて理解できる
4週 視覚認知 注意機能について
注意の種類や注意の役割を理解できる
5週 記憶について
記憶のメカニズムと心理学的な働きについて理解できる
6週 思考について
人の思考パターンや方略について理解できる
7週 社会認知について
社会的認知、心の理論について理解できる
8週 感情とパーソナリティについて
人の感情やパーソナリティについて理解できる
2ndQ
9週 パーソナリティと心理検査について
心理検査の目的と種類について理解できる
10週 発達(乳児期~幼児期まで)
子どもの幼児期の発達まで理解できる
11週 発達(幼児期以降)
子どもの児童期以降の発達について理解できる
12週 臨床心理学
応用心理学である臨床心理学の理論について理解できる
13週 発達障害について
発達障害について理解できる
14週 心理学と他の領域への応用
心理学の応用分野について理解できる
15週 まとめ
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験レポート相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力10000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000