到達目標
既にプログラム学習をしている受講者に、C言語を用いたプログラミング学習の定着、プログラミンの活用ができるようにする。ゲームの作成を通じて、学んだことの復習や新しい命令文について拒否反応することなく取り組めることを目標とします。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 変数や条件を変更することによって、プログラムに別の動きを実装することができる。 | 学習内容に沿ってそのままプログラムを実装することができる。 | 学習内容に沿ってそのままプログラミングすることができない。 |
評価項目2 | 授業、自学習で取り上げる用語、命令文以外でも理解し、使うことができる。 | 授業、自学習で取り上げる用語、命令文を理解し、使うことができる。 | 授業、自学習で取り上げる用語、命令文を理解できず、使うことができない。 |
学科の到達目標項目との関係
機械システム工学科の教育目標②
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本科の教育目標①
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教育方法等
概要:
C言語を用いてプログラミング言語の学習方法を学び、誰でも簡単なゲームが作れる実践的な基礎教育です。プログラミングすることでバグやアラートに出会い、それぞれの解決手法を考え、学んでいきます。用語の詳しい説明は自学にて行うことを前提とするため、授業中は自分で考え、調べて解決する力を付けます。
授業の進め方・方法:
パソコンの実機を用いて手本のプログラムを写し、実行し、エラーをなおします。キーボードを打つスピードに比例して学習が進むため、ブラインドタッチを会得できるよう指導します。プログラミングに正解はなく、実行は自己責任であることを意識するよう心がけてもらいます。
注意点:
プログラムがうまく動かなくても諦めず、ネットを用いて調べること。クラスメートから質問を受けてアドバイスすることはいいことですが、すぐに解決方法を教えないようにしてください。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス ~プログラム言語の学習方法「写経」 ・C言語、C#、C++との違い。 ・予約語と識別子、ソースプログラムの構成 ・プログラムの実行とPC操 |
・PC操作及びC言語コンパイラの操作ができる。 ・ブラインドタッチの基礎を理解する.
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2週 |
・四則演算とコンピュータでの数値の仕組み ・変数の宣言と使い方 ・変数名の決めて立式する |
・四則演算プログラムが作成できる。 ・変数を用いてプログラムが作成できる。
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3週 |
・printf文によるデータの出力 ・scanf文によるデータの入力 |
・データの入出力をプログラムで実装できる。 ・ユーザインターフェースについて理解する。
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4週 |
・フローチャートの基本、描き方、ループ ・if文によるプログラムの分岐 |
・物事の流れを図示できる。 ・分岐による処理方法の違いを理解する。
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5週 |
・論理代数によるプログラムの分岐 ・switch文によるプログラムの分岐 |
・条件設定を倫理代数で実装できる。 ・多選択肢を実装できる。
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6週 |
・while文によるプログラムの繰り返し ・for文によるプログラムの繰り返し |
・ソースコードから業務フローを描ける。 ・入れ子表現を理解する。
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7週 |
・ゲームを作る |
・これまでの学習から実践応用する。 ・デバッグ、アラートについて理解する。
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8週 |
中間試験 |
学んだ知識を確認できる。
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2ndQ |
9週 |
・一次元配列によるデータ構造 ・一次元配列を利用したアルゴリズム |
・データ構造の基礎を理解する。 ・データを活用するための基本を理解する。
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10週 |
・二次元配列を利用したアルゴリズム ・配列の注意点 |
・格子状のデータの活用について理解する。 ・C言語での文字列の使用が実装できる。
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11週 |
標準ライブラリ関数(1) |
標準ライブラリ関数を用いて簡単なゲームが作成できる。
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12週 |
標準ライブラリ関数(2) |
標準ライブラリ関数を用いて、複雑な式の計算ができる。
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13週 |
11週 ユーザ関数,再起呼び出し |
繰り返しのまとめ、シンプルプログラムを実装できる。
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14週 |
ゲーム作り(1) |
・これまでの学習から実践応用する。 ・未知の用語、スキームの対応を実践する。
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15週 |
ゲーム作り(2)、まとめの考察 |
・これまでの学習から実践応用する。 ・未知の用語、スキームの対応を実践する。
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16週 |
16週 期末試験 |
学んだ知識を確認できる。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 情報リテラシー | 情報リテラシー | 情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。 | 1 | |
論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。 | 1 | |
同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを知っている。 | 1 | 前4,前5,前6 |
与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。 | 3 | 前2,前7,前14,前15 |
任意のプログラミング言語を用いて、構築したアルゴリズムを実装できる。 | 3 | 前9,前10 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 機械系分野 | 計測制御 | プログラムを実行するための手順を理解し、操作できる。 | 3 | 前1 |
定数と変数を説明できる。 | 1 | 前2 |
演算子の種類と優先順位を理解し、適用できる。 | 2 | 前2 |
算術演算および比較演算のプログラムを作成できる。 | 3 | 前2 |
データを入力し、結果を出力するプログラムを作成できる。 | 3 | 前3 |
条件判断プログラムを作成できる。 | 4 | 前4,前5 |
繰り返し処理プログラムを作成できる。 | 4 | 前6 |
一次元配列を使ったプログラムを作成できる。 | 4 | 前9,前10 |
評価割合
| 試験 | 課題 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 30 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 70 | 30 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |