概要:
代表的な機器分析法の基本原理、装置構成、特徴、応用例等について学ぶ科目である。
授業の進め方・方法:
授業の前半は、ある機器分析法の原理や装置構成、特徴、応用例などについて、担当教員と担当学生が週交代で解説を行う(原則1方法/週)。後半には、「環境計量士(濃度関係)国家試験」に出題されている関連問題を用いて演習を行う。中間試験は行わない。
注意点:
・前半の発表では、教員および発表者を除く受講学生が評価を行う。
・教育プログラムの学習・教育到達目標の各項目の割合は、D-1(50%) D-2(50%)とする。
・総時間数90時間(自学自習60時間)
・自学自習時間(60時間)は、日常の授業(30時間)のための予習復習時間、理解を深めるための演習課題の考察・解法の時間および定期試験の準備のための学習時間を総合したものとする。
・評価については、合計点数が60点以上で単位修得となる。その場合、各到達目標項目の到達レベルが標準以上であること、教育プログラムの学習・教育到達目標の各項目を満たしたことが認められる。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス、吸光光度法 |
学習内容や評価方法がわかり、また、吸光光度法に関するプレゼンテーションや演習を通し、次週以降の進め方がイメージできる。
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2週 |
赤外分光法 |
赤外分光法の原理、特徴、装置の構成等について説明でき、関連する演習問題を解くことができる。
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3週 |
ラマン分光法 |
ラマン分光法の原理、特徴、装置の構成等について説明でき、関連する演習問題を解くことができる。。
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4週 |
原子吸光分析法 |
原子吸光分析法の原理、特徴、装置の構成等について説明でき、関連する演習問題を解くことができる。
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5週 |
ICP発光分析法 |
ICP発光分析法の原理、特徴、装置の構成等について説明でき、関連する演習問題を解くことができる。
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6週 |
蛍光X線分析法 |
蛍光X線分析法の原理、特徴、装置の構成等について説明でき、関連する演習問題を解くことができる。
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7週 |
X線回折分析法 |
X線回折分析法の原理、特徴、装置の構成等について説明でき、関連する演習問題を解くことができる。
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8週 |
クロマトグラフィー(1) |
液体クロマトグラフィーの原理、特徴、装置の構成等について説明でき、関連する演習問題を解くことができる。
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4thQ |
9週 |
クロマトグラフィー(2) |
ガスクロマトグラフィーの原理、特徴、装置の構成等について説明でき、関連する演習問題を解くことができる。
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10週 |
質量分析法(1) |
質量分析法の原理、特徴、装置の構成構成等について説明でき、関連する演習問題を解くことができる。
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11週 |
質量分析法(2) |
質量分析法の原理、特徴、装置の構成構成等について説明でき、関連する演習問題を解くことができる。
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12週 |
熱分析法 |
熱分析法の原理、特徴、装置の構成構成等について説明でき、関連する演習問題を解くことができる。
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13週 |
走査型電子顕微鏡観察 |
走査型電子顕微鏡観察法の原理、特徴、装置の構成、装着部品等について説明でき、装置カタログを解説できる。
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14週 |
その他(特別研究に関連のある分析法) |
特別研究に関連する機器分析法を選択し、その原理・特徴・応用例などが説明できる。
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15週 |
期末試験 |
学んだ知識を基に、適切な実験指針を立案できる。
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16週 |
答案の返却&説明 |
学んだ知識の再確認と修正ができる。
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 化学・生物系分野 | 分析化学 | 無機および有機物に関する代表的な構造分析、定性、定量分析法等を理解している。 | 5 | 後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
クロマトグラフィーの理論と代表的な分析方法を理解している。 | 5 | 後8,後9 |
特定の分析装置を用いた気体、液体、固体の分析方法を理解し、測定例をもとにデータ解析することができる。 | 5 | 後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |