英語演習

科目基礎情報

学校 旭川工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 英語演習
科目番号 0020 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 人文理数総合科(人文系) 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 Vision Quest English Expression Ⅱ Ace (啓林館)、同Workbook、適宜ハンドアウトを配布する。
担当教員 鈴木 智己,櫻井 靖子,森永 治之介

到達目標

1. 日常のさまざまな場面や目的に応じて伝えたいことを英語で表現するのに必要な基礎的語彙や表現を理解して使うことができる。 
2. 目的にあった辞書の使い方ができ、適切な語彙を選択して正しく使うことができる。
3. 自己表現のために必要となる文法や構文を理解して使うことができる。
4. 文法的なつながりと、意味のまとまりに注意して、与えられたテーマについて100語程度の文章を書くことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1日常のさまざまな場面や目的に応じて伝えたいことを英語で表現するのに必要な基礎的語彙や表現を習得し、使うことができる。日常のさまざまな場面や目的に応じて伝えたいことを英語で表現するのに必要な基礎的語彙や表現をある程度習得し使うことができる。日常のさまざまな場面や目的に応じて伝えたいことを英語で表現するのに必要な基礎的語彙や表現を習得しておらず、使うことができない。
評価項目2目的にあった辞書の使い方ができ、適切な語彙を選択して正しく使うことができる。目的にあった辞書の使い方ができ、意思伝達に最低限必要な語彙の選択をして使うことがある程度できる。目的にあった辞書の使い方ができ ず、意思伝達に必要な語彙を選択して使うことができない。
評価項目3相手に伝えようとする内容を表すために適した文法や構文を正しく選択して使うことができる。相手に伝えようとする内容を表すために必要な文法や構文をある程度選択して使うことができる。相手に伝えようとする内容を表すために必要な文法や構文を選択して使うことができない。
評価項目4文法的なつながりと、意味のまとまりに注意し、与えられたテーマについて、論理的な文章を書くことができる。 文法的なつながりと、意味のまとまりに注意し、与えられたテーマについて、ある程度論理的な文章を書くことができる。 文法的なつながりと、意味のまとまりに注意し、与えられたテーマについて、まとまりのある論理的な文章を書くことができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 人文理数総合科(人文系)の教育目標 ① 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 本科の教育目標 ① 説明 閉じる

教育方法等

概要:
基本的な情報や自分の考えについて英語で表現する力を身につける。特に場面や目的に応じて、論理展開や表現方法を工夫しながら表現することを目指す。
授業の進め方・方法:
英語によるコミュニケーション能力の向上を目指し、2年生までに学習した事柄を確認・発展させながら正確な表現を身につけられるよう学習する。そのために、正確な文法、語彙、語法、構文、幅広い表現力を身につける訓練をする。また、プレゼンテーション・スキルの習得に繋がる学習内容も取り入れる。

計4回のパラグラフ・ライティングの課題に取り組む。特に文法的な文と文のつながり(結束性:cohesion)や、意味的な文と文のまとまり(首尾一貫性:coherence)のあるパラグラフを書けるようにする。
注意点:
演習的な要素が強い学習となる。各課では“Build up”や"Expressions"で示された基本例文を参考にして、“Practice”を予めやってくること。また各 Lesson ごとに“Build up”や"Expressions"で示された例文についての小テストを適宜行う。

11月に実施する技術英語能力検定の3級受験を推奨し、合格した際には評価に加点する。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション
Lesson 1 [Part 2] (pp.70-71)
文と文をつなぐ

・学習の内容や進め方がわかる。
・結束性(cohesion) と首尾一貫性(coherence)の概念を理解し、どのようにしてそれらを生み出すのかを理解できる。
2週 Lesson 2 [Part 2] (pp.72-73)
パラグラフ① - 構成/列挙・順序
・パラグラフの基本的な構成を理解できる。
・列挙・順序の表現を理解できる。
3週 Lesson 11 [Part 1]
動詞の形を決める④
・Ifが表す「条件」と「仮定」の違いや仮定法過去/仮定法過去完了を理解し、それらを用いて英文を書くことができる。
4週 Lesson 1 [Part 1]
主語を決める①
・異なる主語を用いて同じ意味を持つ文を作ることができる。
・日本語文では明示されていない主語を発見し、英語で表現できる。
・時間・天候・距離などを表す it の特別用法を理解し、それを用いて英文を書くことができる。
5週 Lesson 2 [Part 1]
主語を決める②

・主語が名詞句である文を理解し、それを用いて英文を書くことができる。
・形式主語と無生物主語を理解し、それぞれを用いて英文を書くことができる。
6週 Lesson 3 [Part 2] (pp.74-75)
パラグラフ② - 例示・追加

Activity for Communication 4
Writing an Email (pp.56-57)
・例示・追加の表現を理解できる。

・英語のe-mailの書き方を理解できる。
・例示・追加の表現を用いながら、e-mail形式のパラグラフを書くことができる(課題①)
7週 Lesson 3 [Part 1]
動詞を決める①

次週、中間試験を実施する
・自動詞と他動詞の違いを理解できる。
・群動詞を用いて英文を書くことができる。
8週 前期中間試験返却・解説

Lesson 4 [Part 1]
動詞を決める②
・第3文型・第4文型の特徴を理解し、これらの文型を用いて英文を書くことができる。
2ndQ
9週 Lesson 4 [Part 1]
動詞を決める②

