政治学

科目基礎情報

学校 旭川工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 政治学
科目番号 0025 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 人文理数総合科(人文系) 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 前期:2
教科書/教材 特になし
担当教員 根本 聡

到達目標

1.憲法の本質について理解することができる。
2.デモクラシーの本質について理解することができる。
3.戦争と平和の問題について考察することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1憲法の本質について十分に理解することができる。憲法の本質について理解することができる。憲法についての理解が不十分である。
評価項目2デモクラシーの本質について十分に理解することができる。デモクラシーの本質について理解することができる。デモクラシーの本質についての理解が不十分である。
評価項目3戦争と平和の問題について十分に考察することができる。 戦争と平和の問題について考察することができる。 戦争と平和の問題についての考察が不十分である。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 人文理数総合科(人文系)の教育目標 ③ 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 本科の教育目標 ① 説明 閉じる

教育方法等

概要:
第一に、日本国憲法の問題点を取り上げて、憲法の本質とは何かについて学習する。
第二に、デモクラシーの本質について、欧米諸国の事例を取り上げて学習する。
第三に、戦争と平和の問題について、地政学をふまえて、考察する。
授業の進め方・方法:
1.政治学の諸概念について解説する。
2.国家とは何か、権力とは何かを考察する。
3.時事問題を取り上げて、具体的に考える。
注意点:
1.現代社会におけるさまざまな問題の歴史的背景を知るようにする。
2.現実の政治問題に関心をもつようにする。
3.みずから調べ、みずから考える姿勢を養うようにする。
・教育プログラムの学習・教育到達目標の各項目の割合は、B-1, B-2, B-3とする。
・総時間数45時間(自学自習15時間)
・自学自習時間(15時間)は、日常の授業(30時間)に対する予習復習、試験のための学習時間を総合したものとする。
・評価については、合計点数が60点以上で単位修得となる。その場合、各到達目標項目の到達レベルが標準以上であること、教育プログラムの学習・教育到達目標の各項目を満たしたことが認められる。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 政治学の方法と課題 政治学の意義について理解することができる。
2週 憲法の本質 憲法はなぜ成立したかについて理解することができる。
3週 ヨーロッパにおける議会の発展について ヨーロッパにおいて、議会がどのように歴史的に発展したかについて理解することができる。
4週 イギリスの議会政治の特長 イギリスの議会政治の特長について理解することができる。
5週 アメリカ合衆国の憲法の特長 アメリカ合衆国の憲法の特長について理解することができる。
6週 日本国憲法の問題点 日本国憲法の問題点を指摘することができる。
7週 デモクラシーとは何か デモクラシーの本質について理解することができる。
8週 ウェストファリア体制と諸国家体系 ウェストファリア条約とその後のヨーロッパの国際関係から、国際平和条約の問題点について理解することができる。
2ndQ
9週 資本主義とその発展について 資本主義がどこでいつうまれたか、その成立状況について、そしてどのように発展してきたかについて理解することができる。
10週 社会主義について 社会主義がなぜ唱えられるようになったのか、政治的・歴史的背景を理解することができる。
11週 地政学の意味 地政学上の知識を獲得する意味について理解することができる。
12週 戦争と平和の問題について 戦争と平和の問題が、どのように解決されてきたか、歴史的な視点から理解することができる。
13週 グローバリズムの諸問題 グローバリズムとはいつ、どのような事情から発生したかについて、歴史的に理解し、グローバリズムの問題点について指摘することができる。
14週 移民問題について 世界の移民問題の状況を説明することができる。
15週 日本の対外政治の将来 日本はどのような対外政治を行なうことがよいか、国際関係をふまえて論じることができる。
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会公民的分野自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。3
現代社会の考察現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。3

評価割合

試験レポート相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力800000080
専門的能力100000010
分野横断的能力100000010