英語講読

科目基礎情報

学校 旭川工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 英語講読
科目番号 0034 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 生産システム工学専攻 対象学年 専2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 Reading Fusion 3 (Andrew E. Bennett 著、南雲堂) 
担当教員 櫻井 靖子

到達目標

1. 私たちの身近なものに応用された科学技術に関する英文について、記述および口頭による説明をとおして、文章から読み取れる細かな情報や文章の概要を理解できる。
2. 科学技術に関する記述の基本的および専門的な語彙を身につけ、基本的な語彙の定義については英語で理解できる。
3. 科学技術や様々な話題に関する背景知識を広げ、グローバル社会でのコミュニケーションスキルを養うことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1私たちの身近なものに応用された科学技術に関する英文について、記述および口頭による説明をとおして、文章から読み取れる細かな情報や文章の概要を十分に理解できる。私たちの身近なものに応用された科学技術に関する英文について、記述および口頭による説明をとおして、文章から読み取れる細かな情報や文章の概要をおおむね理解できる。私たちの身近なものに応用された科学技術に関する英文について、記述および口頭による説明をとおして、文章から読み取れる細かな情報や文章の概要を理解できない。
評価項目2科学技術に関する記述の基本的および専門的な語彙を多く身につけ、基本的な語彙の定義を英語で理解できる。科学技術に関する記述の基本的および専門的な語彙をおおむね身につけ、基本的な語彙の定義についてはある程度英語で理解できる。科学技術に関する記述の基本的および専門的な語彙の定着が十分ではなく、基本的な語彙の定義を英語で理解できない。
評価項目3科学技術や様々な話題に関する背景知識を積極的に広げ、グローバル社会でのコミュニケーションスキルを幅広く養うことができる。科学技術や様々な話題に関する背景知識をある程度広げ、グローバル社会でのコミュニケーションスキルを養うことができる。科学技術や様々な話題に関する背景知識を広げることができず、グローバル社会でのコミュニケーションスキルを養うことができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (生産システム工学専攻の教育目標) 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 (専攻科の教育目標) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
私たちの身近なものに応用された科学技術に関する700語程度の文章を読み、パラグラフ構成に注意しながら記述内容を正確に読み取り、また文章の概要を把握すること目指す。正確な読み取りのためには、科学技術に関する専門的な語彙のみならず、日常の身近な事柄を表す際に用いられる語彙の定着も図る。基本的語彙については、英語による定義を理解し、TOEIC形式での練習問題による復習も行う。
授業の進め方・方法:
私たちの身近なものに関して、様々なジャンルから取り上げられた文章を読み、それぞれに応用されている科学技術について見ていく。また、取り上げられている事柄の背景知識(スキーマ)を授業内で共有し、文章の理解を進めていく。文章の理解をさらに深めるため、教科書の練習問題に加え、要約、スピーキング、リスニング、ライティングによるコミュニケーション活動の演習も取り入れる。
注意点:
・各ユニットについては予習を必須とし、単語・熟語などの意味は事前にしっかり調べ、文章の理解できない点を明らかにしておくこと。
・文章自体には学術的な難しさが少ないが、話題として取り上げられている固有名詞を知らないと、英語が文法的に理解できても文章の内容理解にはつながらない。あらかじめインターネット検索などをし、背景知識をある程度つけておくこと。
・本科目開講期に、前学期におけるTOEICスコアから50点以上の伸びがあった場合には、成績に10点の上限で加点を行う。
・総時間数90時間(自学自習60時間)
・自学自習時間(60時間)は,日常の授業のための語彙の予習・復習、内容理解のためのリーディング、および課題、小テスト、定期試験の準備に充てる学習時間を総合したものとする。
・評価については,合計点数が60点以上で単位修得となる。その場合,各到達目標項目の到達レベルが標準以上であることが認められる。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 Orientation
Unit 1: Mutisensory Art
・学習目標、学習方法について理解する。
・多感覚アートに応用されているテクノロジー、多感覚アートの作品、展示方法、展示施設の具体例を詳細にわたって理解できる。
2週 Unit 1: Mutisensory Art ・多感覚アートに関する文章の概要をまとめることができる。
・接辞“ac-,” “-pos-,” “-um”の意味と単語例を知ることができる。
・「動詞(ask, tell, orderなど)+目的語+不定詞」が表す意味の確認ができる。
3週 Unit 3: The Subterranean World ・世界各地の地下に見られるさまざまな生態系、天然資源、人間の文化集団の具体例を詳細にわたって理解し、それらと環境保全との関係がわかる。
4週 Unit 3: The Subterranean World ・世界各地の地下に見られるさまざまな事象や現状に関する文章の概要をまとめることができる。
・接辞“eco-,” “-civ-,” “-ance”の意味と単語例を知ることができる。
・“Even,” “Even though,” “Even so” が表す意味の確認ができる。
5週 Unit 5: Sports Medicine ・スポーツ医学の関連分野と、選手の技術向上やケガ防止のために開発されている装置や処置に関する具体例を、詳細にわたって理解することができる。
・スポーツ医学が持ちうる将来の可能性について理解できる。
6週 Unit 5: Sports Medicine ・スポーツ医学に関する文章の概要をまとめることができる。
・接辞“ortho-,” “-mech-,” “-itis”の意味と単語例を知ることができる。
・名詞を修飾する語句(副詞、形容詞、過去分詞)の確認ができる。
7週 Unit 9: Eco-Packaging ・プラスチックごみの現状、プラスチックに変わるパッケージ材の開発、それらと環境問題との関係について、具体例を詳細にわたって理解できる。
8週 中間試験
2ndQ
9週 Unit 9: Eco-Packaging ・環境を意識したパッケージに関する文章の概要をまとめることができる。
・接辞“poly-,” “-grad-,” “-way”の意味と単語例を知ることができる。
・「受動態+不定詞」が表す意味の確認ができる。
10週 Unit 11: Screen Time ・デジタル式画面が子どもに与える影響の具体例や、スクリーン・タイムに関して提言されている年齢別の具体的な制限内容とその科学的根拠を、詳細にわたって理解できる。
11週 Unit 11: Screen Time ・子どもとスクリーン・タイムとの関係についての文章の概要をまとめることができる。
・接辞“ad-,” “-mod-,” “-scape”の意味と単語例を知ることができる。
・「had better + 動詞の原形」、「better off + 動名詞」が表す意味の確認ができる。
12週 Unit 15: The Future of Reality ・さまざまなソフトウェア、人工知能、ボット、デジタル・アシスタントなど、現代のテクノロジーで「現実のように見せているもの」の具体例を、詳細にわたって理解することができる。
13週 Unit 15: The Future of Reality ・現代のデジタル・テクノロジーに関する文章の概要をまとめることができる。
・接辞“ultra-,” “-ver-,” “-wise”の意味と単語例を知ることができる。
・“particular”と“particularly” の使い分けを確認できる。
14週 Unit 13: The Emotions of Animals ・さまざまな動物が表す感情と感情の種類について、また、動物の感情に関する研究と動物愛護について、具体的な例を見ながら詳細にわたって理解できる。
15週 Unit 13: The Emotions of Animals ・動物の感情に関する文章の概要をまとめることができる。
・接辞 “inter-,” “-phys-,” “-ly”の意味と単語例を知ることができる。
・「by + 動名詞」が表す意味の確認ができる。
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。4前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。4前2,前4,前6,前9,前11,前13,前15
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。4前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。4前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。4前2,前4,前6,前9,前11,前13,前15
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。4前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15

評価割合

試験小テスト課題コミュニケーションに対する積極性合計
総合評価割合6015205100
基礎的能力551515590
専門的能力00000
分野横断的能力505010