到達目標
1. 現在、歴史学において問題となっているテーマや最新の動向に通暁することができる。
2. 産業革命の意義について理解することができる。
3. 世界史をめぐる諸問題を理解することができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 歴史学の最新の動向について十分に理解することができる。 | 歴史学の最新の動向について理解することができる。 | 歴史学の最新の動向についての理解が不十分である。 |
評価項目2 | 産業革命の意義について十分に理解することができる。 | 産業革命の意義について理解することができる。 | 産業革命の意義についての理解が不十分である。 |
評価項目3 | 世界と日本との関係史について十分に理解することができる。 | 世界と日本との関係史について理解することができる。 | 世界と日本との関係史についての理解が不十分である。 |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 人文理数総合科(人文系)の教育目標 ③
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学習・教育到達度目標 本科の教育目標 ①
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教育方法等
概要:
おもに歴史学上の大問題である産業革命の意義についての考察を深める。そのさい、第一に、工業化以前の時代のヨーロッパの動向を考察する。第二に、ヨーロッパが他の諸世界、とくにアジアにおよぼした西洋の衝撃のもつ意義を考える。第三に、日本人の目から見た世界という視点に立って、世界と日本との関係で世界史を考える。なお、本講義をつうじて、歴史学の最新の動向や課題について理解を深める。
授業の進め方・方法:
1.歴史学の基本問題について解説し、歴史学の課題について説明する。
2.宗教紛争、人種差別、貧困、移民といった現代の問題から、歴史を考える。
3.日本人の目から見た世界史を組み立てることを目標とする。
注意点:
1.現代社会におけるさまざまな問題の歴史的背景を考えるようにする。
2.問題を提起し、テーマをしぼる力をやしなう。
3.みずから調べ、みずから考える姿勢をやしなうようにする。
・教育プログラムの学習・教育到達目標の各項目の割合は、B-1, B-2とする。
・総時間数45時間(自学自習15時間)
・自学自習時間(15時間)は、日常の授業(30時間)に対する予習復習、レポート課題の解答作成時間、試験のための学習時間を総合したものとする。
・評価については、合計点数が60点以上で単位修得となる。その場合、各到達目標項目の到達レベルが標準以上であること、教育プログラムの学習・教育到達目標の各項目を満たしたことが認められる。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
世界史の幕開け |
十三世紀のモンゴル帝国によって世界史が始まったという見方の意味を理解することができる。
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2週 |
ヨーロッパ世界の成長 |
コロンブスの新大陸発見以前の世界について、歴史の大きな流れを理解することができる。
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3週 |
ヨーロッパ世界の拡大その1 |
ヨーロッパがコロンブスの新大陸発見以降に拡大した諸原因について考察することができる。
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4週 |
ヨーロッパ世界の拡大その2 |
世界システム論について理解することができる。
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5週 |
ヨーロッパ世界の拡大その3
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近代世界システムの誕生とヨーロッパ世界経済の拡大について理解することができる。
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6週 |
産業革命の前提
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工業化以前の工業化、科学革命、ヨーロッパの海外進出が産業革命に与えた影響について理解することができる。
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7週 |
産業革命の意義 |
イギリス産業革命のヨーロッパ諸国および世界各地への影響について考察することができる。
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8週 |
西洋の衝撃その1 |
ヨーロッパ帝国主義のアジアへの進出について、とくに日本への影響について考察することができる。
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4thQ |
9週 |
西洋の衝撃その2 |
ヨーロッパ帝国主義のアジアへの進出について、とくにアジア諸国への影響について考察することができる。
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10週 |
日本の近代について |
日本の歴史学の諸問題について、とくに日本の近代をどのように考えるのかについての考察を深めることができる。
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11週 |
日本の特質について |
従来の日本の歴史学においてどのような問題が提起されてきたかについて考察を深めることができる。
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12週 |
現代における東アジアの国際関係について |
現代中国の動向を中心に東アジアの国際関係について考察することができる。
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13週 |
移民からみた世界史 |
移民からみた世界史を概観することをつうじて、移民政策をめぐる現代のヨーロッパの政策と日本の政策の問題点について考察することができる。
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14週 |
グローバル・ヒストリーとは何か
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グローバル・ヒストリーの問題点について考察を深めることができる。
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15週 |
歴史学の課題 |
歴史学の課題について問題を提起することができる。
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16週 |
期末試験
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | レポート | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 80 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 80 |
専門的能力 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 |
分野横断的能力 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 |