Lesson 5 [Part 1]
動詞を決める③
・第3文型・第4文型の特徴を理解し、これらの文型を用いて英文を書くことができる。

・第2文型・第5文型の特徴を理解し、これらの文型を用いて英文を書くことができる。
10週 Lesson 5 [Part 1]
動詞を決める③

Lesson 6 [Part 1]
動詞を決める④
・第2文型・第5文型の特徴を理解し、これらの文型を用いて英文を書くことができる。

・ 使役動詞および知覚動詞を理解し、これらを用いて英文を書くことができる。
11週 Lesson 6 [Part 1]
動詞を決める④

Lesson 8 [Part 1]
動詞の形を決める①
・ 使役動詞および知覚動詞を理解し、これらを用いて英文を書くことができる。

・現在形/現在進行形/未来を表すwill/現在完了/未来進行形/現在完了進行形を理解し、これらを用いて英文を書くことができる。
12週 Lesson 8 [Part 1]
動詞の形を決める①

Lesson 9 [Part 1]
動詞の形を決める②
・現在形/現在進行形/未来を表すwill/現在完了/未来進行形/現在完了進行形を理解し、これらを用いて英文を書くことができる。

・現在形/過去形/現在完了/過去完了/過去進行形/過去完了進行形を理解し、これらを用いて英文を書くことができる。
13週 Lesson 9 [Part 1]
動詞の形を決める②
・現在形/過去形/現在完了/過去完了/過去進行形/過去完了進行形を理解し、これらを用いて英文を書くことができる。
14週 Lesson 4 [Part 2] (pp.76-77)
パラグラフ③ - 比較・対照
・Comparison/contrast のパラグラフでよく使われる語句を理解できる。
15週 Lesson 4 [Part 2] (pp.76-77)
パラグラフ③ - 比較・対照
・Comparison/contrast のパラグラフでよく使われる語句を理解できる。
・Comparison/contrast のパラグラフ構成を理解し、身の回りのものを比較・対照したパラグラフを書くことができる(課題②)
16週 期末試験
後期
3rdQ
1週 Lesson 7 [Part 1]
動詞を決める⑤
・直接話法と間接話法の違いを理解し、両方の話法を用いて英文を書くことができる。
2週 Lesson 10 [Part 1]
動詞の形を決める③
・能動態と受動態の違いを理解し、受動態を用いて英文を書くことができる。
・日本語と英語での受動態の用法の違いを理解できる。
3週 Lesson 12 [Part 1]
助動詞を使う
・義務/必要/推量/可能性を表す助動詞を理解し、これらを用いて英文を書くことができる。
4週 Grammer Focus 3
英語の情報構造

・「新情報」「旧情報」を理解し、英文における「情報の流れ」を理解できる。
・英語では語句の長さによって文中の位置にそれぞれ傾向があることを理解できる。
5週 Sentence Combining
・Sentence Combiningの手法を理解し、より長く複雑な文を書くことができる。
6週 Lesson 5 [Part 2] (pp.78-79)
パラグラフ④ - 原因・理由・結果
・Cause and effect のパラグラフでよく使われる語句を理解できる。
・Cause and effect のパラグラフ構成を理解し、原因と結果の表現を用いながらパラグラフを書くことができる(課題③)
7週 多様な語彙の使用(Lexical Cohesion)

次週、中間試験を実施する
・Lexical Cohesionの概念を理解できる。
・同意語/類義語、派生語、上位/下位語などを効果的に使い、同じ単語や表現を繰り返し用いずに英文を書くことができる。
8週 後期中間試験返却・解説

Lesson 13 [Part 1]
修飾語を加える①
・数量を表す語句を理解し、それらを用いて英文を書くことができる。
・形容詞/名詞/分詞を用いた名詞の前置修飾を理解し、それらを用いて英文を書くことができる。
4thQ
9週 Lesson 13 [Part 1]
修飾語を加える①
・形容詞/名詞/分詞を用いた名詞の前置修飾を理解し、それらを用いて英文を書くことができる。
10週 Lesson 14 [Part 1]
修飾語を加える②
・形容詞句/前置詞句/不定詞/分詞を用いた名詞の後置修飾を理解し、それらを用いて英文を書くことができる。
11週 Lesson 15 [Part 1]
修飾語を加える③
・関係代名詞/関係副詞を理解し,それらを用いて英文を書くことができる。
12週 Lesson 15 [Part 1]
修飾語を加える③
・関係詞節の制限用法と非制限用法を理解し、それらを用いて英文を書くことができる。
・関係詞を用いて身近なものを定義することができる。
13週 賛成・反対
・論証文でよく使われる語句を理解できる。
・論証文の構成の仕方を理解し、身の回りのことに対しての自分の意見を述べるパラグラフを書くことができる(課題④)
14週 Peer Review(パラグラフの相互評価) ・Peer Reviewの方法を理解できる。
・クラスメートが書いたパラグラフに対して、よい点や改善点を指摘できる。
15週 パラグラフ・ライティング「課題④」 ・Peer Reviewでもらったコメントを反映させて、自分のパラグラフの書き直しができる。
16週 学年末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。3
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。3
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。2
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。3
英語運用能力の基礎固め平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。2
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。3
英語運用能力向上のための学習母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。2
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。3
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。3
事実をもとに論理や考察を展開できる。3
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。3

評価割合

試験小テストワークブック・課題積極性合計
総合評価割合6015205100
基礎的能力551515590
専門的能力00000
分野横断的能力505010