到達目標
1. 日本の前近代社会が持つ歴史的・文化的特質を国際関係の中で理解することができる。
2. 前近代の北海道の歴史的特質を国際関係の中で理解することができる。
3. 北海道社会の発展経過を地域間交流の視点から理解することができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1
(B-1, B-2) | 日本の前近代社会が持つ歴史的・文化的特質を国際関係の中で正しく理解することができる。 | 日本の前近代社会が持つ歴史的・文化的特質を国際関係の中で理解することができる。 | 日本の前近代社会が持つ歴史的・文化的特質を国際関係の中で理解することができない。 |
評価項目2
(B-1, B-2) | 前近代の北海道の歴史的特質を国際関係の中で正しく理解することができる。 | 前近代の北海道の歴史的特質を国際関係の中で理解することができる。 | 前近代の北海道の歴史的特質を国際関係の中で理解することができない。 |
評価項目3
(B-1, B-2) | 北海道社会の発展経過を地域間交流の視点から正しく理解することができる。 | 北海道社会の発展経過を地域間交流の視点から理解することができる。 | 北海道社会の発展経過を地域間交流の視点から理解することができない。 |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 (生産システム工学専攻の教育目標)
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学習・教育到達度目標 (専攻科の教育目標)
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JABEE B-1
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JABEE B-2
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JABEE基準 (a)
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教育方法等
概要:
日本列島及び北海道の歴史を国際的視点に立って理解するとともに、旭川市がある上川地域の歴史風土に触れることで、地域の特性を理解することを目標とする。
授業の進め方・方法:
明治以前に、日本人や外国人が描いた日本列島及び北海道の古地図を取り上げ、彼らが北海道及び上川地域とどのように関わり、どのように認識していたかを検討し、北海道および上川地域の歴史風土の一端を理解する。
注意点:
・教育プログラムの学習・教育到達目標の各項目の割合は、B-1 (80%)、B-2(20%)とする。
・自学自習時間(60時間)は、日常の授業(30時間)のための予習復習時間、課題に取り組む時間、定期試験の準備のための勉強時間を総合したものとする。
・ 評価については、合計点数が60点以上で単位修得となる。その場合、各到達目標項目の到達レベルが標準以上であること、教育プログラムの学習・教育到達目標を満たしたことが認められる。
・北海道史についての概説書を一冊でも読んでおくことが望ましい。特にテキストは用いないので講義をきちんと聴き、ノートをしっかり取ること。試験は、中間・期末の2度行い、ノートやプリントから出題する。レポート課題はよく調べ、参考図書を明記して提出すること。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
はじめに (1)古地図利用の意義 (2)日本及び北海道地図史概観
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歴史研究における古地図利用の現状を知ることができる。 前近代の北海道が日本だけでなく、海外諸地域とも盛んに交流していたことの一端を知ることができる。
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2週 |
古代・中世の日本地図Ⅰ:日本人が描いた日本図
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古代・中世の日本人の世界観、日本観が理解できる。
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3週 |
古代・中世の日本地図Ⅱ:外国人が描いた日本図 |
日本中世時代に外国人が描いた日本図に着いて理解することができる。
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4週 |
南蛮貿易の発達と日本地図Ⅰ:ヨーロッパ人が描いた日本図 |
ヨーロッパにおける日本情報の流布状況が理解できる。
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5週 |
南蛮貿易の発達と日本地図Ⅱ:日本人が描いた日本図 |
ヨーロッパ人との交流による日本図の発達に ついて知ることができる。
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6週 |
江戸時代の北海道図Ⅰ:18世紀前半までの北海道図①日本人作成図 |
国内外で作成された日本図の中で北海道はどのように描かれているかを知り、当時の北海道に関する地理認識を知ることができる。
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7週 |
江戸時代の北海道図Ⅱ:18世紀前半までの北海道図②ヨーロッパ人作成図 次週、中間試験を実施する |
初めてヨーロッパ人が描いた北海道図の特徴から当時のヨーロッパ人の北海道観を知ることができる。
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8週 |
江戸時代の北海道図Ⅲ:天明年間の北海道図 |
幕府初の蝦夷地調査が与えた北海道図への影響について理解することができる。
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2ndQ |
9週 |
江戸時代の北海道図Ⅳ:寛政年間の北海道図 |
北方問題の顕在化に伴う北海道地図の発達について理解することができる。
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10週 |
江戸時代の北海道図Ⅴ:外国船による北海道周辺調査と北海道図 |
ヨーロッパ人の北海道周辺調査について、その経過と北海道図への影響を理解することができる。
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11週 |
江戸時代の北海道図Ⅵ:江戸幕府による蝦夷地直轄と北海道図 |
幕府による蝦夷地直轄が与えた北海道図への影響について理解することができる。
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12週 |
江戸時代の北海道図Ⅶ:松前藩復領期の北海道図 |
松前藩復領期に描かれた北海道図の特徴について理解することができる。
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13週 |
江戸時代の北海道図Ⅷ:江戸幕府による蝦夷地再直轄と北海道図
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江戸幕府による蝦夷地再直轄後に描かれた北海道図の特徴について理解することができる。
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14週 |
北海道図の中の上川地域Ⅰ:地理景観の描写・地名の記載 |
北海道図の中の上川地域の描写や地名の記載から、上川地域に対する認識の推移を知ることができる。
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15週 |
蝦夷地・北海道開発構想と上川地域 |
蝦夷地・北海道開発構想の中における上川地域の存在意義について理解できる。
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16週 |
期末試験 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | レポート | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 90 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 90 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |