機械製作実習Ⅱ

科目基礎情報

学校 旭川工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 機械製作実習Ⅱ
科目番号 076 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械システム工学科(2021年度以降入学者) 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 機械実習1・機械実習2(嵯峨・中西 監修,実教出版)/プリント,ビデオ
担当教員 菅 結実花,技術職員

到達目標

1.機械製作に必要な知識と技術を身につけることができる。
2.安全に作業を行うための心構えと方法を理解できる。
3.共同で作業を行うときのルールを理解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1機械製作に必要な知識と技術を身につけ、応用することができる。機械製作に必要な知識と技術を身につけることができる。機械製作に必要な知識と技術を身につけることができない。
評価項目2安全に作業を行うための心構えと方法を理解し、実践できる。安全に作業を行うための心構えと方法を理解できる。安全に作業を行うための心構えと方法を理解できない。
評価項目3共同で作業を行うときのルールを理解し、実践できる。共同で作業を行うときのルールを理解できる。共同で作業を行うときのルールを理解できない。

学科の到達目標項目との関係

  機械システム工学科の教育目標③ 説明 閉じる
  本科の教育目標② 説明 閉じる

教育方法等

概要:
1.機械製作実習Ⅰで学んだ知識と技術を基礎として,各種製作・加工技術等の更なる習得を行う。
2.自己規律と安全の重要性を認識するとともに,共同作業のルールを学び,社会性を習得する。
授業の進め方・方法:
1.クラスを5班に分け、ローテーションで8工程の実技を習得する。
2.作業の経過と結果を記録し、実習レポートを必ず期限内に提出する。
注意点:
1.指導者の指示に従うこと。
2.安全意識を高く持ち、危険予知能力を身につけること。
3.具体的な評価方法については、初回のガイダンスで説明する。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 実習の内容、安全に作業を進めるための留意点が理解できる。
2週 NC基礎 NC/MCについて理解できる。Gコードでのプログラム記述ができる。
3週 NC基礎 NC/MCについて理解できる。Gコードでのプログラム記述ができる。
4週 NC基礎 NC/MCについて理解できる。Gコードでのプログラム記述ができる。
5週 NC基礎 NC/MCについて理解できる。Gコードでのプログラム記述ができる。
6週 NCフライス盤 NCプログラム,自動工具交換,工具長補正ができる。
7週 NCフライス盤 NCプログラム,自動工具交換,工具長補正ができる。
8週 NCフライス盤 NCプログラム,自動工具交換,工具長補正ができる。
2ndQ
9週 NCフライス盤 NCプログラム,自動工具交換,工具長補正ができる。
10週 NC旋盤 NC旋盤の操作方法,プログラミング・加工技術がわかる。
11週 NC旋盤 NC旋盤の操作方法,プログラミング・加工技術がわかる。
12週 NC旋盤 NC旋盤の操作方法,プログラミング・加工技術がわかる。
13週 NC旋盤 NC旋盤の操作方法,プログラミング・加工技術がわかる。
14週 旋盤 外丸削り,端面削り,四爪チャックの取り扱いができる。
15週 旋盤 外丸削り,端面削り,四爪チャックの取り扱いができる。
16週
後期
3rdQ
1週 旋盤 外丸削り,端面削り,四爪チャックの取り扱いができる。
2週 旋盤 外丸削り,端面削り,四爪チャックの取り扱いができる。
3週 溶接 下向き突合せ溶接ができる。
4週 溶接 下向き突合せ溶接ができる。
5週 溶接 下向き突合せ溶接ができる。
6週 溶接 下向き突合せ溶接ができる。
7週 電気回路 ブレッドボードによる基礎的な電気回路を作ることができる。
8週 電気回路 ブレッドボードによる基礎的な電気回路を作ることができる。
4thQ
9週 電気回路 ブレッドボードによる基礎的な電気回路を作ることができる。
10週 電気回路 ブレッドボードによる基礎的な電気回路を作ることができる。
11週 板金 各種手工具,機械を用いた曲げ加工ができる。
12週 板金 各種手工具,機械を用いた曲げ加工ができる。
13週 板金 各種手工具,機械を用いた曲げ加工ができる。
14週 板金 各種手工具,機械を用いた曲げ加工ができる。
15週 文献調査日 実習技術に係る文献調査ができる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の工学実験・実習能力機械系分野【実験・実習能力】機械系【実験実習】実験・実習の目標と心構えを理解し、実践できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
災害防止と安全確保のためにすべきことを理解し、実践できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
レポートの作成の仕方を理解し、実践できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
ノギスの各部の名称、構造、目盛りの読み方、使い方を理解し、計測できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14
マイクロメータの各部の名称、構造、目盛りの読み方、使い方を理解し、計測できる。3後5,後6
ダイヤルゲージ、ハイトゲージ、デプスゲージなどの使い方を理解し、計測できる。3前2,前3,前4,前5,前12,前13,前14,前15,後11,後12
けがき工具を用いてけがき線をかくことができる。3後11,後12
やすりを用いて平面仕上げができる。3後11,後12
ねじ立て工具を用いてねじを切ることができる。3後11,後12
アーク溶接の原理を理解し、アーク溶接機、アーク溶接器具、アーク溶接棒の扱い方を理解し、実践できる。4前6,前7
アーク溶接の基本作業ができる。4前6,前7
旋盤主要部の構造と機能を説明できる。4前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
旋盤の基本操作を習得し、外丸削り、端面削り、段付削り、ねじ切り、テ―パ削り、穴あけ、中ぐりなどの作業ができる。4前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
フライス盤主要部の構造と機能を説明できる。4前2,前3,前4,前5
フライス盤の基本操作を習得し、平面削りや側面削りなどの作業ができる。4前2,前3,前4,前5
ボール盤の基本操作を習得し、穴あけなどの作業ができる。4後11,後12
NC工作機械の特徴と種類、制御の原理、NCの方式、プログラミングの流れを説明できる。3前2,前3,前4,前5,前8,前9,前10,前11
少なくとも一つのNC工作機械について、各部の名称と機能、作業の基本的な流れと操作を理解し、プログラミングと基本作業ができる。3前2,前3,前4,前5,前8,前9,前10,前11

評価割合

レポート成果品・実技その他合計
総合評価割合306010100
基礎的能力3030060
専門的能力030030
分野横断的能力001010