英語総合演習B

科目基礎情報

学校 旭川工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 英語総合演習B
科目番号 0002 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 生産システム工学専攻 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 Tactics for the TOEIC® Test Listening and Reading Test Introductory Course (Oxford)  補助教材:TOEIC対策e-Learning
担当教員 櫻井 靖子,Sook-Pin Wong

到達目標

1. 相手が明瞭に毎分120語程度の速度で,日常生活や仕事上での基本的な情報や考えを話す場合、その内容を聴いて理解できる。
2. 毎分120語程度の速度で会話文や説明文などを読んで概要を把握したり、複数の文章から情報を読み取ることができる。
3. TOEICスコア400点またはさらに上の点数を獲得できるリスニング力とリーディング力を獲得する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(良)未到達レベルの目安(不可)
評価項目1 相手が明瞭に毎分120語程度の速度で,日常生活や仕事上での基本的な情報や考えを話す場合、その内容を聴いて正確に理解できる。相手が明瞭に毎分120語程度の速度で,日常生活や仕事上での基本的な情報や考えを話す場合、その内容を聴いてほぼ正確に理解できる。相手が明瞭に毎分120語程度の速度で,日常生活や仕事上での基本的な情報や考えを話す場合、その内容を聴いて理解できない。
評価項目2 毎分120語程度の速度で会話文や説明文などを読んで概要を把握したり、複数の文章から情報を正確に読み取ることができる。毎分120語程度の速度で会話文や説明文などを読んで概要を把握したり、複数の文章から情報をほぼ正確に読み取ることができる。毎分120語程度の速度で会話文や説明文などを読んで概要を把握したり、複数の文章から情報を読み取ることができない。
評価項目3 TOEICスコア400点またはさらに上の点数を獲得できるリスニング力とリーディング力を獲得している。TOEICスコア400点を獲得できるリスニング力とリーディング力を獲得している。TOEICスコア400点を獲得できるリスニング力とリーディング力を獲得していない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (生産システム工学専攻の教育目標) 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 (専攻科の教育目標) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
 この講義では、TOEIC Listening and Reading Test (以下、TOEIC L & R) を受ける際に必要となる語彙力の増強に加え、リスニング・スキルおよびリーディング・スキルを養い、スコア400点以上の獲得およびさらなるスコアの向上を目的とする。
 講義内容としては、本科5年間で身につけた基本的語彙や文法項目をさらに定着させるとともに、TOEIC L & R に頻出する語彙や表現を身につけていく。
 また、TOEIC L & R 各パートの特徴に着目し、問題指示文の傾向、選択肢の傾向、効率的な長文読解などを通して、高スコアを獲得するための戦略的な演習を行っていく。音声教材が付随したテキストに加え、オンライン教材による自学自習も課し、反復練習の機会を多く設ける。
 以上の授業と自学自習を行うことで、「ポスト・テスト」でのスコアアップを確認し、成績評価にも反映させていく。
授業の進め方・方法:
 主にTOEIC Listening Testに重点を置きながら授業を進めていく。音声教材が含まれた練習問題を授業中に行い、その他の内容の一部は家庭学習や課題(オンライン含む)として扱う。
 テキストには、TOEIC L & R 各パートの特徴や出題される選択肢の傾向が細かく説明されているので、これらも授業内で確認しながら、解き方のコツを得ていき、最終的には得点のアップと効率的な時間配分につなげていくものとする。
注意点:
・テキストはすべて英語で作成されており、授業での使用言語もほぼ英語であるので、担当教員からの指示も含めて授業内容をしっかり理解するよう努めること。
・自学自習時間(60時間)は、日常の授業(30時間)のための予習復習時間であり、TOEIC各パート問題の練習問題やe-Learningによる語彙増強(30時間以上)を総合したものとする。
・評価については、合計点数が60点以上で単位修得となる。その場合,各到達目標項目の到達レベルが標準以上であることが認められる。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス
Pre-Test (Listening)
授業やオンライン学習への取り組み方がわかる。
現在のリスニング・スキルを把握できる。
2週 Pre-Test (Reading) 現在のリーディング・スキルを把握できる。
3週 Unit 2
(Listening Part 2)
要求に対する返答が「受諾」か「拒否」かを素早く見極めることができる。
TOEIC問題における典型的な誤りの選択肢の傾向を理解できる。
付加疑問文の形式を理解できる。
4週 Unit 9
(Listening Part 2)
Yes-No Questionsに対する間接的な返答表現を理解できる。
5週 Unit 3
(Listening Part 3)
会話における申し出・提案の仕方や、それに対する返答パターンを理解できる。
質問と選択肢にある内容語を素早く読み取ることで、解答時間の効率化を図ることができる。
6週 Unit 10
(Listening Part 3)
丁寧な形で意見を述べたり、賛成・反対を表明するときの表現を理解できる。
Part 3での典型的な質問を
7週 Unit 4
(Listening Part 4)
説明文中の内容語から、説明の主題、説明者、説明が行われている場所などを素早く推測することができる。
8週 Unit 11
(Listening Part 4)
電話などの伝言メッセージに含まれる特徴的な情報(話し手とその相手、電話の目的、相手への要求内容など)を把握することができる。
4thQ
9週 Unit 6
(Reading Part 6)
内容語に属する品詞の特徴や文の中での機能を理解することができる。
10週 Unit 13
(Reading Part 6)
Reading Part 6で頻繁に問われる項目(接続詞、動詞の時制、適切な名詞や形容詞)について、どのような文脈の読み取り方から推測するとよいかが理解できる。
11週 Unit 5 & 12
(Reading Part 7)
未来、過去、推量の表現を正確に使い分けることができる。
12週 Unit 7
(Reading Part 7)
1種類の情報源に含まれている語彙の類似表現を理解することができる。
13週 Unit 14
(Reading Part 8)
2種類の情報源に含まれる概要や示唆されている事柄を読み取ることができる。
14週 Unit 14
(Reading Part 8)
2種類の情報源を正確に読み取り、出題された選択肢に含まれた不正確なものを選び出すことができる。
15週 Post-test (Listening) これまでの授業を受けたうえでのリスニング・スキルを把握できる。
16週 Post-test (Reading) これまでの授業を受けたうえでのリーディング・スキルを把握できる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。4
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。4
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。4
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。4
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。4
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。4

評価割合

試験小テスト課題e-Learning合計
総合評価割合40202020100
基礎的能力40202020100
専門的能力00000
分野横断的能力00000