到達目標
1.グラフ理論を理解し,計算することができる.
2.グラフ理論を用いて回路網方程式を導き出すことができる.
3.回路網方程式を用いて,電圧,電流の計算をすることができる.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | グラフ理論を理解し,グラフと行列の関係を説明できる。 | グラフ理論を理解し,計算することができる. | グラフ理論を理解し,計算することができない。 |
評価項目2 | グラフ理論を用いて各種回路網方程式を正しく導き出すことができる。 | グラフ理論を理解し,計算することができる. | グラフ理論を用いて基本的な回路網方程式を表現することができない。 |
評価項目3 | 回路網方程式を用いて,電圧,電流を正しく導き出すことができる。 | 回路網方程式を計算することができる. | 回路網方程式を計算することができ
ない。 |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 (応用化学専攻の教育目標)
説明
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学習・教育到達度目標 (専攻科の教育目標)
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教育方法等
概要:
前半は,キルヒホフの法則(KCL,KVL)を回路に適用する際に,有効な手段となるグラフ理論について学ぶ。 後半は,グラフ理論をもとに回路網方程式を簡潔な形で表現することを学び,回路網解析を行う。
授業の進め方・方法:
電気回路の解析は,キルヒホフの法則をもとに,いかにして独立な式を作るかである。この疑問に答えるため,例題演習を数多く解く。また,回路の取り扱いには数学的な知識が必要である。
注意点:
・総時間数90時間(自学自習60時間)
・自学自習(60時間)ついては,日常の授業(30時間)のための予習復習時間,理解を深めるための演習課題の考察・解法の時間および小テストや定期試験の準備のための勉強時間を総合したものとする.
・評価については,合計点数が60点以上で単位修得となる.その場合,各到達目標項目の到達レベルが標準以上であることが認められる.
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス 回路とグラフ,グラフの連結性 |
グラフの概念,連結性について説明できる。
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2週 |
木と補木,カットセットとタイセットの基本系 |
木と補木の関係を説明でき,カットセットとタイセットを選ぶことができる。
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3週 |
グラフの関する行列 |
グラフを種々の行列で表現することができる。
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4週 |
双対グラフと平面グラフ |
双対グラフと平面グラフについて理解できる。
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5週 |
演習 |
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6週 |
小テスト |
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7週 |
回路網方程式,節点解析 |
回路網方程式を作ることができる。 節点方程式を導出できる。
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8週 |
網目解析,カットセット・タイセット解析 |
網目法的式,カットセット方程式,タイセット方程式を導出できる。
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2ndQ |
9週 |
混合解析 |
混合解析を行うことができる。
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10週 |
演習 |
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11週 |
演習 |
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12週 |
小テスト |
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13週 |
相互誘導 |
相互誘導回路の計算ができる。
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14週 |
演習 |
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15週 |
前期末試験 |
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16週 |
答案返却および解説 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 電気・電子系分野 | 電気回路 | 相互誘導を説明し、相互誘導回路の計算ができる。 | 4 | 前2,前3 |
評価割合
| 試験 | 小テスト | 演習課題 | 合計 |
総合評価割合 | 50 | 20 | 30 | 100 |
基礎的能力 | 20 | 10 | 10 | 40 |
専門的能力 | 30 | 10 | 20 | 60 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 |