英語総合演習A

科目基礎情報

学校 旭川工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 英語総合演習A
科目番号 0001 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 応用化学専攻 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 補助教材:多読用英語図書
担当教員 平井 しのぶ

到達目標

1. 毎分120語程度の速度で物語文や説明文などを読み,その概要を把握できる。
2. 自分や身近なこと及び自分の専門に関する情報や考えについて,200語程度の簡単な文章を書くことができる。
3. CDを聴きながら読むLR,音を聞きながら声を出すシャドウイングを実践できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 (C-2)毎分120語程度の速度で物語文や説明文などを読み,その概要を正確に把握できる。毎分120語程度の速度で物語文や説明文などを読み,その概要をほぼ正確に把握できる。毎分120語程度の速度で物語文や説明文などを読んで,その概要を把握できない。
評価項目2 (C-2) 自分や身近なこと及び自分の専門に関する情報や考えについて,200語程度の簡単な文章を正確に書くことができる。同左の文章をほぼ書くことができる。同左の文章を書くことができない。
評価項目3 (C-2)LR,シャドウイングが実践できる。LR,シャドウイングがほぼ実践できる。LR,シャドウイングが実践できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
この授業でいう「多読」とは,辞書をひきながら一語一句理解する「精読」ではなく,「辞書は引かない,わからないところはとばす,つまらなければやめる」という三原則にそって各自のペースで読書を進めていくものである。担当講師は学習者それぞれにふさわしいまたは読みやすい図書をみつけるためにカウンセリングを行う(授業中の巡回指導または手帳を用いて指導する。)freewritingについては,授業の最後にトピック,語数を提示し,辞書を使わずに書くトレーニングとする。
授業の進め方・方法:
英語でのコミュニケーション能力を向上させるために英語を日本語に訳さず英語のまま理解する力をつける。そのために,英語圏の子ども達用に作られたやさしいレベルの多読用英語図書から段階を経て大量に読むこととする。半年後には自ら英語図書を選択し,多読を継続できる力をつけることを目指す。また,毎時間トピックに応じたfreewritingを行い,表現力を養う。多読三原則のうち一番難しいのは「途中でやめる」ということだが,自分にあわないものはやめて新たな図書を選ぶこととする。快適に読めるレベル,ジャンルをみつけるのが難しいこともある。遠慮せず相談すること。学期末試験については初見の問題を用いるので,試験対策などはできない。しかし,普段の授業で自分にあったたくさんの図書を読んでいれば,難しくはないので,講義時間は「読書をする」ことを心に留めておくこと。
注意点:
・教育プログラムの学習・教育到達目標の各項目の割合は,C-2(100%)とする。
・自学自習時間(60時間)は,日常の授業(30時間)のための予習復習時間,多読用図書を読む,多聴用CDを聴く,シャドウイングを総合したものとする。
・評価については,合計点数が60点以上で単位修得となる.その場合,各到達目標項目の到達レベルが標準以上であること,教育プログラムの学習・教育到達目標を満たしたことが認められる.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 オリエンテーション,
多読演習
多読三原則,多読用英語図書,読書記録,book report, freewritingについて説明する。
この授業の多読は,絵本など文字の少ない本を大量に読み,徐々に長い本に移行するものである。
毎分120語程度の速度で物語文や説明文などを読み,その概要を把握できる。
2週 多読演習,
聴き読み(LR=Listening Reading),
freewriting
多読用英語図書(ORT, ICR, PYR, PGR, OBW, CERなど)を用い,多読を行う。英語のまま内容を理解できるレベルのものを選ぶ。
CDを聴きながら読むLRと,音を聞きながら声を出すシャドウイングを実践する。
毎時間トピックに応じたfreewritingを行う。(自分や身近なことに関する情報や考えについて, 200語程度の簡単な文章を書くことができる。
3週 多読演習,
聴き読み(LR=Listening Reading),
freewriting
引き続き多読用英語図書による多読を行う。英語を日本語に訳さず英語のまま理解できる。
LR,シャドウイングを実践する。freewritingを実践する。
4週 多読演習,
聴き読み(LR=Listening Reading),
freewriting
引き続き多読用英語図書による多読を行う。英語を日本語に訳さず英語のまま理解できる。
LR,シャドウイングを実践する。freewritingを実践する。
5週 多読演習,
聴き読み(LR=Listening Reading),
freewriting
引き続き多読用英語図書による多読を行う。英語を日本語に訳さず英語のまま理解できる。
LR,シャドウイングを実践する。freewritingを実践する。
6週 多読演習,
聴き読み(LR=Listening Reading),
Book Report 1回目提出
引き続き多読用英語図書による多読を行う。英語を日本語に訳さず英語のまま理解できる。
LR,シャドウイングを実践する。好きな本についてbook reportを書くことができる。
7週 多読演習,
聴き読み(LR=Listening Reading),
freewriting
引き続き多読用英語図書による多読を行う。英語を日本語に訳さず英語のまま理解できる。
LR,シャドウイングを実践する。freewritingを実践する。
8週 多読演習,
聴き読み(LR=Listening Reading),
freewriting
引き続き多読用英語図書による多読を行う。英語を日本語に訳さず英語のまま理解できる。
LR,シャドウイングを実践する。freewritingを実践する。
4thQ
9週 多読演習,
聴き読み(LR=Listening Reading),
学年末試験の模擬試験
引き続き多読用英語図書による多読を行う。英語を日本語に訳さず英語のまま理解できる。
LR,シャドウイングを実践する。
学年末試験は初見の数千語の英文を毎分120語で読み,英文を回収してから内容に答える形式である。その形式に慣れるため, 模擬試験を行う。
10週 多読演習,
聴き読み(LR=Listening Reading),freewriting
引き続き多読用英語図書による多読を行う。英語を日本語に訳さず英語のまま理解できる。
LR,シャドウイングを実践する。freewritingを実践する。


11週 多読演習,
聴き読み(LR=Listening Reading),Book Report 2回目提出
引き続き多読用英語図書による多読を行う。英語を日本語に訳さず英語のまま理解できる。
LR,シャドウイングを実践する。紹介したい本についてbook reportを書くことができる。
12週 多読演習,
聴き読み(LR=Listening Reading),Book Talk
引き続き多読用英語図書による多読を行う。英語を日本語に訳さず英語のまま理解できる。
LR,シャドウイングを実践する。クラスメートにbook talkを行うことができる。
13週 多読演習,
聴き読み(LR=Listening Reading),Book Talk
引き続き多読用英語図書による多読を行う。英語を日本語に訳さず英語のまま理解できる。
LR,シャドウイングを実践する。クラスメートにbook talkを行うことができる。
14週 多読演習,
聴き読み(LR=Listening Reading),Book Talk
引き続き多読用英語図書による多読を行う。英語を日本語に訳さず英語のまま理解できる。
LR,シャドウイングを実践する。クラスメートにbook talkを行うことができる。
15週 多読演習,
聴き読み(LR=Listening Reading),Book Talk予備日
引き続き多読用英語図書による多読を行う。英語を日本語に訳さず英語のまま理解できる。
LR,シャドウイングを実践する。クラスメートにbook talkを行うことができる。
16週 まとめと期末試験 学んだ知識の確認ができる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験読書記録(手帳)book reportfree writingポートフォリオその他合計
総合評価割合5020201000100
基礎的能力25202050070
専門的能力0000000
分野横断的能力250050030